開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火5~6
講義
2.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3261220320
建築構造設計学特論[Advanced Architectural Structure Design]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
秋田 知芳[AKITA Tomofusa]
ー
担当教員[ローマ字表記]
秋田 知芳 [AKITA Tomofusa], (未 定)
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
建築物の構造設計を行うためには、学部で学んだ構造力学や各種構造(RC造、S造など)、施工に関する知識の他、法で定められた構造設計の方法など、非常に幅広い知識が要求される。本授業科目では、建築物の構造設計を行うために必要な知識を講義する。
授業の到達目標
1)地震被害と耐震設計の関係を理解する。
2)建築物の構造設計に係わる規定を理解する。
3)構造解析の方法を理解する。
4)制振構造、免震構造の基本原理を理解する。
5)耐震診断、耐震補強の方法を理解する。
授業計画
【全体】
建築構造設計に関する基本的な内容について幅広く講義する。
最も基本的な内容である耐震構造の設計、構造解析の方法を学んだ後、発展的な内容である制振構造、免震構造、耐震補強等について学ぶ。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
構造設計の概要
構造設計の概要、構造設計者の役割について学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第2回
地震被害と耐震設計
過去の地震による建物の被害、耐震設計の発展につい学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第3回
耐震構造1
構造設計における荷重および外力、1次設計と2次設計について学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第4回
耐震構造2
各種構造(RC造、S造、SRC造、木造)の設計ルートについて学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第5回
耐震構造3
保有水平耐力について学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第6回
耐震構造4
必要保有水平耐力、Ds、Fesについて学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第7回
限界耐力計算
限界耐力計算の方法について学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第8回
施工現場
建物の施工現場の実例を学ぶ。
講義内容についての復習を行う。レポートを作成する。(目安時間:4時間)
第9回
構造解析~建物のモデル化
建物を1自由度系/多自由度系にモデル化する方法を学ぶ。
表計算ソフトを用い、実建物のせん断型多自由度モデルを作成する。(目安時間:4時間)
第10回
地震応答解析
数値解析にて建物の地震時挙動を計算する方法を学ぶ。
表計算ソフトにて1自由度系の地震応答解析を行う。(目安時間:4時間)
第11回
耐震診断・耐震改修
耐震診断の方法を学ぶ。多自由度系のモード分解について学ぶ。
プログラミングにて、多自由度系モデルの固有値解析、モード分解を行う。(目安時間:4時間)
第12回
制震・免震
制震・免震の力学について学ぶ。多自由度系の地震応答解析の数値解析について学ぶ。
プログラミングにて、多自由度系モデルの地震応答解析を行う。(目安時間:4時間)
第13回
非線形地震応答解析
非線形特性を考慮した応力解析法、地震応答解析法について学ぶ。
プログラミングにて、加速度応答スペクトルを計算する。(目安時間:4時間)
第14回
地中内の地震動伝播
地中内の地震動の伝播について学ぶ。
プログラミングにて、地中内の波動伝播を計算する。(目安時間:4時間)
第15回
地盤と基礎
地盤の特性試験や基礎の設計に必要な事項を学ぶ
プログラミングにて地盤ばね等の評価を行う。(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: 15% D: --%
成績評価法
レポート課題で評価する。
レポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
適宜、プリントを配布する
参考書にかかわる情報
参考書
書名
建築物の構造関係技術基準解説書
ISBN
9784864582469
著者名
国土交通省住宅局建築指導課, 日本建築行政会議, 日本建築構造技術者協会編集協力 ; 建築行政情報センター, 日本建築防災協
出版社
全国官報販売協同組合
出版年
2020
参考書
書名
最新耐震構造解析
ISBN
9784627520936
著者名
柴田明徳著
出版社
森北出版
出版年
2014
参考書
書名
制震構造 : 理論と実際
ISBN
4306033309
著者名
小堀鐸二著
出版社
鹿島出版会
出版年
2004
参考書
書名
最新MATLABハンドブック
ISBN
9784798031378
著者名
小林一行著
出版社
秀和システム
出版年
2011
参考書
書名
耐震設計シリーズ―応用編 構造物の動的設計
ISBN
9784621022153
著者名
武藤清
出版社
丸善
出版年
1977
備考
・耐震・免震・制震のはなし-第2版-改正建築基準法対応,斎藤大樹,日刊工業新聞社,2008,ISBN:978-4526060519
・建築の構造設計そのあるべき姿,日本建築学会,2010,ISBN:978-4818942042
メッセージ
構造設計で用いられる主要な計算法について学びます。
キーワード
保有耐力計算、限界耐力計算、時刻歴応答解析、耐震診断、耐震構造、制振構造、免震構造、地震動、地盤、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
建築構造設計演習、建築耐震工学特論、建築構造ゼミナール、建築材料・構工法特論
履修条件
連絡先
akita@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜9・10時限
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