タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月5~6   6.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2112000006 第二言語習得特論[Advanced Second Language Acquisition] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
川﨑 千枝見[KAWASAKI Chiemi]
担当教員[ローマ字表記]
川﨑 千枝見 [KAWASAKI Chiemi]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
第二言語習得の理論の変遷をたどり、代表的な理論やモデルについての知識を得る。
その上で、学習者言語に共通してみられる第二言語発達の特徴(習得順序や言語転移など)について理解を深めるとともに、環境、言語適性や動機付けといった個人差要因が習得に及ぼす影響について考えていく。
授業の到達目標
・言語習得の過程における普遍性と個別性について、理解し(DP1)、学習者の中間言語を理論やモデルに照らし合わせて考えることができる(DP2)
・言語習得の観点から言語教育現場のありかたについて考察を深める(DP1,2)
・言語習得研究の手法を理解し、データ収集・分析を行う基礎を身につける(DP3)
授業計画
【全体】
まずは言語習得の原点である第一言語習得をとりあげ、ことばの発達や研究アプローチについて学ぶ。
次に、第二言語習得の研究について、理論の変遷、研究アプローチを概観したうえで、第二言語の発達過程について代表的な研究を取り上げつつ理解を深めていく。さらに第二言語習得に影響を及ぼす環境や学習者要因についても先行研究や事例を踏まえて理解し、議論していく。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 第二言語習得論とは
第二言語習得研究を概観し、学習者の誤用の重要性を知る
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 第一言語習得の研究-1
ことばの発達、ことばによる社会化
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 第一言語習得の研究-2
脳の発達と第一言語習得、第一言語習得研究のさまざまなアプローチ
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 第二言語習得理論の変遷
初期のSLA研究、「中間言語」
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 第二言語習得研究のアプローチ
生得的アプローチ、認知的アプローチなど
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 第二言語の発達過程
学習者言語の特徴と発達過程における現象、発達段階
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 第二言語習得における第一言語の影響
見解の変遷、言語転移の可能性
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 教室における第二言語習得
自然習得と教室習得、教室におけるインターアクション
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 教室指導の効果に関する研究
習得過程へのインパクト、Focus on Form
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 言語習得のメカニズム
意識、言語学習のプロセスとメカニズム
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 学習者要因 - 年齢
年齢と第二言語習得、年齢とバイリンガリズム
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 学習者要因 - 認知的要因
言語適性、学習ストラテジー
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 学習者要因 - 情意的要因
動機付け、性格要因
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 社会文化的要因と第二言語習得
ピジン化仮説、文化変容モデル、複言語・複文化主義
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 第二言語習得研究の意義

まとめ
言語教育と第二言語習得研究
授業計画に沿って復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 15% C: 50% D: --%
成績評価法
授業参加(ディスカッション)20%、発表40%、レポート40%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 日本語教師のための新しい言語習得概論 ISBN 9784883198832
著者名 小柳かおる著 出版社 スリーエーネットワーク 出版年 2021
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 気候変動に具体的な対策を
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
履修条件
連絡先
川﨑千枝見 ckawa@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日 13:00~14:30

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