開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月5~6
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2111000020
自然環境特論[Advanced Natural Environmental Studies]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
柴田 勝[SHIBATA Masaru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
柴田 勝 [SHIBATA Masaru]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
自然環境は人々の生活と密接にかかわっており、多くの生物との相互作用やその理解が不可欠である。本講義では、自然環境のうち、特に気候、植生およびそれらの形成過程を含めた概要を学ぶ。また、定量的に自然を捉えるための基礎となる数値解析、モデル構築などを含めたデータに基づいた自然環境の変化やなどを理解する。
授業の到達目標
気候と植生の関係を学び、モデル化による植物の理解などを通じて、いままで感覚的に捉えられえいた現象を具体的な定量的変化と捉え、理解することができる力を養う(DP1)。また、それらを基礎として、環境変化による自然のバランスがどのように変化するかを予測することで、自然と環境とのかかわりからグリーン社会を目指す現在の技術について考えていく(DP1, DP2, DP3)。
授業計画
【全体】
森林科学に関連する植物生理学を対象に光合成の基礎から森林生態系における役割までを学ぶ。前半では光反応やカルビンサイクルなどの基礎を理解し、中盤では環境要因やCO2濃度が光合成に与える影響について考え、後半では森林管理や気候変動との関係を考察し、研究論文を通じて最新の知見を取入れて、理解を深める。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンスとイントロダクション
植物生理学の概要、光合成と森林科学の関係
植物生理学の基礎を予習復習(4時間以上)する。
第2回
光合成の基礎:光反応
光エネルギーの吸収、電子伝達、ATP合成
光反応に関する資料を読み、理解する。予習復習(4時間以上)
第3回
光合成の基礎:カルビンサイクル
カルビンサイクルの詳細と光合成産物の合成
カルビンサイクルの反応過程を予習復習(4時間以上)
第4回
植物の光受容メカニズム
フィトクロム、クリプトクロムなどの光受容体の役割
植物の光受容体について調査(4時間以上)
第5回
環境要因と光合成効率
光、温度、水分、CO2濃度と光合成効率の関係
環境要因と光合成効率の関係を調べる(4時間以上)
第6回
森林における光合成の役割
森林における光合成の役割と林冠構造の影響
森林光合成に関する論文を読む(4時間以上)
第7回
CO2濃度と光合成
大気中CO2濃度の変化と光合成速度への影響
CO2濃度と光合成速度の関係を調べまとめる(4時間以上)
第8回
植物の水分利用効率と光合成
水分利用効率の向上と乾燥ストレス下での光合成
水分利用効率と光合成の関連を予習復習(4時間以上)
第9回
森林の炭素固定メカニズム
森林が大気中の炭素をどのように固定するかを解説
炭素固定メカニズムの調査(4時間以上)
第10回
森林生態系の光合成モデル
光合成モデルを用いた森林生態系の解析
光合成モデルの計算演習予(4時間以上)
第11回
森林の光合成と気候変動
光合成と気候変動の相互作用と森林への影響
光合成と気候変動に関する文献を調べまとめる(4時間以上)
第12回
光合成研究の最新技術
リモートセンシングや分光法による光合成研究の進展
光合成研究の新技術について調査(4時間以上)
第13回
森林の光合成管理と実務応用
光合成を最大化するための森林管理技術
森林管理技術に関する事例を調べる(4時間以上)
第14回
研究論文のレビューとディスカッション1
最新の研究論文をレビューし、理解を深める
研究論文の内容をまとめる(4時間以上)
第15回
研究論文のレビューとディスカッション2
最新の研究論文をレビューし、理解を深める
研究論文の内容をまとめる(4時間以上)
第16回
総括と理解度の確認
全体の復習と理解度の確認、質疑応答
全体の復習と理解度の確認、質疑応答
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 20% D: 20%
成績評価法
*成績評価方法*:
以下を基礎として総合的に評価する。
授業外レポート 30%
プレゼンテーション 30%
試験 40%
教科書にかかわる情報
備考
講義時間内に配布するプリントなどを使用する
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
履修条件
連絡先
shibata@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
毎週水曜 12:00-13:00 可能な限り、事前に予約を入れること
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