タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月9~10    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3242010210 代数学特論Ⅲ 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
塚本 真由[TSUKAMOTO Mayu]
担当教員[ローマ字表記]
塚本 真由 [TSUKAMOTO Mayu]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義の目的は, 環と加群の理論の基礎を理解することである.
本講義では, まず環と加群の概念とその諸性質について学ぶ. 次に, ネーター環の概念を導入し, 加群の素因子や準素分解の理論を解説する. 最後に, 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理を説明し, その応用として, ジョルダン標準形の存在とその計算方法を学ぶ.
授業の到達目標
1. 環と加群の理論の基礎を理解する.
2. ネーター環の定義とその諸性質を理解する.
3. 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理を理解し, 構造定理の視点からのジョルダン標準形の理論を解釈する.
授業計画
【全体】
次の項目に関する講義を行う. 但し, 受講生の理解度や講義進度によっては内容を多少変更することもある.
1. 環と加群
2. ネーター環
3. 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 環とイデアル1 環, イデアル(素イデアル, 極大イデアル), 準同型写像について復習する. 環に関する基本事項を予習しておくこと(学修目安:予習4時間)
第2回 環とイデアル2 環の局所化について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第3回 環とイデアル3 単項イデアル整域, ユークリッド整域について復習する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第4回 環とイデアル4 一意分解整域について復習する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第5回 加群1 加群について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第6回 加群2 加群の直和, 自由加群,有限生成加群について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第7回 加群3 完全列について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第8回 加群4 加群の局所化について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第9回 ネーター環1 ネーター環の諸性質について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第10回 ネーター環2 ネーター環上の加群について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第11回 ネーター環3 加群の素因子について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第12回 ネーター環4 準素分解について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第13回 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理1 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第14回 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理2 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理について解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
第15回 ジョルダン標準形 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理の視点からジョルダン標準形の理論を解説する. 授業中に指示した内容の予習復習を行うこと(学修目安:予習1時間、復習3時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
レポート(100%)により評価します.
教科書にかかわる情報
備考
特に指定しない.
参考書にかかわる情報
参考書 書名 可換環と体 ISBN 9784000051989
著者名 堀田良之著 出版社 岩波書店 出版年 2006
参考書 書名 代数入門 : 群と加群 ISBN 9784785314132
著者名 堀田良之著 出版社 裳華房 出版年 2021
備考
メッセージ
キーワード
環, 加群, ネーター環, 単項イデアル整域上の有限生成加群の構造定理
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
線型代数学I, II, 代数学展開I, II
履修条件
連絡先
理学部1号館132号室
tsukamot@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
初回講義で指示します.

ページの先頭へ