開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月3~4
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3261220210
大気・土壌保全工学特論[Advanced Engineering for Atmospheric and Soil Preservation]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
樋口 隆哉[HIGUCHI Takaya]
ー
担当教員[ローマ字表記]
樋口 隆哉 [HIGUCHI Takaya], 新苗 正和 [NIINAE Masakazu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義は、国立研究機関等で環境問題に取り組んでいた経験を有する者が担当し、その経験を踏まえて大気汚染物質の発生や拡散、対策について説明するとともに、越境汚染の評価と対策について講述する。また、土壌・地下水を中心とした地圏環境について、土壌・地下水汚染の調査、対策ならびに顕在化しつつあるブラウンフィールドの問題について講述する。
授業の到達目標
大気環境問題の評価と対策について、基礎と応用の両面から体系的に理解する。
土壌汚染対策法に基づいた土壌・地下水汚染の調査・対策手法、最新の措置技術および潜在的な土壌・地下水汚染問題についての知識を深める。
授業計画
【全体】
大気汚染物質の発生や拡散、対策について説明するとともに、越境汚染の評価と対策について講義する。また、土壌・地下水を中心とした地圏環境について、土壌・地下水汚染の調査、対策ならびに顕在化しつつあるブラウンフィールドの問題について基礎と応用の両面から講義する。
この授業は複数教員が分担して実施する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
大気汚染概論(樋口)
大気汚染の現状およびその対策について概説する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第2回
燃焼に伴う大気汚染物質の発生(樋口)
主要な大気汚染物質発生過程である燃焼に注目し、各種燃料の特性、燃焼計算、燃焼装置などについて講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第3回
大気汚染物質の拡散(樋口)
大気汚染の影響を把握するために重要である、排煙拡散の一般的特性、大気環境シミュレーションモデルの構築とその応用などについて講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第4回
ガス状汚染物質の対策(樋口)
吸収法、吸着法、燃焼法などの除去技術、燃焼管理をはじめとした排出抑制など、ガス状汚染物質の対策について講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第5回
粒子状汚染物質の対策(樋口)
粒子状汚染物質の特性、発生施設および各種集じん装置による除去技術などについて講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第6回
越境大気汚染の評価と対策(樋口)
オゾン、PM2.5などの越境大気汚染について、問題の現状を説明するとともに、測定・評価方法の研究開発状況および対策の動向について講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第7回
前半のまとめ(樋口)
前半で学習した内容をまとめる。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第8回
土壌汚染概論(新苗)
土壌汚染の現状及びその対策について概説する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第9回
土壌・地下水汚染調査(I)(新苗)
指針化されている土壌・地下水汚染の調査・試験において重要な位置を占める、表土調査、土壌ガス調査、ボーリング調査、地下水調査について詳述するとともに、調査の進め方、調査地点の設定方法についても講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第10回
土壌・地下水汚染調査(II)(新苗)
指針化されている土壌・地下水汚染の調査・試験において重要な位置を占める、表土調査、土壌ガス調査、ボーリング調査、地下水調査について詳述するとともに、調査の進め方、調査地点の設定方法についても講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第11回
土壌・地下水汚染対策技術(I)(新苗)
地下水揚水法、土壌ガス吸引法、バイオレメデイエーションなどの浄化対策技術および封じ込めについて実際の対策事例およびその結果を示しながら詳述する。また、対策技術の最近の開発動向についても講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第12回
土壌・地下水汚染対策技術(II)(新苗)
地下水揚水法、土壌ガス吸引法、バイオレメデイエーションなどの浄化対策技術および封じ込めについて実際の対策事例およびその結果を示しながら詳述する。また、対策技術の最近の開発動向についても講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第13回
土壌・地下水汚染対策技術(III)(新苗)
地下水揚水法、土壌ガス吸引法、バイオレメデイエーションなどの浄化対策技術および封じ込めについて実際の対策事例およびその結果を示しながら詳述する。また、対策技術の最近の開発動向についても講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第14回
ブラウンフィールド(新苗)
顕在化しつつあるブラウンフィールドならびにブラウンフィールドに対する米国での取り組みについて講述する。
当該テーマについて予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
第15回
総括(新苗,樋口)
これまでの内容の復習および予備日
これまでの内容について予習・復習すること。(目安時間:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: --%
成績評価法
レポート100%
教科書にかかわる情報
備考
講義中に適宜テキスト資料を配付する。
参考書にかかわる情報
備考
必要に応じて資料を配付する。
メッセージ
キーワード
大気、越境汚染、環境保全、土壌、地下水、環境修復、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
履修条件
連絡先
新苗:niinae@yamaguchi-u.ac.jp
樋口:takaya@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
講義終了時に随時質問等を受け付ける。
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