開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木7~8
3.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2112000022
実践人類学特論[Advanced Practical Anthropology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
岡田 菜穂子[OKADA Nahoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
岡田 菜穂子 [OKADA Nahoko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
●目的:本講義では、日本の高等教育機関における障害学生修学支援を中心に、「障害」や「支援」の文化的側面に目を向けるとともに、支援実施上のポイントを議論することで、現代社会における支援上の課題と対応の可能性を把握することを目的とする。
●概要:具体的には、「障害」という概念の文化的側面に注目し、関連文献を参照しながら「障害」への文化的対応が多様であるという点とともに、「支援」の範囲や必要性の判断もまた、文化的価値観に裏付けられた行為であり得ることを確認する。そのうえで、支援実践に際してのマネジメントやコーディネートのポイントを障害者支援の現場での実践例をもとに議論したい。特に高等教育機関での障害等のある学生への修学支援の実施状況を概観しながら、近年の支援ニーズの増加・多様化といった動向への対応の可能性を検討したい。
授業の到達目標
障害の文化的意味付けの理解を深めるとともに(DP1/DP2)、支援が必要とされる背景を整理し(DP2)、そのうえで、課題への現実的な対応方法を検討する力を養う(DP3)。
授業計画
【全体】
●講義中心の授業です。講義内容に関する意見や発言を求めます。
●授業は、参考資料や講義資料を解説する形で進行します。
●講義資料は「修学支援システム」で共有します。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
授業の目的と進行について説明する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第2回
障害と文化
事例をもとに、障害の文化・社会な意味づけについて議論する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第3回
障害と文化
事例をもとに、障害の文化・社会な意味づけについて議論する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第4回
障害と文化
事例をもとに、障害の文化・社会な意味づけについて議論する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
授業内レポートあり
第5回
支援と文化
事例をもとに、文化・社会の視点から支援について議論する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第6回
支援と文化
事例をもとに、文化・社会の視点から支援について議論する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第7回
支援と文化
事例をもとに、文化・社会の視点から支援について議論する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
授業内レポートあり
第8回
障害と支援ニーズ
高等教育機関における障害学生支援を例に、支援ニーズが形成される背景を分析する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第9回
環境と支援ニーズ
高等教育機関における障害学生支援を例に、支援ニーズが形成される背景を分析する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第10回
支援組織と支援ニーズ
高等教育機関における障害学生支援を例に、支援ニーズが形成される背景を分析する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
授業内レポートあり
第11回
高等教育機関における支援ニーズの動向
日本学生支援機構の実態調査等を例に、近年の高等教育機関における障害学生支援の動向を概観する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第12回
支援リソースと支援コーディネート
高等教育機関における障害学生支援を例に、支援リソースの確保と支援コーディネートの重要性を確認する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
授業内レポートあり
第13回
支援ニーズへの対応
高等教育機関における障害学生支援を例に、支援ニーズへの柔軟な対応可能性を検討する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第14回
支援ニーズへの対応
高等教育機関における障害学生支援を例に、支援ニーズへの柔軟な対応可能性を検討する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
第15回
支援ニーズへの対応
高等教育機関における障害学生支援を例に、支援ニーズへの柔軟な対応可能性を検討する。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
授業内レポートあり
第16回
総括
講義全体を通しての振返りを行う。
授業資料の確認、授業内容の復習(目安:2時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: --%
成績評価法
授業への取り組み、授業内レポート、学期末レポートで評価します。
(授業への取り組み20%+授業内レポート30%+学期末レポート50%)
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
障害と文化 : 非欧米世界からの障害観の問いなおし
ISBN
9784750322728
著者名
ベネディクト・イングスタッド, スーザン・レイノルズ・ホワイト編著 ; 中村満紀男, 山口惠里子監訳
出版社
明石書店
出版年
2006
参考書
書名
スティグマの社会学 : 烙印を押されたアイデンティティ
ISBN
4796700439
著者名
アーヴィング・ゴッフマン著 ; 石黒毅訳
出版社
せりか書房
出版年
2001
参考書
書名
グローバリゼーションとつながりの人類学
ISBN
9784909544193
著者名
越智郁乃 [ほか] 編
出版社
七月社
出版年
2021
備考
日本学生支援機構「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」
https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_shogai_syugaku/index.html
参考書は、授業で取り上げる内容に関連するものです。
購入する必要はありませんが、必要に応じて授業内容を補填する資料として活用してください。
メッセージ
キーワード
障害、文化、高等教育、支援コーディネート、アクセシビリティ支援
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
連絡先
岡田菜穂子(おかだ なほこ)
●メール nahokoo@yamaguchi-u.ac.jp
●電話 083-933-5081(研究室:繋がりにくい場合はメールをお願いします)
オフィスアワー
●木曜10:00-11:00
●面談を希望する場合は、事前にメールで予定を確認してください。
●授業に関する相談や授業内容に関する問い合わせは、メールでも受付ます。
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