開講年度
開講学部等
2025
大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火3~4,火11~12
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3151600107
地域看護学特論Ⅰ[Community Nursing Ⅰ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
牛尾 裕子[USHIO Yuko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
牛尾 裕子 [USHIO Yuko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
保健学専攻博士前期課程では、地域医療の実践の場あるいは保健行政の場において管理・運営を担える人材を養成することを目指し、2年間で学位論文を纏めることが課題とされています。本科目では、そのための基本的な能力を修得することを目指します。具体的には、受講者個々の実践経験に基づき保健医療福祉において探究する課題の明確化に取り組みます。そのプロセスにおいて、その課題を探究するために必要となる、発想力、論理的思考力及び説明力を修得します。
授業の到達目標
保健医療福祉の実践現場の課題を探求することに必要となる、発想力、論理的思考力、説明力を修得する。
授業計画
【全体】
下記の内容から授業を構成します。
1議論の構造
2文献検索
3学術論文読解
4プレゼンテーション技法
以上について演習課題に取り組むことを通して、論理的思考力、説明力等を修得します。
本科目の最終レポート課題は、以下の通りです。
「各自テーマを設定し、文献検討により現代の我が国の保健医療福祉の現状を分析し、看護の立場から組織的変革が必要と考える課題を、その根拠と共に論理的に述べよ」
この科目の一部は履修者の状況に応じ、オンラインで実施することがあります。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
科目オリエンテーション
本授業のねらいと進め方
大学院で取り組みと研究課題に関する問題意識の共有
シラバスにより本授業内容の把握と質問を考える(1時間程度)
第2回
論理的思考
論理的思考と科学的思考
理論的思考と科学的思考について事前学習する。授業資料を用いて振り返る(4時間程度)
第3回
議論の流れを読み解く
接続関係についてのミニレクチャーとミニワーク
事前課題と議論の構造を読み解くための宿題に取り組む(4時間程度)
第4回
議論の流れを読み解く
議論の構造を読み解くワークに取り組む
テキスト①の指定箇所を事前学習及び復習(4時間程度)
第5回
論証の構造
論証の構造ミニレクチャー
テキスト①の指定個所を事前学習及び復習(4時間程度)
第6回
文献検索の方法
文献検索の基本と方法
授業資料で復習し、文献検索に取り組む(4時間程度)
第7回
文献検索の実際
文献検索を試行する
文献検討の問い
文献検索に取り組む(4時間程度)
第8回
文献検索の実際
文献検討計画の発表
文献検討計画に従い文献を検索し、文献を選定する(4時間程度)
第9回
文献検索の実際
選定した文献を読み解く
文献の整理分析
文献検討に取り組む。(4時間程度)
第10回
医療におけるエビデンスとナラティブ
医療におけるエビデンスとナラティブ概説
テキスト②の指定した箇所を読み課題に取り組む。(4時間程度)
第11回
地域保健におけるエビデンスとナラティブ
事前課題を報告し議論
テキスト②で復習(4時間程度)
第12回
学術論文を読み解く
自身の課題に関連する学術論文のプレゼンテーションと討議
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化に取り組む。(4時間程度)
第13回
プレゼンテーション技法
分かりやすいプレゼンテーションの基本
自身のこれまでのプレゼンテーション経験を振り返りまとめる。プレゼンテーション準備
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化に取り組む。(4時間程度)
第14回
プレゼンテーション技法
プレゼンテーションのデモンストレーション
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化に取り組む。(4時間程度)
第15回
論文作成の基本
論文作成の基本
最終レポート課題中間報告
文献検討の問いに応じた文献をクリティークし、課題の明確化、レポート作成に取り組む。(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 40% C: --% D: 10%
成績評価法
授業中の課題プレゼンテーション、ディスカッションと最終レポートで評価します。
課題プレゼンテーション 30%
授業中のディスカッション 20%
最終レポート 50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
①新版論理トレーニング
ISBN
9784782802113
著者名
野矢茂樹著
出版社
産業図書
出版年
教科書
書名
②医療におけるナラティブとエビデンス
ISBN
9784866160108
著者名
斎藤清二
出版社
遠見書房
出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
看護研究のための文献検索ガイド
ISBN
9784818014985
著者名
山崎茂明, 六本木淑恵著
出版社
日本看護協会出版会
出版年
2010
参考書
書名
②新版 論文の教室
ISBN
9784140912720
著者名
戸田山和久
出版社
NHK出版
出版年
参考書
書名
③わかりやすい説明の技術
ISBN
4062573873
著者名
藤沢晃治
出版社
講談社
出版年
備考
メッセージ
キーワード
論理的思考、クリティカルシンキング、エビデンス、ナラティブ、文献検討、プレゼンテーション
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
ヘルスプロモーション特論、地域看護学演習Ⅰ、地域看護学特論Ⅱ、地域看護学演習Ⅱ
履修条件
連絡先
牛尾裕子 y_ushio@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時(要アポイントメント)
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