タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火1~2   9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2111000011 表象文化特論[Advanced Culture and Representation] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
堀家 敬嗣[HORIKE Yoshitsugu]
担当教員[ローマ字表記]
堀家 敬嗣 [HORIKE Yoshitsugu]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
いま私たちはさまざまな表象文化に囲まれている。近代以降、メディアの発達もあり大衆音楽や映画といったかたちで急激に増大してきた私たちへのその関与は、今世紀に入り、とりわけインターネットを介することで速度と量の観点から圧倒的な影響を及ぼす時代になったといえる。いまや表象文化は、単に文化芸術領域における表現や事象といった位相のみに限らず、私たちの身体や精神が世界をどのように捉えるのか、その仕方をも左右し、それどころか、そうした仕方そのものが表象文化ともなりつつある。この講義では、そうした現状を踏まえながら、大衆音楽や映画を中心とした表象文化におけるイメージ生成の次第を詳細に検討する。
授業の到達目標
・さまざまな具体的文化表象に触れ、表象文化とはなにかを理解している。(DP1)
・特に大衆音楽や映画を中心とした表象文化において、いかにイメージの生成が管理され、またイメージはそこから逃れていくのかについて分析できる。(DP2)
・分析の過程や結果を日本語で表現し、他者と共有できる。(DP3)
授業計画
【全体】
20世紀以降の芸術的・文化的な事象について、参加者の関心や研究テーマに応じて「美術」や「建築」、「大衆音楽」や「映画」といった諸ジャンルをとりあげ、「表象」的なトピックをとおしてそれぞれの今日的な課題について考察する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 「表象」という概念と「表象文化論」という学問領域について 「美学」および「表象文化論」について整理・理解する。目安時間:2時間)
第2回 さまざまな表象 参加者各自が興味のある「表象」について共有する 「表象」という問題系の今日性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第3回 美術など(1) 近代としての「美術」表現など 近代における「美術」表現について整理・理解する。(目安時間:2時間
第4回 美術など(2) 「写真」が相対化した近代の「美術」表現など 近代における「美術」表現について整理・理解する。(目安時間:2時間
第5回 建築など(1) 「建築」をめぐる近代的な思想など 近代における「建築」の特徴について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第6回 建築など(2) 日本の伝統的な「建築」における近代性と近代的な西洋性など 日本の「建築」における近代性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第7回 大衆音楽など(1) 日本の「大衆音楽」における類似/模倣の問題など 日本の「大衆音楽」に反映される近代性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第8回 大衆音楽など(2) 日本の「大衆音楽」における類似/模倣の問題など 日本の「大衆音楽」に反映される近代性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第9回 大衆音楽など(3) 日本の「大衆音楽」における琴線の動揺など 「punctum/studium」について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第10回 大衆音楽など(4) 日本の「大衆音楽」における琴線の動揺など 「punctum/studium」について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第11回 ファッションなど(1) 近代的な「表象」の装置としての「ファッション」など 「ファッション」の存在様式や存在意義における近代性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第12回 ファッションなど(2) 近代的な「表象」の装置としての「ファッション」など 「ファッション」の存在様式や存在意義における近代性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第13回 映画など(1) 近代的な「表象」の装置としての「映画」など 「映画」の存在様式や存在意義における近代性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第14回 映画など(2) 近代的な「表象」の装置としての「映画」など 「映画」の存在様式や存在意義における近代性について整理・理解する。(目安時間:2時間)
第15回 総括とレポート 参加者各自の関心と研究テーマに応じた近代的/大衆的な世界のありようとしての「表象」という概念について 期末課題レポートの作成(目安時間:5時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: 30% D: 30%
成績評価法
課題や発表、演習を含め授業に関する全体をもって総合的に評価します。
上記について100%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 該当なし ISBN
著者名 出版社 出版年
備考
映像資料や音響資料等、授業内で適宜参照します。
参考書にかかわる情報
備考
参加者の関心と研究テーマに応じて適宜検討します。
メッセージ
キーワード
表象 美学 近代 大衆 芸術 美術 建築 音楽 映画 表現 メディア
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
horike@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
まずはメールにて連絡ください。

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