タイトル

開講年度 開講学部等
2026 大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半 月5~6   1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3261420820 情報推薦システム特論 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
王 元元[Yeanyuan Wang]
担当教員[ローマ字表記]
王 元元 [Yeanyuan Wang]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義では、Amazonの商品推薦やNetflixの映画推薦などで広く利用されている「情報推薦システム」の基盤技術について、その理論的背景から実践的な応用までを体系的に学習する。古典的な推薦アルゴリズムから、深層学習を用いた最新のモデルまでを網羅的に扱い、特定の問題設定に対して適切な推薦手法を設計・実装・評価できるようになることを目的とする。
授業の到達目標
・情報推薦システムの基本的な概念とタスク(評価値予測、アイテムランキング等)を説明できる。
・内容ベースフィルタリング、協調フィルタリング、潜在因子モデルといった代表的な推薦アルゴリズムの仕組みを理解し、その長所と短所を説明できる。
・推薦システムの性能を評価するための主要な評価指標(RMSE, Precision, Recall, nDCGなど)を理解し、目的に応じて適切に選択・活用できる。
・文脈情報や時間的順序を考慮した推薦や、システムの公平性といった発展的なトピックに関する基礎知識を習得し、今後の研究や実務への応用可能性を考察できる。
授業計画
【全体】
情報推薦システムの基礎理論から最新の評価手法までを体系的に習得する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンスと推薦システムの概要 授業の進め方、成績評価について説明する。推薦システムの定義、歴史、代表的な応用例を紹介し、推薦問題の定式化(ユーザ、アイテム、フィードバック)について学ぶ。 授業計画に沿って準備学習(目安:2時間)と授業内容の復習(目安:2時間)、分からないときには教員に質問する。
第2回 内容ベース推薦 アイテムの属性情報(テキスト、ジャンル等)をベクトルとして表現し、ユーザの嗜好プロファイルと照合する内容ベース推薦の仕組みを学ぶ。TF-IDFなどの古典的手法から単語埋め込みまでを扱う。 授業計画に沿って準備学習(目安:2時間)と授業内容の復習(目安:2時間)、分からないときには教員に質問する。
第3回 協調フィルタリング ユーザとアイテムの行動履歴のみを利用する協調フィルタリングを学ぶ。特に、近傍法(ユーザベース、アイテムベース)や潜在因子モデルにおける評価値予測、推薦リスト作成のプロセスを詳しく解説する。 授業計画に沿って準備学習(目安:2時間)と授業内容の復習(目安:2時間)、分からないときには教員に質問する。
第4回 知識ベース推薦システム ユーザからの明示的な要求(制約)に基づいて推薦を行う知識ベース推薦を学ぶ。制約ベースの手法や対話的な推薦の仕組みを理解する。 授業計画に沿って準備学習(目安:2時間)と授業内容の復習(目安:2時間)、分からないときには教員に質問する。
第5回 ハイブリッド推薦システム これまで学んだ複数の推薦手法を組み合わせるハイブリッド推薦を学ぶ。単一の手法では解決できない課題(コールドスタート問題など)へのアプローチを理解する。 授業計画に沿って準備学習(目安:2時間)と授業内容の復習(目安:2時間)、分からないときには教員に質問する。
第6回 推薦システムの評価①:評価の枠組みと予測精度の指標 推薦システムの評価設計について学ぶ。オフライン評価とオンライン評価(A/Bテスト)の違いを理解し、評価値予測タスクにおける評価指標(RMSE, MAE)の計算方法と特性を習得する。 授業計画に沿って準備学習(目安:2時間)と授業内容の復習(目安:2時間)、分からないときには教員に質問する。
第7回 推薦システムの評価②:順位付け精度と精度以外の指標 アイテムの推薦順位を評価するランキング精度指標(Precision, Recall, MAP, nDCG)を学ぶ。また、多様性(Diversity)や新規性(Novelty)といった、予測精度だけでは測れない推薦の質に関する評価軸を理解する。 授業計画に沿って準備学習(目安:2時間)と授業内容の復習(目安:2時間)、分からないときには教員に質問する。
第8回 総括 講義内容全体を振り返り、最終レポート課題について説明する。 最終レポート課題に取り組み(目安:4時間)、分からないときには教員に質問する。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法
出席回数は、原則として2回以上の欠席で欠格となる。
成績は宿題・レポート(複数回)100%で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は特に使用しない。
必要に応じてプリント資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 基礎から学ぶ推薦システム : 情報技術で嗜好を予測する ISBN 9784339029284
著者名 奥健太著 出版社 コロナ社 出版年 2022
参考書 書名 Recommender systems : the textbook ISBN 9783319296579
著者名 Charu C. Aggarwal 出版社 Springer 出版年 2016
備考
メッセージ
・本講義の受講にあたり、線形代数、確率・統計の基礎知識と、Python等によるプログラミング経験があることが望ましい。
・宿題においてプログラミングを課すため、各自で実行環境を準備すること。
・講義で扱う内容について、積極的に質問・議論に参加することが期待される。
キーワード
情報推薦、推薦システム、協調フィルタリング、内容ベースフィルタリング、潜在因子モデル、評価指標、機械学習
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • つくる責任つかう責任
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
E-mail: y.wang[at]yamaguchi-u.ac.jp
※[at]の部分を@に書き換えてメールしてください。
オフィスアワー
在室時の対応が可能であるが、あらかじめメールで連絡することが望ましい。

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