タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木11~12    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3152601302 再生医療・細胞療法学演習Ⅰ 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
野島 順三[NOJIMA Junzoh]
担当教員[ローマ字表記]
野島 順三 [NOJIMA Junzoh], 西川 潤 [NISHIKAWA Jun], 山本 美佐 [YAMAMOTO Misa], 高見 太郎 [TAKAMI Taroh], 藤澤 浩一 [FUJISAWA Kohichi], 松本 俊彦 [MATSUMOTO Toshihiko], 山本 直樹 [YAMAMOTO Naoki], 金重 里沙, 本木 由香里 [MOTOKI Yukari]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
山口大学大学院医学系研究科・生体情報検査学領域では,次世代の医療技術として期待される再生医療・細胞療法を担う高度な医療専門職業人(臨床培養士)の育成を目指した教育課程を実践しています。再生医療・細胞療法学特論では,医学系研究科の教員と先端医療振興財団および日本再生医療学会の専門講師のオムニバス教育により臨床培養士に必要な専門知識を教授します。さらに,再生医療・細胞療法学演習では,QCR (Quality Control Room)やCPC (Cell Processing Center)など山口大学病院関連施設にて実践参加型教育プログラムにより専門技術を修得させると共に再生医療・細胞療法に関する研究指導を行います。
授業の到達目標
・QCテストルームにおける衛生管理(清掃度区分の管理,入退室方法,手洗方法,消毒方法,微生物汚染の防止方法,自己点検方法,逸脱管理と対処方法など)や各種記録書の作成方法(ロット管理,作業点検記録,製造記録,保管記録など)について実践できる
・①無菌試験,②培地性能試験,③エンドトキシン試験および解析,④マイコプラズマ否定試験(DNA染色法,PCR法,DNA抽出法など),⑤マイコプラズマ菌株培養などQCテストに必須の試験法を習得する。
授業計画
【全体】
細胞品質テスト演習Ⅰ
QCテストルームにおける衛生管理(清掃度区分の管理,入退室方法,手洗方法,消毒方法,微生物汚染の防止方法,自己点検方法,逸脱管理と対処方法など)や各種記録書の作成方法(ロット管理,作業点検記録,製造記録,保管記録など)について演習する.

細胞品質テスト演習Ⅱ
①無菌試験,②培地性能試験,③エンドトキシン試験および解析,④マイコプラズマ否定試験(DNA染色法,PCR法,DNA抽出法など),⑤マイコプラズマ菌株培養などQCテストに必須の試験法を演習する.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 細胞培養および品質管理テストの実際―1 
【講義】「無菌試験」「マイコプラズマ否定試験」
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第2回 細胞培養および品質管理テストの実際―2 【実習】エンドトキシン試験、マイコ・コロニー形成能試験・細胞調整、マイコ・コロニー形成能試験判定 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第3回 細胞培養および品質管理テストの実際―3 【実習準備】・MCC説明・滅菌方法・試薬調整
【実習】
DNA染色法① 細胞調整、マイコ・コロニー形成能試験判定
DNA染色法② 試料添加
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第4回 細胞培養および品質管理テストの実際―4 【実習】細胞培養基本手技
・継代
・細胞の凍結・解凍
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第5回 細胞培養および品質管理テストの実際―5 【実習】細胞培養基本手技 
細胞増殖曲線実験用細胞播種
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第6回 細胞培養および品質管理テストの実際―6 【準備】免疫染色のための細胞培養
【実習】WST用細胞播種
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第7回 細胞培養および品質管理テストの実際―7 【実習】培養細胞の染色と観察
【実習】培養細胞の観察と撮影
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第8回 アイソレーター演習基礎―1  【実習】アイソレーターを使用しての細胞培養演習 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第9回 アイソレーター演習基礎―2 【実習】アイソレーターを使用しての細胞培養演習 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第10回 細胞培養および品質管理テストの実際―8 【実習】細胞評価法
・フローサイトメトリー機器説明
・細胞/試薬の調製
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第11回 細胞培養および品質管理テストの実際―9 【実習】細胞評価法
・フローサイトメトリーによる細胞表面抗原解析
・細胞生死判定
授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第12回 細胞培養および品質管理テストの実際―10 【実習】iPS細胞の作製、iPS細胞の細胞特性(FCM) 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第13回 再生医療コースセミナー1 再生医療の分野で活躍する最先端の研究者を招聘して特別セミナーを開催する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第14回 再生医療コースセミナー2 再生医療の分野で活躍する最先端の研究者を招聘して特別セミナーを開催する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第15回 再生医療コースセミナー3 再生医療の分野で活躍する最先端の研究者を招聘して特別セミナーを開催する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
課題、授業内プレゼンテーション、技能テストで評価します。
課題 30%、授業内プレゼンテーション 20%、技能テスト 50%
教科書にかかわる情報
備考
必要に応じて授業内で指示する。
参考書にかかわる情報
備考
必要に応じて授業内で指示する。
メッセージ
関連する英文論文を鈔読して知識を蓄えること。
キーワード
再生医療・細胞療法・臨床培養士
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
免疫学・分子生物学・微生物学・血液学

実務家教員による講義・演習を実施する。
履修条件
再生医療に関する知識を必要とする。
連絡先
保健学科研究棟407号室 TEL:0836-22-2824
オフィスアワー
nojima-j@yamaguchi-u.ac.jpにメールして確認ください。

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