開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火7~8
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2111000007
地域言語システム特論[Advanced Regional Linguistic Systems]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
有元 光彦[ARIMOTO Mitsuhiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
有元 光彦 [ARIMOTO Mitsuhiko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
地域言語(特に日本語諸方言)の音声・音韻,語彙,文法,談話等を体系的に観察・記述することによって,それらに潜む規則性や法則性を導き出していく。具体的には,まず地域言語の言語学的な特徴を概説することによって,言語の普遍性や個別性を明らかにする。次に,それに基づき,言語の体系性(システム)について説明したうえで,現在までの言語・方言研究における課題を提示する。
授業の到達目標
日常あまり意識していない言語・方言について,具体的な事象を探索するだけでなく,システムの観点から捉えることによって,言語・方言の本質を考察する契機とする(DP1)。ここでは,観察力,科学的な思考力,分析能力を身につけることを目標とする(DP2)。また,他の言語・方言を記述しようとするときに,どのように観察すればいいか,といった方法論を修得することも目指す(DP1, DP3)。
授業計画
【全体】
前半は,日本語の諸方言について記述された文献を参照することによって,方言の多様性を言語学的に捉えていく。後半は,音声,音韻,形態(語彙),文法,談話等における様々な言語現象を体系(システム)として捉えていく。
なお,授業は日本語で行うが,講義資料として英語で書かれた文献を使用することがある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
導入
シラバスの説明,本授業の観点
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第2回
言語・方言の多様性
言語・方言とは?
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第3回
言語・方言の多様性
方言区画,言語地図など
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第4回
言語・方言の多様性
東部方言,西部方言
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第5回
言語・方言の多様性
九州方言,琉球方言
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第6回
言語・方言の多様性
現在の方言研究
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第7回
言語・方言の体系性
音声の体系
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第8回
言語・方言の体系性
音韻の体系:形態音韻論
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第9回
言語・方言の体系性
音韻の体系:形態音韻論
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第10回
言語・方言の体系性
音韻の体系:アクセント
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第11回
言語・方言の体系性
形態(語彙)の体系
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第12回
言語・方言の体系性
文法の体系
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第13回
言語・方言の体系性
文法の体系
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第14回
言語・方言の体系性
談話の体系
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第15回
言語・方言の体系性
談話の体系
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
第16回
総括
言語の体系についてのまとめ
授業内容を振り返る(学修時間の目安:1時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業態度・授業への参加度,レポートによって評価する。
授業態度・授業への参加度 40%,レポート 60%
教科書にかかわる情報
備考
教科書はなし。講義資料は,適宜Moodleに準備する。
参考書にかかわる情報
備考
適宜授業中に指示する。
メッセージ
キーワード
言語現象,仕組み,システム,地域方言
持続可能な開発目標(SDGs)
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
人間文化・社会創造概説
履修条件
言語学に関する基礎的な知識を持っている方が望ましい。
連絡先
授業中に指示する。
オフィスアワー
授業中に指示する。
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