開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半
月5~6
講義
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3261420590
計算機工学特論[Advanced Computer Systems]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
福士 将[FUKUSHI Masaru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
福士 将 [FUKUSHI Masaru], 水上 嘉樹 [MIZUKAMI Yoshiki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
計算機が登場して以来、計算処理の高速化を目指してアーキテクチャの改良が重ねられてきた。本授業では、計算機の主要な構成要素であるプロセッサとメモリに焦点を当て、高速化の基礎となるパイプライン処理、キャッシュ、仮想記憶について学ぶ。さらに、C言語を用いたプログラミング演習を通じて、ハードウェアとソフトウェアの関連性について理解する。
授業の到達目標
・計算機の高速化の基礎となるパイプライン、キャッシュ、仮想記憶について、それらの動作原理、性能の改善方法、各種問題の解決方法を説明できる。
・プログラムの実行とプロセッサ・メモリの動作の対応を把握でき、プロセッサやプログラム開発に知識を応用できる。
授業計画
【全体】
基礎知識として、プロセッサの性能とコスト要因、シングルサイクルの命令実行方式を学び、次に高速化の基礎となるパイプライン、キャッシュ、仮想記憶を学ぶ。最後に、C言語を用いたプログラミング演習を通じて、ハードウェアとソフトウェアの関連性を学ぶ。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
性能とコスト
計算機の基本構成を概観し、性能指標とコスト要因について解説する。
授業計画に沿った準備学習と配布資料を基にした復習を行う。(学修時間の目安: 4時間以上)
第2回
データパスと制御
命令セットアーキテクチャと命令実行方式について解説する。
授業計画に沿った準備学習と配布資料を基にした復習を行う。(学修時間の目安: 4時間以上)
第3回
パイプライン
パイプライン処理の概要と制御を解説し、パイプラインハザード、分岐予測、スーパスカラと動的パイプラインについて解説する。
授業計画に沿った準備学習と配布資料を基にした復習を行う。(学修時間の目安: 4時間以上)
第4回
キャッシュ
キャッシュの構成と性能解析について解説する。
授業計画に沿った準備学習と配布資料を基にした復習を行う。(学修時間の目安: 4時間以上)
第5回
仮想記憶
仮想記憶の仕組みとアドレス変換バッファについて解説する。
授業計画に沿った準備学習と配布資料を基にした復習を行う。(学修時間の目安: 4時間以上)
第6回
プログラミング(1)
C言語を用いた簡単な演習を行う。
授業計画に沿った準備学習と配布資料を基にした復習を行う。(学修時間の目安: 4時間以上)
第7回
プログラミング(2)
C言語を用いた簡単な演習を行う。
授業計画に沿った準備学習と配布資料を基にした復習を行う。(学修時間の目安: 4時間以上)
第8回
まとめ
全体のまとめを行う。
配布資料を基にした復習を行う。
(学修時間の目安: 4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 20% D: --%
成績評価法
複数回のレポートで評価します(レポート: 100%)。
出席は欠格条件とし、4回以上の欠席で欠格とします。
教科書にかかわる情報
備考
適宜、資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
コンピュータの構成と設計 第5版 上
ISBN
9784822298425
著者名
David A. Patterson, John L. Hennessy, 成田光彰 訳
出版社
日経BP社
出版年
2014
参考書
書名
コンピュータの構成と設計 第5版 下
ISBN
9784822298432
著者名
David A. Patterson, John L. Hennessy, 成田光彰 訳
出版社
日経BP社
出版年
2014
備考
メッセージ
キーワード
計算機アーキテクチャ
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
電子計算機、オペレーティングシステム
履修条件
連絡先
福士 将 (mfukushi@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
月7~8(都合がつけばいつでも対応します)
ページの先頭へ