開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金5~6
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2111000006
ロボット哲学[Philosophy of Robots]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
小山 虎[KOYAMA Tora]
ー
担当教員[ローマ字表記]
小山 虎 [KOYAMA Tora]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
近年のロボットおよびAI(Artificial Intelligence:人工知能)の発達は、現代社会やわれわれの生活に大きな影響を及ぼしています。この授業では、ロボット・AI技術が関わっている哲学的・倫理学的課題を具体的なトピックに注目して概観することで、ロボット・AIの定義をはじめとする基本概念を理解し、具体的な問題に取り組む際に必要な基本スキルを身につけます。
授業の到達目標
ロボット・AIに関する哲学的・倫理的課題に関する基礎知識と基礎スキルを身につけ(DP1, DP2)、具体的な問題を分析し、検討できるようになる(DP3)。
授業計画
【全体】
この授業では、まず最初にロボット・AIの定義、歴史といった基礎概念を学びます。次に、知能や心、道徳性といった哲学・倫理学に直接関わる概念とロボット・AIのと関わりについて学びます。それから、プライバシーや法律のような哲学・倫理学に間接的に関わる分野でのロボット・AIの取り扱いについて学びます。最後に、軍事や医療などの具体的なトピックを例にして、ロボット・AI技術がどのように用いられているか、またそこからどのような社会的・倫理的問題が引き起こされているかを学びます。また、毎回の授業の最後に、その回の内容について小レポートを作成し、提出してもらいます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
講義全体の説明の後、ロボット・AIと哲学が関わる各分野について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
ロボットとは何か
ロボット・AIの定義、および両者の関係について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
ロボットの歴史
過去のロボット・AIがどのような経緯で開発されてきたのかを学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
ロボットと知能
人工知能(AI)分野の歴史とロボットとの関係について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
ロボットと心
ロボット・AIが人間のような心を持つ可能性について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
ロボットとコミュニケーション
ロボット・AIがどこまで人間のようなコミュニケーションができるかについて学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
ロボットと道徳性
ロボット・AIが人間のように行為の責任を取る可能性について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
ロボットとプライバシー
ロボット・AI技術が関わるプライバシー侵害について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
ロボットと法律
ロボット・AI技術に関連する法律の状況について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
軍事とロボット
ロボット・AI技術を用いた軍事兵器と、それが引き起こす社会的・倫理的問題について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
医療とロボット
医療・介護・福祉に関わるロボット・AI技術と、それが引き起こす社会的・倫理的問題について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
家庭とロボット
家庭で使われるロボット・AI技術と、それが引き起こす社会的・倫理的問題について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
社会とロボット
社会で使われるロボット・AI技術と、それが引き起こす社会的・倫理的問題について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
自動運転とロボット
ロボット・AI技術の応用である自動運転車と、それが引き起こす社会的・倫理的問題について学ぶ。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
まとめとふりかえり
これまでの講義の内容をふりかえり、ロボット・AIに関する哲学的・倫理的課題のまとめをおこなう。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト 45%、期末レポート 55%で評価します。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず、資料を配布します。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
ロボット、AI、哲学、倫理
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
履修条件
連絡先
koyama@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。事前にメールで連絡してください。
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