開講年度
開講学部等
2025
大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木3~4,木11~12
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3151600109
地域看護学特論Ⅱ[Community Nursing Ⅱ]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
牛尾 裕子[USHIO Yuko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
牛尾 裕子 [USHIO Yuko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
コミュニティを対象とした看護活動の展開方法を、その理論的基盤とともに修得する。地域診断、事業・ヘルスプロモーションの評価に関わるモデル・理論を学び、紙面上の事例をもとに、コミュニティの健康にかかわる課題をアセスメント・分析し、計画立案あるいは既存の活動や事業などを評価に取り組む。これにより、コミュニティの健康を高めるPDCAの展開過程を実践的に学び、コミュニティを対象とした看護活動の実践能力を修得する。同時に、看護実践の方法論上の課題を探索し、その課題への研究的アプローチを考察する。
授業の到達目標
1.コミュニティを対象とした看護活動の実践能力を修得する。
2.コミュニティを対象とした看護実践の方法論上の課題と課題への研究的アプローチを考察する。
授業計画
【全体】
地域診断や地域保健活動の評価に関わる理論やモデルは講義等で紹介する。
紙面上の事例をもとに、コミュニティの健康にかかわる課題をアセスメント・分析し、計画立案あるいは既存の活動や事業などを評価に取り組みその結果を教員と院生同士で議論する。
自身の経験等に基づきコミュニティを対象とした看護実践の方法論上の課題と考えることを一つ取り上げ、方法論を確立するための研究的アプローチについて教員と院生同士で議論する。
この科目の一部は、履修者の状況に応じて、オンラインで実施することがあります。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
科目オリエンテーション
本授業のねらいと進め方
地域看護の方法論上の課題についての意見交換
シラバスを把握し質問を考える。次の授業の課題に取り組む。(4時間程度)
第2回
地域診断の理論とモデル
地域診断とは
事前課題資料及び復習次の授業課題の取り組み(4時間程度)
第3回
事例を用いたディスカッション
実践現場における地域診断
次の授業課題の取組(4時間程度)
第4回
地域保健活動の評価の理論とモデル
地域保健活動の評価
次の授業課題の取組(4時間程度)
第5回
事業評価の実際
事業評価の実際についての議論
次の授業課題の取組(4時間程度)
第6回
地域保健活動の展開
PDCAサイクル
次の授業課題の取組(4時間程度)
第7回
政策体系の理解
政策・施策・事業の体系と実際
政策・施策・事業の基本についての事前学習と復習(4時間程度)
第8回
政策過程
政策過程の理論・モデル
政策過程についての事前学習と復習(4時間程度)
第9回
演習事例の分析とディスカッション
事業化施策化の方法論を用いた分析
テキスト②の事例の読解(4時間程度)
第10回
演習事例の分析とディスカッション
「個」から始まる地区活動事例演習
テキスト①の課題の取組(4時間程度)
第11回
演習事例の分析とディスカッション
「個」から始まる地区活動事例演習
テキスト①の課題の取組(4時間程度)
第12回
地域看護活動の展開モデル
コミュニティアズパートナーモデル
コミュニティアズパートナーモデルの事前学習とモデルを用いた事例分析の実際の学習(4時間程度)
第13回
地域看護活動の展開モデル 米国におけるモデル理論の発展
ホイールモデル他
事前学習課題の取組(4時間程度)
第14回
地域看護活動展開モデル構築の実際
研究知見についてのディスカッション
事前学習課題の取組(4時間程度)
第15回
まとめ
振り返り
授業資料の振り返り、レポート作成(6時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 10%
成績評価法
課題取り組み状況と授業での議論への参加状況及び最終レポートから評価する。
課題取り組み状況 35%
授業での議論への参加状況 15%
最終レポート 50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
①ワークブック 地域/公衆衛生活動事例演習
ISBN
9784904363751
著者名
牛尾裕子、佐藤紀子、田村須賀子編
出版社
クオリティケア
出版年
教科書
書名
②保健医療福祉専門職のための事業化・施策化のすすめ方
ISBN
9784904363720
著者名
吉岡京子編著
出版社
クオリティケア
出版年
備考
その他適宜資料を提示する
参考書にかかわる情報
参考書
書名
Public Health Nursing Population-Centered Health Care in the Community
ISBN
9780323582247
著者名
Stanhope M. ,Lancaster J
出版社
Elsevier
出版年
2020
参考書
書名
コミュニティアズパートナー地域看護学の理論と実際第二版
ISBN
9784260003261
著者名
エリザベスT.アンダーソン,ジュディス・マクファーレン著,金川克子他訳
出版社
医学書院
出版年
2002
備考
メッセージ
キーワード
公衆衛生看護,PDCAサイクル、地域診断、事業評価、地域保健活動評価、施策化、事業化、組織化活動
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
ヘルスプロモーション特論、地域看護学特論Ⅰ、地域看護学演習Ⅰ、地域看護学演習Ⅱ
履修条件
連絡先
牛尾裕子 y_ushio@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時(要アポイントメント)
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