山口大学教務システム - 3152600236-がん緩和ケア学特論Ⅲ

開講年度	開講学部等
2025	大学院医学系研究科（博士前期）
開講学期	曜日時限	授業形態	AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
後期	水9～10,水13～14		5.5
時間割番号	科目名[英文名]			使用言語	単位数
3152600236	がん緩和ケア学特論Ⅲ			日本語	2
担当教員（責任）[ローマ字表記]					メディア授業
齊田　菜穂子[SAITA Nahoko]					ー
担当教員[ローマ字表記]
齊田　菜穂子　[SAITA Nahoko], 田中愛子　[TANAKA Aiko], 安達圭一郎　[ADACHI Keiichiro], 上田真寿美　[UEDA Masumi], 田中秀和
特定科目区分		対象学生		対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目			カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)

授業の目的と概要

がん患者・家族の、がん、がん治療がもたらすあらゆる苦痛および苦悩を緩和するため、薬物療法だけでなく、理学療法的介入、心理的な支援など包括的な介入、リソースを活用して展開する方法を学ぶ。エビデンスに基づいた代替・相補療法などを用いて創意工夫を凝らすとともに、身体、心理、社会、霊的な援助法を探求する。放射線科医師には、実際の治療を映像を含めて教授する。

授業の到達目標


1.がんや治療がもたらす苦痛や苦悩を緩和する方法を理解する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2.患者のＱＯＬの維持・向上を促す身体、心理、社会、霊的な援助法についてトータルペインの視点から探求する。

授業計画

【全体】

がん患者の生活の質を維持・向上することができるよう、がん、がん治療がもたらすあらゆる苦痛症状及び苦悩を緩和するため、薬物療法や代替・相補療法を学修する。それらを用いて事例を展開する中で、身体、心理、社会、霊的な援助法を探求する。代替・相補療法について演習する。

	項目	内容	授業時間外学習	備考

第1回	がん患者の潜在的な力を高めるための看護介入	がんの補完・代替療法の概要、援助法　　がん補完代替医療ガイドライン(講師：齊田菜穂子)	がんの補完・代替療法について準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第2回

がん患者の潜在的な力を高めるための看護介入　

漸進的筋弛緩法、演習(講師：齊田菜穂子)

漸進的筋弛緩法について、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第3回

がん患者の潜在的な力を高めるための看護介入

心理教育介入、演習(講師：安達圭一郎）

心理教育介入について、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第4回

がん患者の潜在的な力を高めるための看護介入

対人関係療法、演習(講師：安達圭一郎）

対人関係療法について、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第5回

治療の効果を高めるための看護介入

笑い、演習(講師：田中愛子)

笑いについて、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第6回

がん患者の潜在的な力を高めるための看護介入

マッサージ、演習(講師：齊田菜穂子)

マッサージについて、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第7回

がん患者に対する予防的リハビリテーション

運動療法、演習(講師：上田真寿美）

運動療法について、復習を行う。学修の所要時間４時間以上

第8回

がん患者に対する緩和的リハビリテーション

運動療法　演習(講師：上田真寿美）

運動療法について、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第9回

がん患者の潜在的な力を高めるための看護介入

タッチング、演習(講師：齊田菜穂子)

タッチングについて、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第10回

治療の効果を高めるための看護介入

セルフケア、がんサバイバーシップ、エンパワーメント(講師：齊田菜穂子)

セルフケア、がんサバイバーシップ、エンパワーメントについて、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第11回

がん患者に対するリハビリテーション

リンパ浮腫に対するケア　演習①上肢(講師：齊田菜穂子)

リンパ浮腫について、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第12回

がん患者に対するリハビリテーション

リンパ浮腫に対するケア　演習②下肢(講師：齊田菜穂子)

リンパ浮腫ケアについて、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第13回

緩和的放射線療法(骨転移、脳転移など)と看護

緩和的放射線療法(骨転移、脳転移など)と看護（講師：田中秀和、齊田菜穂子）

緩和的放射線療法について、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第14回

最新の治療を受ける患者への看護

免疫療法、ゲノム医療の看護等(講師：齊田菜穂子)

免疫療法時の看護について、準備学習を行う。学修の所要時間４時間以上

第15回

全人的苦痛をもつ患者への看護

事例検討(講師：齊田菜穂子)

事例を作成し、準備を行う。学修の所要時間４時間以上

※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】

A: --%　B: 20%　C: --%　D: 35%

成績評価法

各課題に対するプレゼンテーションとレポート　70％、最終レポート　30％

教科書にかかわる情報

備考

参考書にかかわる情報

備考

授業時に適宜紹介、資料配布

メッセージ

キーワード

補完・代替療法、運動療法、心理的な支援、リンパ浮腫、トータルペイン、がんゲノム、看護介入、実務家教員

持続可能な開発目標（SDGs）

(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

メディア授業