タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4   4.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3241020350 機能物質化学特論[Progress in Functional Material] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鈴木 康孝[SUZUKI Yasutaka]
担当教員[ローマ字表記]
鈴木 康孝 [SUZUKI Yasutaka]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
物質のもつ機能について、構成原子の違いや電子的な性質と、その形状異方性との相関について解説する(CP1). 理学の基礎と英語力、及び研究者としての倫理(DP1)、化学の専門的知識を身につけ、新たな知識獲得のための学習を継続していける能力(DP2)を身につけることを目指します。
授業の到達目標
物質のもつ機能について、構成原子の違いや電子的な性質と、その形状異方性との相関について理解する
授業計画
【全体】
原子サイズの厚みを有するシート状物質の電子的性質について、個々のシート状物質を取り上げ、物性と機能の相関を解説する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 グラフェンの物性理論 グラフェンの物性について、理論的な解説を行う 教科書(物性化学)の全体に目を通し、どのような内容が取り上げられているか確認しておくこと。
第2回 グラフェンの伝導特性 グラフェンの伝導特性について電子的性質に基づいで説明する。 教科書2章の予習・復習。
第3回 グラフェンのボトムアップ成長 グラフェンの材料への加工技術について説明する。 教科書の4章の予習・復習。
第4回 酸化グラフェンの基礎と応用 酸化グラフェンの基礎的な性質について説明する。 教科書5章の予習・復習。
第5回 グラフェンへのヘテロ原子のドープ ヘテロ原子がドープされたグラフェンの性質について説明する。 教科書6章の予習・復習。
第6回 無機ナノシートへの物質吸着 ナノシートへの物質の吸着挙動について説明する。 教科書8章の予習・復習。
第7回 無機ナノシートを用いた電気化学デバイス ナノシートからなる電気化学デバイスについて説明する。 教科書9章の予習・復習。
第8回 無機ナノシート触媒 ナノシートの触媒として機能を説明する。 教科書10章の予習・復習。
第9回 光エレクトロニクス材料への無機ナノシートの応用 ナノシートの光機能について説明する。 教科書12章の予習・復習。
第10回 無機ナノシート液晶 ナノシートのコロイドが示す液晶性について説明する。 教科書13章の予習・復習。
第11回 二次元大型原子層分子の精密有機合成 合成化学的に得られるナノシートについて説明する。 教科書14章の予習・復習。
第12回 二次元高分子のバルク合成 配位高分子からなるナノシートについて説明する。 教科書15章の予習・復習。
第13回 カーボンナノシートによるガスや液体の高速分離 カーボンナノシートの物質吸着挙動について説明する。 教科書17章の予習・復習。
第14回 多孔性金属錯体の表面ナノアーキテクチャ 多孔性配位高分子をシート状に集積する方法について説明する。 教科書18章の予習・復習。
第15回 まとめ 講義の内容に関する演習を行う。 全範囲を復習しておくこと。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: 30% D: --%
成績評価法
小テスト 50%、レポート 50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 二次元物質の科学 : グラフェンなどの分子シートが生み出す新世界 ISBN 9784759813852
著者名 日本化学会編 出版社 化学同人 出版年 2017
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 分子エレクトロニクスの話 ISBN 9784759803440
著者名 齋藤軍治 出版社 化学同人 出版年 2008
参考書 書名 物性化学 ISBN 4785331100
著者名 松永義夫 出版社 裳華房 出版年 1981
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
理学部435室
オフィスアワー
質問があれば随時受け付けます。

ページの先頭へ