開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年集中
集中
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3243020560
野外地質学特論Ⅰ
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
大和田 正明[OWADA Masaaki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
大和田 正明 [OWADA Masaaki], 坂口 有人 [SAKAGUCHI Arito], 江島 圭祐 [ESHIMA Keisuke]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
講義や実験で学んだ知識を野外観察によって理解を深め、その成果をレポートとしてまとめる。主に現地で地形や地質について詳しく観察と記載を行い、地質調査能力を高める。
この科目は、学部における地球科学系の専門科目のうち野外巡検および地球科学実験IA・IIA(それらに相当する科目)を修得していることが履修要件である。
この科目は大学院創成科学研究科のDPに対応する.特に,以下の項目に関する能力を身につけることが重要である.
・地球的視野に立って物事を多面的に取り扱うことのでき、科学技術が社会に与える影響を客観的に評価できる能力
・素材・窯業などの製造、資源探査、自然災害や環境問題などの応用面で高度な専門性を生かし、現場密着で問題解決にあたることのできる能力
・チーム力を発揮して課題を解決し、合理的に説明できる能力
・自ら地球科学的な課題を見出し、計画的に問題を解決できる能力
授業の到達目標
地形図の読み方、岩石や地層の産状・岩相・構造などの記載を行い、観察能力を高める。さらに、地質現象を復元する能力を身に着ける。(DP1,2,3-2)
<知識・理解の観点>
地層や岩石や鉱物や変形・破壊組織の識別と,それらの相互関係や性状を正しく把握できる。
これまで学修してきた知識と対応できる。
<思考・判断の観点>
観察事実を第三者に論理的に説明できる。観察事実から形成メカニズムを理解し説明できる。
<関心・意欲の観点>
野外の様々な地質現象に興味を抱き、積極的に観察やまとめを行う。
<態度の観点>
野外の様々な地質現象に興味を抱き、現場で質問したり議論を行う。野外での安全に配慮しながら、露頭観察を行うことができる。
<技能・表現の観点>
露頭の重要な事柄を抽出しスケッチをすることができる。
<その他の観点>
互いに協力しながら、スケジュールを守り団体で行動することが出来る。
概要に掲げた創成科学研究科のDPに対応する。
授業計画
【全体】
オリエンテーションで今後の進め方と復習を含め,地質調査法の基本を説明する.また,実際に観察に出向く地質体について,受講生の意見を踏まえて目的や意義を説明する.事前学習では,実地の準備を含めて日本列島や関連するアジア諸国の地質体について学習し,レポートの下準備を始める.
実地での観察から戻ったのち,観察事項をまとめて,あらゆる地質体に対応する記載能力を身につける.
今年度の実習は,共同利用拠点の「島根大学隠岐臨海実験所」を利用して,隠岐島で実施する.そのため,事前連絡には注意すること.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
この授業の進め方、地質調査法
シラバスをよく読んでおくこと
予習復習の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第2回
事前学修1
日本を代表する地質体の特徴,先行研究などを学び,観察と記載するべき点を学ぶ.
シラバスをよく読んでおくこと
予習復習の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第3回
事前学修2
日本を代表する地質体の特徴,先行研究などを学び,観察と記載するべき点を学ぶ.
シラバスをよく読んでおくこと
予習復習の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第4回
野外観察1
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第5回
野外観察2
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第6回
野外観察3
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第7回
野外観察4
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第8回
野外観察5
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第9回
野外観察6
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第10回
野外観察7
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第11回
野外観察8
日本を代表する地質体を観察し,観察に基づいて記載する.
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第12回
地質記載方法1
地質体に合わせた適切な記載方法を学ぶ
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第13回
地質記載方法2
地質体に合わせた適切な記載方法を学ぶ
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第14回
地質記載方法3
地質体に合わせた適切な記載方法を学ぶ
レポート作成
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
第15回
まとめ
レポートの返却と解説
予習復習に必要な学修時間の目安:4時間
担当教員からの指示あり
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 20% C: 70% D: --%
成績評価法
レポート 100%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
山口県のフィールドガイドブック 第2版
ISBN
著者名
山口大学理学部地球圏システム科学科
出版社
出版年
教科書
書名
地球科学実験テキスト
ISBN
著者名
山口大学理学部地球圏システム科学科
出版社
出版年
備考
参考書にかかわる情報
備考
特定の参考書は指定しないが、この授業に関連する参考書は図書館などにたくさんあるので、各自で自分に合った参考書を探して学習してください。
メッセージ
地球圏システム科学科の最もユニークな科目のひとつです。楽しく有意義な巡検を計画するので、十分に予習し、積極的な態度で参加して欲しい。これまでの講義や実験、野外実習などを通じて養ってきた知識や技術をもとに広い視野に立ったものの見方か考え方について、真の実力を身につけて欲しい。
実施日程・行先については変更することがある。1回目の授業および掲示で通知する。
学部時代,野外系の実験・実習科目で修得した知識・技能を応用発展させるので、それらを振り返って自分の能力を確認して欲しい。
キーワード
地質学、野外実習、露頭観察、地質形成史
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
学部専門科目:野外巡検、地球科学実験IB・IIB, IA・IIA、野外実習
大学院科目:地球科学系科目全般
履修条件
連絡先
江島圭祐esm@yamaguchi-u.ac.jp
大和田正明: owada@yamaguchi-u.ac.jp
坂口有人: arito@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
江島圭祐 13:00〜18:00
坂口有人 随時(ただし事前にアポを取ってください。不在の場合が多いです)
大和田正明 原則として月曜〜金曜日、12:00〜13:00
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