開講年度
開講学部等
2025
大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月9~10,月13~14
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3153600233
がん看護援助特論
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
齊田 菜穂子[SAITA Nahoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
齊田 菜穂子 [SAITA Nahoko], 岩月 まり子 [IWATSUKI Mariko], 山本 知美 [YAMAMOTO Tomomi], 成清 優子 [NARIKIYO Yuko], 紙谷 恵子
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
病名・予後告知、診断、治療の選択、治療に伴うインフォームド・コンセントなどがんの診断から治療、そして再発期、終末期の過程において、がん患者や家族が抱える複雑な健康問題に対して包括的な支援を提供できるよう、エビデンスに基づいた看護援助方法について探求する。 この科目には3人のがん看護専門看護師から、学生がとらえている援助について、専門家として臨床で経験している複雑な問題に対する介入への考え方を教授する。
授業の到達目標
1.がん患者・家族が遭遇する診療・治療に伴うインフォームド・コンセント(病名・予後告知、治療の選択、診断、治療)に関わる複雑な健康問題を医療・看護に伴う倫理的諸問題を含めて理解を深める。
2.診断期、治療期、再発期、終末期でがん患者・家族が遭遇する複雑な健康問題に対するアセスメント、援助方法を検討する。
3.在宅におけるがん患者・家族が抱える問題に対するアセスメント、援助方法を検討する。
4.がんチーム医療における看護の専門性と援助方法について理解を深める。
授業計画
【全体】
がんの診断と治療の過程において、がん患者とその家族が遭遇する病名・予後告知、診断、治療の選択、治療に伴うインフォームド・コンセントに関わる複雑な問題を実践から取り出し、それに対する考え方、支援方法等理論や概念、エビデンスに基づいて、ディスカッションを行い、実践へ展開するための受講生の能動的な学修を促す。 本科目は、一部オンラインで行うことがある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
がん患者や家族の診断期にかかわる問題と看護援助
診断に必要な諸検査を受ける患者が抱える問題とアセスメント、事例展開、 援助方法の開発(講師:齊田 菜穂子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第2回
がん患者や家族の病名告知・予後告知にかかわる問題と看護援助
悪い知らせを伝えられる患者が抱える問題とアセスメント、事例展開、援助方法の開発(講師:齊田菜穂子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第3回
がん患者や家族の薬物療法にかかわる問題
薬物療法の効果とリスク、複雑な問題とアセスメント、事例展開、援助方法の開発(講師:齊田菜穂子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第4回
がんの治療を受ける患者や家族のセルフケア能力に関する問題
複雑な問題とアセスメント、看護援助法の開発、事例展開(講師:齊田菜穂子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第5回
がん患者や家族の放射線療法にかかわる問題
放射線療法の効果とリスク、複雑な問題とアセスメント、援助方法の開発 、事例展開(非常勤講師:がん看護専門看護師 山本知美)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第6回
がんチーム医療の現状と課題
がんチームケアの基盤となる考え方、現状、課題(非常勤講師:がん看護専門看護師 山本知美)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第7回
がん患者や家族の手術療法にかかわる問題
手術療法の効果とリスク、複雑な問題とアセスメント、事例展開、援助方法の開発(非常勤講師:がん看護専門看護師 岩月まり子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第8回
がん患者や家族の治療を選択するための意思決定にかかわる問題
複雑な問題とアセスメント、事例展開、援助方法の開発(非常勤講師:がん看護専門看護師 岩月まり子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第9回
再発期のがん患者と家族がかかえる問題と看護援助
身体的不安、社会的不安など複雑な問題とアセスメント、事例分析、看護援助方法の開発 (講師:がん看護専門看護師 成清優子) オンライン
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第10回
終末期のがん患者とその家族が抱える問題と看護援助
死への不安、生きる意味など複雑な問題とアセスメント、事例分析、看護援助方法の開発 (非常勤講師:がん看護専門看護師 成清優子)オンライン
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第11回
がん患者と家族の病院から在宅移行にかかわる問題と看護援助
在宅療養の動向、在宅ケアへの準備、相談室での支援方法、症状マネジメント、在宅ケアの連携・協働、社会資源(社会資源の活用) (非常勤講師:がん看護専門看護師 前田梨恵)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第12回
在宅療養中の患者と家族への看護援助
療養生活上の問題とアセスメント、がん看護専門看護師が果たす役割、支援 (非常勤講師:がん看護専門看護師 前田梨恵)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第13回
慢性の経過をたどるがん患者と家族にかかえる問題と看護援助
複雑な問題(再発の不安)とアセスメント、事例分析、看護援助方法の開発(講師:紙谷恵子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
第14回
がんサバイバーシップの理解と看護援助方法の開発
看護援助の在り方、 事例展開(講師:紙谷恵子)
授授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時
第15回
がん患者と家族へのチームアプローチ ―チームアプローチの在り方、がんチーム医療におけるがん看護専門看護師の役割と展望
がん看護専門看護師としての役割追求、役割開発(実践、相談、調整、倫理、教育、研究)(講師:齊田菜穂子)
授業内容に対するプレゼンの準備。学修の所要時間4時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
毎回の課題に対するプレゼンテーションとレポート 70% 、最終レポート 30%
教科書にかかわる情報
備考
なし。
参考書にかかわる情報
備考
授業時に適宜紹介、資料を配布する。
メッセージ
キーワード
インフォームド・コンセント、意思決定支援、セルフケア能力、在宅、チーム医療、看護援助法、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
齊田 菜穂子:22-2855 naho[at]yamaguchi-u.ac.jp
紙谷 恵子 :22-2813 kamitani[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えメールしてください。
オフィスアワー
平日、研究室に在否を確認して訪室して下さい。
ページの先頭へ