開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火9~10
講義
2.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3261220380
建築材料・構工法特論[Advanced Building Materials]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
李 柱国[RI Chiyukoku]
ー
担当教員[ローマ字表記]
李 柱国 [RI Chiyukoku]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
地球・地域に多大な環境負荷を与える建築物の高性能化・長寿命化・新機能化を実現するために、建築材料の性能を理解し、正確に使用するのは重要である。なお、建築の火災安全性と長寿命化を実現するために、防火設計と正確な維持管理は不可欠である。ここで、主要な構造材料であるコンクリートの構成材料・製造・性能、高性能・新機能コンクリート、構造材料の高温性状などを解説し、鉄筋コンクリートの非破壊検査技術と補修技術について講義する。
授業の到達目標
コンクリートの目標性能の実現技術、鉄筋コンクリートの長寿命化の実現技術、リサイクル材料の使用による建材の環境負荷の削減技術などについての理解を深める。
授業計画
【全体】
建築材料の環境影響、リサイクル材料、構造材料の高温性状、コンクリートの高性能化の実現技術および鉄筋コンクリートの非破壊検査技術、補修・補強工法について解説する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
概論
建築材料と建築、建築の長寿命化と維持管理
復習(2時間)
第2回
セメント・コンクリートの基礎(1)
セメントの製造、組成および水和反応
予習・復習(4時間)
第3回
セメント・コンクリートの基礎(2)
骨材、混和材料
予習・復習 (2時間)
レポート1:コンクリートに使用されるリサイクル材料について(4時間)
第4回
フレッシュコンクリートの性能
流動性、分離抵抗性および影響要因
数値流動解析によるワーカビリーティーの予測法
予習・復習 (4時間)
第5回
硬化コンクリートの力学性能
強度、静弾性係数および影響要因
予習・復習 (4時間)
第6回
硬化コンクリートの体積変化と耐久性
乾燥収縮/各劣化現象のメカニズムと対策
予習・復習 (4時間)
第7回
コンクリートの環境性能
資源消費、汚染物質排出、環境負荷原単位、環境影響の評価方法、環境共生型コンクリート
予習・復習 (2時間)
レポート2:高性能コンクリートの製造について、2時間)
第8回
構造材料の耐火性能
コンクリートと鋼材の高温加熱前後の力学性能変化と回復
予習・復習 (4時間)
第9回
鉄筋コンクリートの非破壊検査技術(1)
強度推定技術
予習・復習 (4時間)
第10回
鉄筋コンクリートの非破壊検査技術(2)
ひび割れと鉄筋の探査技術
予習・復習 (4時間)
第11回
鉄筋コンクリートの劣化と補修・補強(1)
中性化と塩害の予防策と補修
予習・復習 (4時間)
第12回
鉄筋コンクリートの劣化と補修・補強(2)
アルカリ骨材反応と凍害の予防策と補修
予習・復習 (4時間)
第13回
鉄筋コンクリートの劣化と補修・補強(3)
火害の診断と補修
予習・復習 (4時間)
第14回
鉄筋コンクリートの劣化と補修・補強(4)
乾燥収縮および乾燥収縮ひび割れの予防と補修
予習・復習 (2時間)
演習発表のスライド作製(4時間)
第15回
鉄筋コンクリートの劣化と補修・補強(5)
コンクリート部材の補強材料と工法についての演習
復習 (2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: --% D: 15%
成績評価法
レポート60%、発表演習40%
担当教員の許可を得られず、3回(3回含む)以上欠席する場合は、評価の対象外となる。
教科書にかかわる情報
備考
プリントを配布する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
コンクリートは建物やインフラ施設に不可欠な材料である。また、診断・補修技術は長寿命化のために重要である。この授業ではコンクリートの使用材料と性質、非破壊検査と補修・補強方法を勉強して理解すれば、将来の建設分野の仕事に役に立てる。
キーワード
建築材料、コンクリート、高性能化、耐火性、維持管理、環境影響
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
履修条件
連絡先
内線電話:9731
修学支援システムを通じて電子メールで連絡する。
オフィスアワー
火曜日5、6時限
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