タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年 集中   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3153600239 がん看護学実習Ⅱ 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
齊田 菜穂子[SAITA Nahoko]
担当教員[ローマ字表記]
齊田 菜穂子 [SAITA Nahoko], 紙谷 恵子
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
がん治療を受ける患者を対象に、がん治療を専門とする医師の指導のもと、がんの診断や治療過程を理解し、がん治療に伴う臨床判断や身体管理、治療に必要な看護援助を行うために必要となる高度な臨床判断能力を習得する。また、ケア(care)とキュア(cure)を統合させた高度な臨床判断能力や身体管理の方法、また直接ケアを行う能力を養う。さらに、外来でがん治療を行う患者やその家族の療養生活の実際を学び、がん看護専門看護師の役割と在宅療養に向けた看護支援を探求する。
授業の到達目標
1)がん治療を受けている患者の疾患の診断や治療を説明することができる。
2)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の身体状況をアセスメントできる。
3)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の疾患・治療による身体管理や有害事象の実際を学び、高度な臨床判断能力を習得する。
4))臨床判断をもとにがん治療を受ける患者の治療・療養過程全般を管理し,ケア(care)とキュア(cure)を統合した高度看護実践を提供できる能力を習得する。
5)外来でがん治療を行う患者の在宅での身体管理や看護支援について探求できる。
授業計画
【全体】
1)実習生は実習に向けて十分な学習を行い、実習目標をもとに指導医、指導看護師の助言を受けながら、実習計画を立てる。
2)がん治療を受ける患者を指導医から1~2名程度紹介してもらい、患者を受け持ち、指導医とともに、フィジカルアセスメントを行う。実習生は指導医ががん治療を受ける患者へ行う診察を見学し、指導医とともにフィジカルアセスメントを行い、診断技術を学ぶ。
3)身体診察所見、検査結果、必要な治療、医療処置の判断した内容について、指導医の指導を受けながら実習を進める。実習生が行った臨床判断について指導医や指導看護師から指導を受ける。実習生は指導医や指導看護師が行う臨床判断を随時口頭で説明を受ける。また、実習生自身が行った臨床判断をその都度口頭で指導医や指導看護師等へ伝え、口頭でフィードバックを受ける。
4)がん治療を受ける患者に必要な看護援助の判断について、指導看護師の指導を受けながら実習をすすめる。
5)実習生は日々の実習記録をまとめ、次回の実習日に、指導医と指導看護師、教員へ実習記録を提出し、口頭または文章で指導を受ける。
6)実習生はケースカンファレンスなど他職種カンファレンスに参加し、討議を行う。 7)実習生は、受け持ち患者をケア(care)とキュア(cure)を統合させた看護実践の事例としてまとめ、実習期間中にカンファレンスを設定し、カンファレンスでプレゼンテーションを実施し、医師及び看護の視点から指導・助言を受ける。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 1)がん治療を受けている患者の疾患の診断や治療を説明することができる。
2)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の身体状況をアセスメントできる。
(1)医師とともにフィジカルアセスメントを行い,診断技術を学ぶ。
(2)がん治療を受ける患者の治療に伴うさまざまな臨床判断の実際(画像診断結果の読影、治療計画の内容理解 等)を学ぶ。
事前に放射線療法を準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第2回 3)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の疾患・治療による身体管理や有害事象の実際を学び、高度な臨床判断能力を習得する
4)臨床判断をもとにがん治療を受ける患者の治療・療養過程全般を管理し,ケア(care)とキュア(cure)を統合した高度看護実践を提供できる能力を習得する。
(3)がん治療を受ける患者の身体管理の実際を学び,実施する。
(4)がん治療を受ける患者の有害事象の鑑別・診断および対処方法を学び、実施する。
・がん治療中の有害事象のアセスメント
・がん治療の遂行判断と実施
・がん治療による有害事象の症状緩和の薬剤選択・処置
・がん治療による有害事象コントロールの目標設定
・検査の必要性の判断
有害事象の鑑別・診断方法を準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第3回 5)外来でがん治療を行う患者の在宅での身体管理や看護支援について探求できる。 (5)外来でがん治療を受ける患者と家族への対応を行う。
・外来でがん治療を受ける患者に必要な有害事象に関連したセルフケア能力の査定
・外来でがん治療を受ける患者の在宅治療遂行のためのアセスメント、直接ケア、ケアの評価
・外来でがん治療を受ける患者に必要な資源活用のための院内外の調整 等

外来での患者、家族への対応、有害事象のセルフケアの方法を準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第4回 1)がん治療を受けている患者の疾患の診断や治療を説明することができる。
2)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の身体状況をアセスメントできる。
(1)医師とともにフィジカルアセスメントを行い,診断技術を学ぶ。
(2)がん治療を受ける患者の治療に伴うさまざまな臨床判断の実際(画像診断結果の読影、治療計画の内容理解 等)を学ぶ。
診断技術の準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第5回 3)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の疾患・治療による身体管理や有害事象の実際を学び、高度な臨床判断能力を習得する
4)臨床判断をもとにがん治療を受ける患者の治療・療養過程全般を管理し,ケア(care)とキュア(cure)を統合した高度看護実践を提供できる能力を習得する。
(3)がん治療を受ける患者の身体管理の実際を学び,実施する。
(4)がん治療を受ける患者の有害事象の鑑別・診断および対処方法を学び、実施する。
・がん治療中の有害事象のアセスメント
・がん治療の遂行判断と実施
・がん治療による有害事象の症状緩和の薬剤選択・処置
・がん治療による有害事象コントロールの目標設定
・検査の必要性の判断
がん治療を受ける患者の身体管理に関する準備学習を行う。
薬剤の準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第6回 5)外来でがん治療を行う患者の在宅での身体管理や看護支援について探求できる。 (5)外来でがん治療を受ける患者と家族への対応を行う。
・外来でがん治療を受ける患者に必要な有害事象に関連したセルフケア能力の査定
・外来でがん治療を受ける患者の在宅治療遂行のためのアセスメント、直接ケア、ケアの評価
・外来でがん治療を受ける患者に必要な資源活用のための院内外の調整 等
外来でのがん治療を受けるために必要な資源について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第7回 1)がん治療を受けている患者の疾患の診断や治療を説明することができる。
2)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の身体状況をアセスメントできる。
(1)医師とともにフィジカルアセスメントを行い,診断技術を学ぶ。
(2)がん治療を受ける患者の治療に伴うさまざまな臨床判断の実際(画像診断結果の読影、治療計画の内容理解 等)を学ぶ。
画像診断結果の読影、治療計画について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第8回 3)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の疾患・治療による身体管理や有害事象の実際を学び、高度な臨床判断能力を習得する
4)臨床判断をもとにがん治療を受ける患者の治療・療養過程全般を管理し,ケア(care)とキュア(cure)を統合した高度看護実践を提供できる能力を習得する。
(3)がん治療を受ける患者の身体管理の実際を学び,実施する。
(4)がん治療を受ける患者の有害事象の鑑別・診断および対処方法を学び、実施する。
・がん治療中の有害事象のアセスメント
・がん治療の遂行判断と実施
・がん治療による有害事象の症状緩和の薬剤選択・処置
・がん治療による有害事象コントロールの目標設定
・検査の必要性の判断
がん治療の遂行判断について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第9回 5)外来でがん治療を行う患者の在宅での身体管理や看護支援について探求できる。 (5)外来でがん治療を受ける患者と家族への対応を行う。
・外来でがん治療を受ける患者に必要な有害事象に関連したセルフケア能力の査定
・外来でがん治療を受ける患者の在宅治療遂行のためのアセスメント、直接ケア、ケアの評価
・外来でがん治療を受ける患者に必要な資源活用のための院内外の調整 等
外来でのがん治療を受けるために必要な資源について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第10回 1)がん治療を受けている患者の疾患の診断や治療を説明することができる。
2)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の身体状況をアセスメントできる。
(1)医師とともにフィジカルアセスメントを行い,診断技術を学ぶ。
(2)がん治療を受ける患者の治療に伴うさまざまな臨床判断の実際(画像診断結果の読影、治療計画の内容理解 等)を学ぶ。
フィジカルアセスメントについて準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第11回 3)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の疾患・治療による身体管理や有害事象の実際を学び、高度な臨床判断能力を習得する
4)臨床判断をもとにがん治療を受ける患者の治療・療養過程全般を管理し,ケア(care)とキュア(cure)を統合した高度看護実践を提供できる能力を習得する。
(3)がん治療を受ける患者の身体管理の実際を学び,実施する。
(4)がん治療を受ける患者の有害事象の鑑別・診断および対処方法を学び、実施する。
・がん治療中の有害事象のアセスメント
・がん治療の遂行判断と実施
・がん治療による有害事象の症状緩和の薬剤選択・処置
・がん治療による有害事象コントロールの目標設定
・検査の必要性の判断
緩和の薬剤選択・処置について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第12回 5)外来でがん治療を行う患者の在宅での身体管理や看護支援について探求できる。 (5)外来でがん治療を受ける患者と家族への対応を行う。
・外来でがん治療を受ける患者に必要な有害事象に関連したセルフケア能力の査定
・外来でがん治療を受ける患者の在宅治療遂行のためのアセスメント、直接ケア、ケアの評価
・外来でがん治療を受ける患者に必要な資源活用のための院内外の調整 等
外来でがん治療を受ける患者と家族への対応について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第13回 1)がん治療を受けている患者の疾患の診断や治療を説明することができる。
2)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の身体状況をアセスメントできる。
(1)医師とともにフィジカルアセスメントを行い,診断技術を学ぶ。
(2)がん治療を受ける患者の治療に伴うさまざまな臨床判断の実際(画像診断結果の読影、治療計画の内容理解 等)を学ぶ。
臨床判断について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第14回 3)臨床指導医のもと、がん治療を受ける患者の疾患・治療による身体管理や有害事象の実際を学び、高度な臨床判断能力を習得する
4)臨床判断をもとにがん治療を受ける患者の治療・療養過程全般を管理し,ケア(care)とキュア(cure)を統合した高度看護実践を提供できる能力を習得する。
(3)がん治療を受ける患者の身体管理の実際を学び,実施する。
(4)がん治療を受ける患者の有害事象の鑑別・診断および対処方法を学び、実施する。
・がん治療中の有害事象のアセスメント
・がん治療の遂行判断と実施
・がん治療による有害事象の症状緩和の薬剤選択・処置
・がん治療による有害事象コントロールの目標設定
・検査の必要性の判断
臨床判断をもとにがん治療を受ける患者の治療・療養過程全般を管理について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第15回 5)外来でがん治療を行う患者の在宅での身体管理や看護支援について探求できる。 (5)外来でがん治療を受ける患者と家族への対応を行う。
・外来でがん治療を受ける患者に必要な有害事象に関連したセルフケア能力の査定
・外来でがん治療を受ける患者の在宅治療遂行のためのアセスメント、直接ケア、ケアの評価
・外来でがん治療を受ける患者に必要な資源活用のための院内外の調整 等
在宅での身体管理について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 5% C: 75% D: 20%
成績評価法
毎回の実施記録と日々の実習参加(態度を含む)40%、プレゼンテーション 30%、最終記録 30%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
この科目はがん看護専門看護師コースの学生のみ受講できる科目です。
キーワード
がんの臨床判断、がん治療、有害事象、身体管理、ケア(care)とキュア(cure)の統合、外来
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
がん看護理論特論、がん看護援助特論、がん緩和ケア学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、がん病態生理学特論
履修条件
連絡先
齊田 菜穂子:22-2855 naho[at]yamaguchi-u.ac.jp
紙谷 恵子 :22-2813 kamitani[at]yamaguchi-u.ac.jp
  
※[at]の部分を@に書き換えメールしてください。
オフィスアワー
平日、研究室に在否の確認をし、訪室してください。

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