タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 木1~2 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3261320340 電子機能化学特論[Topics in Electron-Induced Functional Chemistry] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
中山 雅晴[NAKAYAMA Masaharu]
担当教員[ローマ字表記]
中山 雅晴 [NAKAYAMA Masaharu]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
光および電子の関わる様々な現象を熱力学および速度論的な観点に基づいて解説する。
化学メーカーの研究開発部門での勤務経験をもつ教員が含まれている。
授業の到達目標
電子移動が関わる様々な現象を平衡論および速度論の観点から議論できる。
電子移動現象を実際に測定できる。材料やデバイスが機能を発揮するメカニズムを説明できる。
授業計画
【全体】
光および電子の関わる様々な現象を熱力学および速度論的な観点に基づいて解説する。1〜7週目は電子の関わる様々な現象を熱力学および速度論的な観点に基づいて理解する。8週目以降は,分子の電子状態と光化学初期過程を学ぶ。さらに有機光機能材料を用いた液晶や有機ELについて原理を理解する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 分子軌道法 分子軌道法について復習する。 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第2回 金属の電子構造 原子軌道からバンド構造を作成し,金属の性質を議論する。 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第3回 金属/溶液界面の構造 金属/溶液界面の構造を説明する。 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第4回 平衡論 電子移動化学の平衡論について解説する。 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第5回 速度論 電子移動化学の速度論について解説する。 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第6回 電子移動反応によるものづくり 電気化学析出の平衡と速度論について解説する。 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第7回 演習 1〜6周目の内容について演習を行う。 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第8回 分子のエネルギー準位と光化学 電子状態、スピン多重度、光の吸収と発光過程、無放射過程、など 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第9回 分子分光の基礎 光吸収、蛍光、燐光、蛍光寿命測定 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第10回 有機色素 有機色素の分類と性質 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第11回 有機発光材料 有機発光材料の分類と性質 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第12回 液晶 液晶材料と液晶ディスプレイの表示原理 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第13回 有機EL 有機ELの原理と有機ELディスプレイの原理 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第14回 有機EL 高分子EL、有機EL新発光材料 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第15回 有機半導体 有機半導体とその応用 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
第16回 演習 1~15週の内容について演習を行う 資料配布
予習・復習,授業中に指示した内容(学習時間の目安4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
出席と宿題 40%,学期末の筆記式テスト 60%
教科書にかかわる情報
備考
参考資料を適宜配布する
参考書にかかわる情報
参考書 書名 Fundamentals of Electrochemical Deposition ISBN 0471712213
著者名 M. Paunovic 出版社 Wiley-Interscience 出版年
参考書 書名 Electrochemical Methods ISBN 9780471043720
著者名 A.J. Bard 出版社 John-Wiley & Sons, Inc 出版年 2000
参考書 書名 電子移動の化学 ISBN 4254145934
著者名 渡辺 正 出版社 朝倉書店 出版年 1996
備考
メッセージ
必要な資料を随時配布します。
キーワード
担当教員は実務経験あり
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
関連科目
履修条件
連絡先
中山雅晴:nkymm#yamaguchi-u.ac.jp (# to @)
オフィスアワー
13:00-17:00他,随時

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