開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月3~4
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2111000019
エネルギー環境特論[Advanced Energy and Environment]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
重松 宏武[SHIGEMATSU Hirotake]
ー
担当教員[ローマ字表記]
重松 宏武 [SHIGEMATSU Hirotake]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
■目的
以下の4項目の達成を目指します。
1. 現代の地球環境並びにエネルギー利用に関わる問題を理解できる。
2.従来の化石エネルギーと再生可能エネルギーそれぞれの特徴を踏まえた上で、将来のあるべきエネルギー利用の枠組みを考えることができる。
3.地域社会や個人生活において、効率的なエネルギー使用のありかたを考えることができる。
■概要
21世紀における人類の最大関心事である地球環境問題を解決するためには、高度なエネルギー環境技術の絶え間ない革新が必要であるとともに、その推進役となるべき科学技術者の育成や、支援役となる一般市民の教養獲得に対応した、資源・エネルギー問題を含むエネルギー環境への理解促進が求められています。本授業では、次世代を担う(推進役または支援役となる)大学院生対象に、身近な人間社会生活における電気・エネルギー・環境(放射線、SDGs、カーボンニュートラル、STEAM教育を含む)に関する基礎・応用学習並びにそれらに関連した簡単な演示実験・参加実験を通して、地球環境やエネルギー資源など地球規模の問題、地球温暖化を防ぐために私たちができること(生活の中での省エネルギーの取り組み)、災害時におけるエネルギーの確保等について学びます。
授業の到達目標
現代の地球環境並びにエネルギー利用に関わる問題を理解する(DP2)。そのために、従来の化石エネルギーと再生可能エネルギーそれぞれの特徴を踏まえた上で、将来のあるべきエネルギー利用の枠組みを考える(DP1)。最終的には、我々が暮らす地域社会や個人生活において、効率的なエネルギー使用のありかたを考えることができる(DP1, DP3)。
授業計画
【全体】
講義形式を主体としますが、小実験や教材研究も実施します。さらに、学外での科学施設・工業施設での実習を通じて理解度の向上を目指します。(授業形態 単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
はじめに(人(生活)と自然と科学技術の共生)
授業のねらいや全体を通じた概要の説明を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
エネルギーとは
そもそも「エネルギー」とは何を意味しているのか、その他、「エネルギーの変換と保存」について説明を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
山口・日本・世界のエネルギー事情、地球環境
山口・日本・世界のエネルギー事情について解説を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
化石エネルギー、従来の発電方法・技術
水力、火力など従来の発電方法に関する解説を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
避けて通れない「原子力発電・放射線学習」とは
エネルギーミックス
原子力の長所、短所、将来的な見通し等の解説を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
再生可能エネルギー・次世代エネルギー(今後、期待される新しい発電方法)
核融合炉や宇宙太陽光発電など、次世代エネルギーに関する解説を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
SDGs、カーボンニュートラルから考えるエネルギー環境
SDGs、カーボンニュートラルをキーワードに国や地域、企業などの取り組みを紹介する。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
解決しないといけない課題、考えないといけない課題
身の回りで起こっているエネルギー環境に関わる課題に関する議論を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
エネルギー統計の分析
公開されているエネルギーに関する基本情報の見方・考え方について解説します。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
エネルギー環境教育の役割と展望
教育現場や地域で行うエネルギー環境教育の役割と展望について解説を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
緊急時・災害時のエネルギー確保と再生可能エネルギー等の利用
緊急時・災害時の対応・事前準備について解説を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
学外研修1
学外におけるエネルギー関連施設にて研修を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
学外研修2
学外におけるエネルギー関連施設にて研修を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
発表会
課題に関する個人発表を行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
総括(今、我々がすべきこと)
第1-14週で学習した内容のまとめを行う。
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 15% C: 15% D: 10%
成績評価法
授業への取組、レポート、発表・教材開発で総合的に評価する。
授業への取組 20%、レポート 30%、発表・教材開発 50%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用しません。必要に応じて資料を配布します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
図解ポケット 環境とエネルギー政策がよくわかる本
ISBN
9784798070049
著者名
関貴大
出版社
秀和システム
出版年
2023
参考書
書名
図解ポケット GX(グリーン・トランスフォーメーション)がよくわかる本
ISBN
9784798070056
著者名
関貴大、松村雄太
出版社
秀和システム
出版年
2023
備考
さらに深く学習するために必要な各種の文献なども授業中に紹介します。また、授業内で紹介する話題に関する本は数多く出版されています。自分で探す努力も惜しまないで欲しい。
メッセージ
キーワード
エネルギー環境、エネルギー問題
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
対話を重視したいですので、講義に関する質問は電話やメールでの連絡は原則受け付けません。直接、居室(教育学部A棟324号室)に来てください。(緊急時:shigema@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
月曜日14時-18時、水曜日9時-12時、その他の平日18-23時。なお、左記以外の時間においても随時受け付けますので声をかけてください。
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