タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院医学系研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年 集中   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3153600242 がん看護学実習Ⅴ 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
齊田 菜穂子[SAITA Nahoko]
担当教員[ローマ字表記]
齊田 菜穂子 [SAITA Nahoko], 紙谷 恵子
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
臨床におけるがん看護の質を向上するために、がん看護実習Ⅰ~Ⅳの学習をもとに、がん看護専門看護師としての役割(直接ケア、相談、調整、教育、研究、倫理調整)を理解し、専門看護師のスーパービジョンを受けながら、がん看護専門看護師の役割を実践し、総合的な実践能力を養う。
授業の到達目標
1)病棟の看護師長・副師長・スタッフが行っている看護業務や看護システム、医師との連携などについて把握し、病棟機能の概要が理解できる。
2)がん看護専門看護師が関わるべき課題と、そこで必要とされるがん看護専門看護師の役割についてアセスメントすることができる。
3)がん患者やその家族への看護の質向上を図るために、看護師に対し必要な教育活動(プログラムやプロジェクトを作成等)を計画・実践・評価することができる。
4)専門看護師の教育以外の役割について、実習中に機会がある場合、専門看護師とともに、実施する。
5)がん看護専門看護師の役割について、自己課題を明確化することができる。
授業計画
【全体】
1)がん看護実習Ⅰ~Ⅳの学習をもとに、自らの関心領域について、がん看護専門看護師の役割を複数組み込んだ実習計画を立案する。
2)実習生は、病院の看護部長(教育担当師長)あるいは実習病棟の師長をはじめとした管理者、ベテラン・中堅・新人看護師など数名に面談を行い、がん看護専門看護師としてかかわるべき課題と、そこで必要とされるがん看護専門看護師の役割についてアセスメントする。
3)実習生は専門看護師の役割のひとつである教育を計画し、がん看護専門看護師の指導を受け、専門職としての役割を実践し評価する。
4))実習生は機会がある場合、他の5つの役割(実践、相談、調整、倫理調整、研究)を専門看護師とともに実施し、評価する。介入計画の実施に関しては、患者からの評価をもらい介入計画の評価を行う。
5)実習生は日々の実習を記録する。
6)実習生は実習期間中、カンファレンスを計画し、実施した役割活動を文献等をもとに分析し、中間カンファレンス、最終カンファレンスを実施する。中間カンファレンスでは、実習開始から今までの実施した内容や実施する予定の役割活動を発表し、指導看護師、指導教員から助言を受ける。最終カンファレンスでは、実習期間に実施した役割活動、自己の課題を発表する。
7)実習生はがん看護専門看護師の役割の実際及び自己の課題をレポートする。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 1)病棟の看護師長・副師長・スタッフが行っている看護業務や看護システム、医師との連携などについて把握し、病棟機能の概要が理解できる。
病棟機能の概要 看護業務や看護システム、医師との連携など病棟機能の準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第2回 1)病棟の看護師長・副師長・スタッフが行っている看護業務や看護システム、医師との連携などに
ついて把握し、病棟機能の概要が理解できる。
病棟の看護師長の役割 看護師長の役割について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第3回 1)病棟の看護師長・副師長・スタッフが行っている看護業務や看護システム、医師との連携などに
ついて把握し、病棟機能の概要が理解できる。
副師長・スタッフが行っている看護業務や看護システム 副師長・スタッフが行っている看護業務や看護システムについて準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第4回 1)病棟の看護師長・副師長・スタッフが行っている看護業務や看護システム、医師との連携などに
ついて把握し、病棟機能の概要が理解できる。
医師との連携 医師との連携について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第5回 2)がん看護専門看護師が関わるべき課題と、そこで必要とされるがん看護専門看護師の役割についてアセスメントすることができる。 がん看護専門看護師が関わるべき課題に関する情報収集 がん看護専門看護師が関わるべき課題に関する情報収集について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第6回 2)がん看護専門看護師が関わるべき課題と、そこで必要とされるがん看護専門看護師の役割についてアセスメントすることができる。 がん看護専門看護師が関わるべき課題の抽出 がん看護専門看護師が関わるべき課題の抽出について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第7回 2)がん看護専門看護師が関わるべき課題と、そこで必要とされるがん看護専門看護師の役割についてアセスメントすることができる。
必要とされるがん看護専門看護師の役割 必要とされるがん看護専門看護師の役割について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第8回 3)がん患者やその家族への看護の質向上を図るために、看護師に対し必要な教育活動(プログ
  ラムやプロジェクトを作成等)を計画・実践・評価することができる。
看護師やコメディカルの方に対するプログラムやプロジェクトを作成等
護師やコメディカルの方に対するプログラムやプロジェクトを作成について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第9回 3)がん患者やその家族への看護の質向上を図るために、看護師に対し必要な教育活動(プログ
  ラムやプロジェクトを作成等)を計画・実践・評価することができる。
看護師やコメディカルの方に対し必要な教育活動(プログラムやプロジェクトを作成等)を計画・実践・評価する
看護師やコメディカルの方に対し必要な教育活動(について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第10回 4)専門看護師の教育以外の役割について、実習中に機会がある場合、専門看護師とともに、実施
  する。
①がん患者やその家族に関わる医療従事者に対する相談があった場合は、コンサルテーションを行う。
コンサルテーションについて準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第11回 4)専門看護師の教育以外の役割について、実習中に機会がある場合、専門看護師とともに、実施
  する。
②がん患者やその家族に必要なケアがあった場合は、円滑にケアを提供されるために、保健医療福祉に携わる人々の調整を行う。
保健医療福祉に携わる人々の調整について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第12回 4)専門看護師の教育以外の役割について、実習中に機会がある場合、専門看護師とともに、実施
  する。
③がん患者やその家族を取り巻く倫理的問題や葛藤に対し必要と判断した時は、関係する人々を対象に倫理調整を行う。
がん患者やその家族を取り巻く倫理的問題について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第13回 4)専門看護師の教育以外の役割について、実習中に機会がある場合、専門看護師とともに、実施
  する。
④がん患者やその家族への看護の質向上を図るために、実習施設内の看護研究活動に参加し、がん看護の専門的立場から、必要に応じて文献提供や研究方法への助言を行う。
がん看護領域における看護研究活動について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第14回 4)専門看護師の教育以外の役割について、実習中に機会がある場合、専門看護師とともに、実施
  する。
⑤そのほかの役割・機能について実施する機会があれば実施する。 役割・機能について準備学習を行う。学修の所要時間1時間以上
第15回 5)がん看護専門看護師の役割について、自己課題を明確化することができる。 がん看護専門看護師の役割
自己課題を明確化
がん看護専門看護師の役割について準備学習を行う。自己課題を明確にする。学修の所要時間1時間以上
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 5% C: 75% D: 20%
成績評価法
毎回の実施記録と日々の実習参加(態度を含む)40%、プレゼンテーション 30%、最終記録 30%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
この科目は、がん看護専門看護師コースの学生のみ受講できる科目です。
キーワード
がん看護、専門看護師の役割、教育活動、相談、調整、倫理調整、研究
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
がん看護理論特論、がん看護援助特論、がん緩和ケア学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、がん病態生理学特論
履修条件
この科目は、がん看護専門看護師コースの学生のみ受講できる科目です。
連絡先
齊田 菜穂子:22-2855 naho[at]yamaguchi-u.ac.jp
紙谷 恵子 :22-2813 kamitani[at]yamaguchi-u.ac.jp
  
※[at]の部分を@に書き換えメールしてください。
オフィスアワー
平日、研究室に在否の確認をし、訪室してください。

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