開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水1~2
講義
4.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3262220030
環境保全工学特論[Advanced Environmental Conservation Engineering]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山本 浩一[YAMAMOTO Koichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
山本 浩一 [YAMAMOTO Koichi], 樋口 隆哉 [HIGUCHI Takaya]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
建設環境工学分野の技術者にとって、開発事業に関わっていく上で環境保全の理解は重要である。本講では、国立研究機関や高等専門学校での勤務経験のある教員が、現場で環境保全に取り組むための専門的知識や考え方について、具体的事例も交えながら講義する。
授業の到達目標
地域環境保全・気候変動にかかる専門用語を理解し、その意味を説明できる。
地域環境保全・気候変動にかかる基本的な式を理解し、その意味を説明できる。
地域環境問題と地球環境問題への対応の仕方、環境保全と開発の調和の取り方、環境影響に配慮した開発のあり方を自主的に考えることができる。
授業に真面目に取り組むだけでなく、教員や他の学生の意見を一旦理解した上で、自分の意見もしっかり持つような態度を養う。
ディベートやディスカッションのルールを理解し実践できる。短く要点をまとめたクリアなプレゼンテーション技術を習得する。
授業計画
【全体】
授業前半は樋口、後半は山本が担当する。前半はディベートやディスカッションの時間を取る。後半においては各自モデルを理解して計算問題に取り組む。
ほぼ毎回、講義の要点等についてレポートを提出させる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
環境保全における住民の関わり
環境保全における住民の役割、住民活動の経緯と特徴、住民活動と行政施策との関係
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第2回
工業開発に伴う大気汚染(1)硫黄酸化物
汚染による影響、二酸化硫黄汚染の推移とその対策、事例紹介
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第3回
工業開発に伴う大気汚染(2)窒素酸化物
汚染による影響、二酸化窒素汚染の推移とその対策、事例紹介
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第4回
工業開発に伴う大気汚染(3)有害大気汚染物質
汚染による影響、ベンゼン汚染の推移とその対策、事例紹介
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第5回
環境保全をテーマとしたディベート(1)
環境保全に関するテーマを設定し、グループで討論を実施(前半)
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第6回
環境保全をテーマとしたディベート(2)
環境保全に関するテーマを設定し、グループで討論を実施(後半)
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第7回
環境保全をテーマとしたディベート(3)
ディベートを実施
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第8回
モデルのつくり方
実験とシミュレーション,モデルの組み立て方,ブロックの大きさ,抵抗の集中化,熱伝達係数と境膜物質移動係数
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第9回
モデルの特性と解法
フィードバック機構,流れにおける移動量のつり合い,計算の安定性と発散
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第10回
ボックスモデル演習
パソコンを用いて差分法による数値解析を行う
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第11回
環境測定の目的と誤差
測定の目的,標本抽出と調査,環境資料測定の誤差,誤差の伝播
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第12回
データを用いたモデルの決定
線形モデル,非線形モデル,相関係数
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第13回
データの分析・整理の方法
変数の選択,データの段階別整理,実験計画の立て方
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第14回
物質収支に着目したデータ分析の例
測定の目的・方法における問題,物質収支をとるための調査方法
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
第15回
システム分析
時間変動の捉え方,システムの時定数
予習・復習(学習時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 10% C: 20% D: --%
成績評価法
小テストおよび授業内レポート25%、宿題および授業外レポート50%、プレゼンテーション25%で評価する。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
環境問題に取り組むための移動現象・物質収支入門 : 現象の定式化・モデル化・データ解析の基礎
ISBN
9784621088531
著者名
松藤敏彦著
出版社
丸善出版
出版年
2014
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
環境と政策-倉敷市からの証言-
ISBN
9784864293518
著者名
井上堅太郎
出版社
大学教育出版
出版年
2015
備考
メッセージ
キーワード
大気汚染、水質汚濁、地球温暖化、水質分析、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
社会建設工学科 山本浩一 k_yama@yamaguchi-u.ac.jp
循環環境工学科 樋口隆哉 takaya@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
授業終了後
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