タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年 集中   3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3243020230 応用地質学特論 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
太田 岳洋[OHTA Takehiro]
担当教員[ローマ字表記]
太田 岳洋 [OHTA Takehiro], 辻 智大 [TSUJI Tomohiro], 齊藤 諒介 [SAITOH Ryosuke]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
目的:
1.応用地質学の様々な分野における現象を地球システムの観点から理解するために、課題の設定、問題解決の方策の立案と実施、結果の解析と評価といった一連の工程に関する考え方や知識、技術を習得する(DP1,2)。
2.現場の限られた時間の中で情報を最大限抽出し、議論する能力。そのために必要な知識を事前に身につける準備力。事後学習と現場で知り得た情報を有機的に結び付けて、問題を見出して解決する考察力を習得する(DP1,2)。

概要:
前半では、社会資本整備、自然災害、環境問題に関わる応用地質的現象について地球システムの観点および時間的・空間的な視点から解説するとともに、これら諸現象を理解、評価するための調査、解析の手法を説明する(DP1,2)。
後半では、応用地質学的な現場に行って実習を行う。実習の前に事前学習して必要な知識を身につけ、現場の限られた時間の中で最大限情報を抽出する。さらに、事後学習により、現場での知識と有機的に結び付けて、応用地質学的問題の解決に関する考察を行う(DP1,2)。
授業の到達目標
知識・理解の観点
 1.応用地質学に関する詳しい知識を身につける(DP1,2)。
 2.事前学習、事後学習で必要な知識を身につける(PD1,2)。
思考・判断の観点
 1.地球システムの観点に基づいて応用地質的現象を理解し、時間的・空間的に考察できる(DP1,2)。
 2.身につけた知識を活用して現場で情報を最大限抽出しすることができる。それと事後学習で得た知識を有機的に結び付けて、応用地質学的問題の解決について考察できる(DP1,2)。
関心・意欲の観点
 建設、防災、環境の諸問題と地質現象との関係について関心を持つ(DP2)。
態度の観点
 1.建設、自然災害、環境問題に関する問題の解決に積極的に取り組む(DP2)。
 2.現場で説明を待つのではなく、自ら必要な情報を抽出して、その場で諸問題について議論する姿勢。また、自ら質問して情報を得ようとする積極性。(PD1,2)
技能・表現の観点
 1.問題解決のための工程について理解する(DP2)。
 2.観察結果や応用地質学的問題の解決について、図と文章で適切に表現できる(DP1,2)。
授業計画
【全体】
社会資本整備、自然災害、環境問題における応用地質的な課題について、様々なケーススタディーを通じて、現象理解、課題設定、問題解決策について、講義および実習を行う。最後に、応用地質学的な問題を各自設定し、その解決方法についてのレポートを発表してもらう。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス
授業の進め方と内容
シラバスを確認すること 担当教員の指示に従うこと
第2回 トンネルと応用地質1:トラブル事例
トラブル事例、原因と対応
提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
学習用の資料をMoodleに掲載する
第3回 トンネルと応用地質2:計画
特殊な地山条件、調査法
提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
学習用の資料をMoodleに掲載する
第4回 トンネルと応用地質3:施工と維持管理
地質とトンネル構造、施工時の調査、変状と地質
提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
学習用の資料をMoodleに掲載する
第5回 自然災害と応用地質1:降雨災害
外力としての降雨、斜面崩壊、盛土崩壊、土石流、洗堀
調査法、対策
提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
学習用の資料をMoodleに掲載する
第6回 自然災害と応用地質2:地すべり
災害事例、分類、地形、調査法、対策

提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
学習用の資料をMoodleに掲載する
第7回 自然災害と応用地質3:岩盤崩壊・落石 災害事例、風化、調査・評価法、対策
提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
学習用の資料をMoodleに掲載する
第8回 自然災害と応用地質4:地震・火山
活断層と火山の分布、観測体制、災害事例
提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
学習用の資料をMoodleに掲載する
第9回 応用地質と地球化学1 応用地質と地球化学に関連する文献学習1 提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
第10回 応用地質と地球化学2 応用地質と地球化学に関連する文献学習2 提示された参考書などを参考に、事例を自分で調査し、学習すること 担当教員の指示に従うこと
第11回 応用地質学の現場実習 建設現場、自然災害現場などに行き、実習を行う 現場の応用地質学的問題や、調査に必要な専門知識について事前学習すること 担当教員の指示に従うこと
第12回 応用地質学の現場実習 建設現場、自然災害現場などに行き、実習を行う 現場の応用地質学的問題や、調査に必要な専門知識について事前学習すること 担当教員の指示に従うこと
第13回 応用地質学の現場実習
建設現場、自然災害現場などに行き、実習を行う 現場の応用地質学的問題や、調査に必要な専門知識について事前学習すること 担当教員の指示に従うこと
第14回 応用地質学の現場実習
建設現場、自然災害現場などに行き、実習を行う 現場の応用地質学的問題や、調査に必要な専門知識について事前学習すること 担当教員の指示に従うこと
第15回 まとめ 現場実習のまとめ 調査結果をまとめること。
背景を学習し、応用地質学的問題を見出し、解決について考察すること。
それらをレポートにまとめること。
担当教員の指示に従うこと
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 30% D: --%
成績評価法
宿題・授業外レポートで評価する。
宿題・授業外レポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 Geology and the Environment 7e ISBN 9781133603986
著者名 B. Pipkin, D.D. Trent, R. Hazlett and P. Bierman 出版社 Brooks/Cole 出版年 2014
参考書 書名 建設技術者のための地形図独図入門 第1巻〜第4巻 ISBN 4772250069
著者名 鈴木隆介 出版社 古今書院 出版年 1997
参考書 書名 鉄道と自然災害 列車をも護る防災・減災技術 ISBN 9784526074677
著者名 (公財)鉄道総合技術研究所防災技術研究部・鉄道地震工学研究センター 出版社 日刊工業新聞社 出版年 2015
備考
メッセージ


キーワード

持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
履修条件
連絡先
理学部344号室 内線5753 takohta@yamaguchi-u.ac.jp.
理学部342号室 内線5740 t-tsuji@yamaguchi-u.ac.jp
理学部445号室 内線5623 saitor@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
太田:平日13:00~17:00
辻 :平日10:00~18:00
齊藤:平日10:00~18:00

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