開講年度
開講学部等
2025
大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年
集中
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3153600241
がん看護学実習Ⅳ
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
齊田 菜穂子[SAITA Nahoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
齊田 菜穂子 [SAITA Nahoko], 紙谷 恵子
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
がん看護専門看護師の実践活動を臨床で実際に知り、専門看護師に期待される実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の役割について学ぶ。これらの役割を通して看護現場の質向上につなげるための高度看護専門職業人としての姿勢や能力開発について探求する。
授業の到達目標
1)治療やケアの困難ながん患者および家族に対するケアの実践・介入プロセスを共有し、実践の意図や役割について理解できる。
2)客観的な立場で看護師および他の保健医療スタッフから相談に対するコンサルテーションを見学し、コンサルテーションに必要な知識や技術について理解できる。
3)さまざまな問題を解決するためにがん看護専門看護師が行っている調整的な役割について理解できる。
4)ケアの質の向上を目指した様々な教育的活動がわかる。
5)臨床における研究活動の実際がわかる。
6)がん看護専門看護師としての自律的な働き方と時間管理、報告書などの記録物の作成方法がわかる。
7)がん看護専門看護師及びがん専門看護師の役割を理解し、役割遂行の一部を体験することができる。
8)6つの役割機能をどのように遂行し、またどのような問題を抱えているのか、専門看護師の役割の発展と課題について考えることができる。
授業計画
【全体】
1)実習生はがん看護専門看護師の役割を学ぶために、実習計画を立て、実習病棟の看護師と打ち合わせを行い、専門看護師とともに行動する。
2)実習生はがん看護専門看護師が臨床で行う役割活動について、見学実習を行い、がん看護専門看護師の指導のもとに、がん看護専門看護師は組織の中でどのような行動を行っているのか、そのストラテジーを学ぶために、看護職者に対しての相談、倫理的調整、職員教育に参画する。
3)実習生はがん看護専門看護師の指導を受けながら、目標を達成する。
4)実習生は実習した内容を、指導教員に報告し、がん看護専門看護師の役割機能の理解について指導を受ける。
5)実習生は見学した役割実践について実習記録をまとめ、次の実習日に専門看護師、教員へ提出し指導を受ける。
6)実習生は実習期間中にカンファレンスを計画し、文献等をもとに分析した専門看護師の役割について、討議を行う。
7)実習生はがん看護専門看護師の役割の実際を通して得た学びについて、文献を活用しながら記録するとともに、活動戦略および発展について記述する。
毎回、指導者や指導教員とミーティングをする。週1回プレゼンを課す。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
1)治療やケアの困難ながん患者および家族に対するケアの実践・介入プロセスを共有し、実践の意図や役割について理解できる。
①がん看護専門看護師あるいはがん看護のスペシャリストが持つ高度の専門知識と介入技術がどのような場面で実践的な役割を果たしているのかがわかる。
がん看護専門看護師の高度の専門知識と介入技術について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第2回
1)治療やケアの困難ながん患者および家族に対するケアの実践・介入プロセスを共有し、実践の意図や役割について理解できる。
②どのようにして事例を分析、判断し、実践活動に結び付けているのかを、事例を通して考えることができる。
事例の分析、判断について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第3回
2)客観的な立場で看護師および他の保健医療スタッフから相談に対するコンサルテーションを見学し、コンサルテーションに必要な知識や技術について理解できる。
①がん看護領域におけるコンサルテーションの内容は、どのようなものなのかがわかる。
コンサルテーションについて準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第4回
2)客観的な立場で看護師および他の保健医療スタッフから相談に対するコンサルテーションを見学し、コンサルテーションに必要な知識や技術について理解できる。
②コンサルテーション活動をどのように機能させているのかがわかる。
コンサルテーション活動について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第5回
2)客観的な立場で看護師および他の保健医療スタッフから相談に対するコンサルテーションを見学し、コンサルテーションに必要な知識や技術について理解できる。
③コンサルテーション事例を通して、その手順や段階、コンサルタントとしての役割について考えることができる。
コンサルテーション事例を通して、その手順や段階、コンサルタントとしての役割について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第6回
4)ケアの質の向上を目指した様々な教育的活動がわかる。
3)さまざまな問題を解決するためにがん看護専門看護師が行っている調整的な役割について理解できる。
①がん看護専門看護師が行う他職種間との調整機能や必要性を、事例を通して説明できる。
他職種間との調整機能について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第7回
3)さまざまな問題を解決するためにがん看護専門看護師が行っている調整的な役割について理解できる。
がん看護専門看護師が直接ケアをどのような戦略の下で実施しているか。
がん看護専門看護師の直接ケアについて準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第8回
4)ケアの質の向上を目指した様々な教育的活動がわかる。
教育活動は、対象者をどのようにして決定し、内容を組み立てているのか
教育活動について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第9回
5)臨床における研究活動の実際がわかる。
実際の研究活動を学ぶ
実際の研究活動について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第10回
5)臨床における研究活動の実際がわかる。
実際の研究活動を学ぶ
実際の研究活動について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第11回
6)がん看護専門看護師としての自律的な働き方と時間管理、報告書などの記録物の作成方法がわかる。
効率的な1日の過ごし方、1週間の過ごし方を学ぶ
専門看護師の効率的な1日の過ごし方、1週間の過ごし方について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第12回
6)がん看護専門看護師としての自律的な働き方と時間管理、報告書などの記録物の作成方法がわかる。
効率的な1日の過ごし方、1週間の過ごし方を学ぶ
専門看護師の効率的な1日の過ごし方、1週間の過ごし方について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第13回
7)がん看護専門看護師及びがん専門看護師の役割を理解し、役割遂行の一部を体験することができる。
がん看護専門看護師が問題とする内容に対して、指導の下、一部の役割を実施する。
専門看護師の役割の実施について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
第14回
7)がん看護専門看護師及びがん専門看護師の役割を理解し、役割遂行の一部を体験することができる。
がん看護専門看護師が問題とする内容に対して、指導の下、一部の役割を実施する。
実施に対する評価の発表の準備を行う。学修の所要時間1時間
第15回
8)6つの役割機能をどのように遂行し、またどのような問題を抱えているのか、専門看護師の役割の発展と課題について考えることができる。
実践を通して6つの機能について学んだことを発表する
6つの機能について準備学習を行う。学修の所要時間1時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 5% C: 75% D: 20%
成績評価法
毎回の実施記録と日々の実習参加(態度を含む)40%、プレゼンテーション 30%、最終記録 30%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
がん看護専門看護師、6つの機能
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
がん看護理論特論、がん看護援助特論、がん緩和ケア学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、がん病態生理学特論
履修条件
この科目は、がん看護専門看護師コースの学生のみ受講できる科目です。
連絡先
齊田 菜穂子:22-2855 naho[at]yamaguchi-u.ac.jp
紙谷 恵子 :22-2813 kamitani[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えメールしてください。
オフィスアワー
平日、研究室に在否の確認をし、訪室してください。
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