開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金7~8
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2111000005
高等教育特論[Advanced Higher Education]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤本 正己[FUJIMOTO Masami]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤本 正己 [FUJIMOTO Masami]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
高等教育機関のひとつである大学は、12世紀ごろから存在している。長い歴史の中で大学は、独自の教育と運営を基本としながらも、国や市場といったさまざまな影響を受けながら、発展している。この授業では、高等教育の歴史と伝統、高等教育機関の教育と運営の制度の特徴、高等教育機関を取り巻く環境といった高等教育について概観する。この授業を通じて、大学とは何か、大学で学ぶ意義は何か、といった点を受講者自身の言葉で説明できることを目指す。
授業の到達目標
・高等教育の歴史と伝統について、説明できる(DP1)。
・高等教育機関の教育と運営の制度の特徴を説明できる(DP1)。
・高等教育機関を取り巻く環境について、説明できる(DP1)。
・大学とは何かを自分の言葉で説明できる(DP2)。
・大学で学ぶ意義を自分の言葉で説明できる(DP2)。
・多様な考え方を尊重し、互いに学びある雰囲気に貢献することができる(DP3)。
授業計画
【全体】
この授業は、日頃学生として学んでいる大学とは何か、大学で学ぶ意義は何か、という大学の本質を捉えることを目指している。そのため、授業では、高等教育の歴史と伝統、高等教育機関の教育と運営の制度の特徴、高等教育機関を取り巻く環境といった幅広く概観を捉えていく。授業では、個人ワークやグループワークを多用することで、自身の知識の整理や獲得、他者の知識や経験といった学習資源の獲得も視野に入れる。授業を終えるに際し、自身にとって大学とは何か、大学で学ぶ意義とは何かを自分の言葉で説明・発表をしてもらう。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
授業の目標と進め方、シラバスの説明、成績評価の方法等を説明する。
大学における教育の特徴を書籍や論文等をもとに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第2回
大学教育の特徴
大学における教育の特徴を学ぶ。
大学の歴史に関するキーワードを書籍や論文等をもとに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第3回
大学の歴史と伝統
大学における長い歴史と引き継がれている伝統について学ぶ。
大学の制度を変える出来事を書籍や論文等をもとに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第4回
大学の制度
大学を動かしている様々な制度の仕組みや特徴を学ぶ。
自身が所属する研究科の組織の特徴を調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第5回
大学の組織
大学の組織の構造や特徴について学ぶ。
大学のガバナンスを考えるための事例を書籍や論文等をもとに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第6回
大学のガバナンス
大学のガバナンスの仕組みについて学ぶ。
大学における意思決定が必要な場面を自分なりに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第7回
大学の意思決定
大学における意思決定の仕組みについて学ぶ。
自身が所属する研究科の教員の特徴を調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第8回
大学教員の特徴
大学の教員の特徴について学ぶ。
自身が所属する研究科のカリキュラムの特徴を調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第9回
大学のカリキュラム
大学のカリキュラムの仕組みや特徴について学ぶ。
学生の発達には何が重要であるかを書籍や論文等をもとに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第10回
学生の発達
学生の発達の仕組みについて学ぶ。
多様な学生を支援するためには何が必要なのかを書籍や論文等をもとに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第11回
多様な学生支援
大学で実践されている多様な学生支援について学ぶ。
大学に関連するステークホルダーを書籍や論文等をもとに調べ、説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第12回
大学のステークホルダー
大学に関連する様々なステークホルダーの意義を学ぶ。
この授業で学習してきた内容を振り返り、大学とは何か、大学で学ぶ意義について、まとめる(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第13回
プレゼンテーションの準備
高等教育論で学んだ内容を踏まえ、大学とは何か、大学で学ぶ意義を発表するための準備をする。
プレゼンテーションの発表のために必要な準備を行う(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第14回
プレゼンテーション
高等教育論で学んだ内容を踏まえ、大学とは何か、大学で学ぶ意義を発表する。
自身のプレゼンテーションを振り返り、良かった点と改善点を説明できるように準備をする(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
第15回
総括
本講義の内容を総括する。
高等教育特論で学習した内容をもとに、最終レポートを作成する(4時間)。
・グループワーク、ディスカッションを実施する
・パワーポイントを使って説明する
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 45% B: 45% C: --% D: 10%
成績評価法
・課題・最終レポート:45%
・プレゼンテーション:30%
・授業への参加:25%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は特に定めない。授業資料は修学支援システム等に適宜公開する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
大学の組織と運営
ISBN
9784472405518
著者名
中井俊樹編著
出版社
玉川大学出版部
出版年
2019
参考書
書名
大学教育と学生支援
ISBN
9784472405525
著者名
中井俊樹編著
出版社
玉川大学出版部
出版年
2021
参考書
書名
よくわかる高等教育論
ISBN
9784623091133
著者名
橋本鉱市, 阿曽沼明裕編著
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2021
備考
メッセージ
キーワード
高等教育、大学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
メール:m-fujimoto[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
研究室:大学教育機構棟4階
オフィスアワー
木曜13:30-15:30
事前に連絡をお願いします。
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