タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水3~4    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3242020290 有機金属反応化学特論 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤井 寛之[FUJII Hiroyuki]
担当教員[ローマ字表記]
藤井 寛之 [FUJII Hiroyuki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義では、有機金属を用いた有機反応を体系的に理解し[DP1-2]、それを基礎とする専門的な知識を身に付けます[DP1-1]。具体的には金属の種類や反応の様式について理解し、その上で有機金属の特徴的な反応の基礎を理解する。それらを踏まえ、有機化学を通じて高度な専門性と深い学識を活用する能力の向上を目指します[DP3]。
授業の到達目標
知識・理解の観点:電気陰性度やHSAB則について基本的な概念が理解できるなど、有機化学の定量的な考え方を身に付ける[DP3]。
思考・判断の観点:用いる金属により、異なる反応性を持つことについて考えることができるなど、論理的思考を身に付ける[DP3]。
関心・意欲の観点:有機金属の反応について自ら考え、どのような機構で有機反応が起こるかについて興味を抱き、いかなる反応もどのような機構で進行するのか、問題解決能力を身に付ける[DP3]。
態度の観点:講義への積極的な参加として、質問やコメントなどの発言ができるようにする[DP1-2]。

授業計画
【全体】
本講義は、プレゼンテーションソフト(パワーポイント)を利用し、プロジェクターを用いて講義形式で行う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 有機金属化合物とは 有機典型金属化合物の特性と反応、
遷移金属化合物の特性と反応、有機合成への応用(触媒反応)
講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第2回 有機典型金属化合物の特性と反応I IA族(Li, Na, K, etc)を用いた反応 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第3回 有機典型金属化合物の特性と反応II II族(Mg, Zn, Cd, etc)を用いた反応 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第4回 有機典型金属化合物の特性と反応III III族(B, Al, etc)を用いた反応 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第5回 有機典型金属化合物の特性と反応IV IV族(Si, Sn, Pb, etc)を用いた反応 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第6回 遷移金属化合物の特性と反応 基本事項、素反応について 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第7回 遷移金属化合物を用いた有機合成反応I 炭素―炭素結合反応I 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第8回 遷移金属化合物を用いた有機合成反応II 炭素―炭素結合反応II 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第9回 遷移金属化合物を用いた有機合成反応III 酸化反応I 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第10回 遷移金属化合物を用いた有機合成反応IV 酸化反応II 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第11回 遷移金属化合物を用いた有機合成反応V 還元反応I 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第12回 遷移金属化合物を用いた有機合成反応VI 還元反応II 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第13回 触媒的不斉合成 触媒的不斉合成を応用した天然物や薬理活性を持つ化合物法 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第14回 グリーンケミストリー 触媒的不斉合成を応用した天然物や薬理活性を持つ化合物の合成法 講義内容の復習(1時間)、関連の文献の調査(1時間)
第15回 総括 試験 総復習(2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テスト 100%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用しないが、教科書に準じる資料をパワーポイントで投影し、講義を行っている。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 有機金属化学 ISBN 4621027646
著者名 山本嘉則、成田吉徳 出版社 丸善 出版年 1985
参考書 書名 有機合成反応 ISBN 4762294764
著者名 橋本春吉、宮野壮太郎 出版社 学会出版センター 出版年 1988
備考
メッセージ
質問は随時受け付ける。
キーワード
有機金属、触媒、不斉合成
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
履修条件
連絡先
藤井寛之 : E-mail fujii@yamaguchi-u.ac.jp,
電話:5739:研究室 理学部439号室
オフィスアワー
随時

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