開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
月7~8
8.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2112000009
異文化間心理学特論[Advanced Intercultural Psychology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
中野 祥子[NAKANO Sachiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
中野 祥子 [NAKANO Sachiko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義では、異文化間における対人関係の形成および文化移行に伴う心理的反応について学ぶとともに、研究目的にあった分析方法を選び、実際に分析する力を身につけることを目的とする。授業の前半では、異文化間における対人関係の形成についての基礎知識を学ぶ。具体的には1)異文化の存在と影響への気づき、2)異文化接触場面での反応と動態の理解、3)異文化性に対処するための認知と行動、について、異文化学習モデルに即して段階的に学ぶ。 基本的な知識を習得した後、異文化間教育や異文化間心理学で用いられる分析方法について、量的・質的・縦断・横断の様々な手法について学ぶ。授業の終盤では、いずれかの手法を選び、実施に分析をしてみるといった演習形式の授業を行う。
授業の到達目標
・自分の属している文化・社会についての理解を深め、複眼的、俯瞰的に物事を捉え、異文化に接するときに必要な柔軟な思考を身につける(DP1)。
・異文化接触時に起きる人間の心理的変化について理解できるようになる(DP1)。
・異文化間心理学に関する国内外の文献や論文を購読し、研究に必要な知識および最新の研究動向と分析手法について学ぶ(DP1,DP2)。
・異文化間心理学に関する研究課題を設定し、研究計画を立て、調査および分析、考察ができるようになる(DP3)。
授業計画
【全体】
授業の前半では、異文化接触時の認知・感情・行動および異文化間における対人関係の形成についての基礎知識を学びます。基本的な知識を習得した後、関連分野の文献を購読しながら、研究デザインに注目し、異文化間教育や異文化間心理学で用いられる分析方法について学ぶ。授業の終盤では、いずれかの手法を選び、実施に分析をし、発表する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
・講義の目標と進め方、成績評価の方法説明
・異文化間心理学導入
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第2回
異文化接触理論
・異文化下における認知・感情・行動の変遷について
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第3回
異文化間対人関係形成
・関連分野の研究の動向について概観
・異文化間における対人関係形成について
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第4回
異文化学習モデル1
・AUC-GSモデルについて解説
・異文化への気づきと理解を促す学習法の実践
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第5回
異文化学習モデル2
・異文化への対処についての学習法の実践
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第6回
研究方法、研究デザイン導入
・研究デザインについて解説
・関連分野でよく」用いられる研究法について紹介
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第7回
論文購読1
・文献を購読し、研究デザインや分析法について解説
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第8回
論文購読2
・文献を購読し、研究デザインや分析法について解説
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第9回
論文購読3
・文献を購読し、研究デザインや分析法について解説
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第10回
研究方法実践1
・受講生の興味に基づいた分析法を選び実践
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第11回
研究方法 実践2
・受講生の興味に基づいた分析法を選び実践
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第12回
研究方法 実践3
・受講生の興味に基づいた分析法を選び実践
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第13回
プレゼン準備
・自らの問いを立て、実際に分析を行う
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第14回
プレゼンテーション
・発表、討論、講評を行う
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
第15回
プレゼンテーション
・発表、討論、講評を行う
授業計画に沿って予習・復習を行う。(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 40% C: 20% D: 20%
成績評価法
プレゼンテーション:60%、宿題:20%、授業内レポート:10%、授業態度:10%。
出席は欠格条件とし、4回以上の欠席は欠格となります。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は不要です。授業中にプリント等を配布します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
異文化間教育事典
ISBN
475035399X
著者名
異文化間教育学会
出版社
明石書店
出版年
2022
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
s-nakano@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日:16:30-17:30
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