タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木9~12   4.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3151600017 看護管理学特論 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
赤田 いづみ[AKADA Izumi]
担当教員[ローマ字表記]
赤田 いづみ [AKADA Izumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
看護管理の基盤となる理論および高度実践看護師の役割・機能を発揮するために必要となるマネジメントの基礎知識とスキルを教授する。看護組織の運営、人材育成と活用、専門職間の連携・協働と調整、医療安全、看護政策に関するマネジメントの実際について学び、専門分野の現場で活用、実践できる能力を養う。
看護管理の実務経験をもつ教員が、看護組織のマネジメント、看護サービスの質と評価、人材育成と活用、チーム医療におけるマネジメント、医療安全、管理の研究について講義を行う。看護政策については、看護行政の管理者が講義を担当する。
授業の到達目標
1.看護管理の基盤となる理論について理解する
2.看護組織のマネジメントについて理解する
3.看護サービスの質管理について理解する
4.人材育成と活用のマネジメントについて理解する
5.多職種間の調整役割と方法について理解する
6.医療安全におけるマネジメントについて理解する
7.看護職が政策決定プロセスに参画する意義と方法について理解する
授業計画
【全体】
講義、文献レビュー、プレゼンテーション、ディスカッションを通して看護管理の基礎知識とスキル、マネジメントの実際を学ぶ。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業ガイダンス
看護管理概説(組織論)
看護管理の概念、組織の成り立ちと構造、組織論について学ぶ 参考文献等をもとに、予習2時間と復習2時間を行う
第2回 組織文化・組織変革 組織文化、組織変革に関する基礎知識とマネジメントについて学ぶ 参考文献等をもとに、予習2時間と復習2時間を行う
第3回 リーダーシップ リーダーシップ理論の変化や発展を概観し、組織におけるリーダーシップの役割、看護活動の場におけるリーダーシップ・スタイルの適用について討議する 関心のあるリーダーシップ理論を1つ選び、それについて調べ発表用にまとめる(所要時間4時間)。復習1時間を行う
第4回 看護サービスと質の評価 看護サービスと質の評価に関する基礎知識および実際について学ぶ 授業計画に沿って、予習2時間と復習2時間を行う
第5回 看護組織のマネジメント 病院における看護組織の運営の実際について学ぶ 授業計画に沿って、予習2時間と復習2時間を行う
第6回 人材の育成と活用 クリニカルラダーと活用の実際について学ぶ 授業計画に沿って、予習2時間と復習2時間を行う
第7回 チーム医療におけるマネジメント(1) チーム医療における連携・協働について学ぶ 授業計画に沿って、予習2時間と復習2時間を行う
第8回 チーム医療におけるマネジメント(2) 医療チームにおける看護職の調整役割について学ぶ 授業計画に沿って、予習2時間と復習2時間を行う
第9回 チーム医療におけるマネジメント(3) 臨床場面でのチーム医療の現状と課題、対策についてプレゼンテーションし、医療チームにおける調整の実際について討議する 自己の所属するチーム医療の現状と問題、その対策について、発表用にまとめる。所要時間6時間)
第10回 医療安全におけるマネジメント(1) 臨床で実践されている医療安全とそのマネジメントの実際について学ぶ 授業計画に沿って、予習2時間と復習2時間を行う
第11回 医療安全におけるマネジメント(2) 自己の所属する組織で取り組んでいる医療安全対策についてプレゼンテーションし、その問題点と解決策について討議する 自己の所属する組織で取り組んでいる医療安全対策について発表用にまとめる(所要時間6時間)
第12回 看護管理の研究 近年の看護管理に関する研究とその動向について学ぶ。自身の関心のある看護管理に関する研究計画を提案し、討議する。 自己の関心のある看護管理分野の研究論文を参考に、自身が関心のある看護管理研究の研究計画を立案し、発表用にまとめる(所要時間6時間)
第13回 看護政策と制度(1) 看護政策・制度の動向について学ぶ 参考文献等をもとに、予習2時間と復習2時間を行う
第14回 看護政策と制度(2) 政策決定プロセス、看護職による政策活動の実際について学ぶ
参考文献等をもとに、予習2時間と復習2時間を行う
第15回 看護政策と制度(3) プレゼンテーションをもとに課題解決のための方法について討議する 社会や看護の現場の中で関心のある看護政策上の課題について調べ発表用にまとめる(所要時間6時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 20% C: --% D: 20%
成績評価法
評価は、授業態度、授業への参加度(ディスカッション)50%、、課題レポート10%、プレゼンテーション40%で行う。
教科書にかかわる情報
備考
授業で使用する資料は、別途配付します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 看護管理学習テキスト 第3版 第1巻 ヘルスケアシステム論 2025年版 ISBN 9784818029316
著者名 監修:井部俊子 編集:増野園惠 出版社 日本看護協会出版会 出版年 2025
参考書 書名 看護管理学習テキスト 第3版 第2巻 看護サービスの質管理 2025年版 ISBN 9784818029323
著者名 監修:井部俊子 編集:秋山智弥 出版社 日本看護協会出版会 出版年 2025
参考書 書名 看護管理学習テキスト 第3版 第3巻 人材管理論 2025年版 ISBN 9784818029330
著者名 監修:井部俊子 編集:手島恵 出版社 日本看護協会出版会 出版年 2025
参考書 書名 看護管理学習テキスト 第3版 第4巻 組織管理論 2025年版 ISBN 9784818029347
著者名 監修:井部俊子 編集:勝原裕美子 出版社 日本看護協会出版会 出版年 2025
参考書 書名 学習課題とクイズで学ぶ看護マネジメント入門第2版 ISBN 9784818022768
著者名 原玲子 出版社 日本看護協会出版会 出版年 2022
備考
上記以外は、授業時に提示します。
メッセージ
・シラバスの内容が変更となる場合があります。詳細は別途お知らせします。
・状況により、遠隔で授業を実施することがあります。
・授業内でディスカッションをする機会が多くあり、履修生2名以上での開講が望ましいため、履修を希望される際は事前に連絡をお願いします。

キーワード
看護管理、組織、組織文化、組織変革、リーダーシップ、サービスの質、人材育成、クリニカルラダー、チーム医療、医療安全、ケアマネジメント、多職種連携、調整、看護政策、高度実践看護師、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
赤田いづみ:i-akada@yamaguchi-u.ac.jp TEL 0836-22-2822

オフィスアワー
メールでアポイントメントをとって下さい。

ページの先頭へ