開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水5~6
講義
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3262220370
建築設備設計特論[Advanced Building Equipment Design]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
三浦 克弘[MIURA Katsuhiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
三浦 克弘 [MIURA Katsuhiro], 桑原 亮一 [KUWAHARA Ryoichi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
定常熱伝導と非定常熱伝導の違いを理解して、実務で主流となっているプログラムを用いた空調熱負荷計算手法を学習する。また、装置容量決定に用いられる最大熱負荷計算と消費エネルギーの評価の用いられる年間熱負荷計算の使い分けを理解する。さらに、ZEBの定義やZEB構築のための要素技術について学ぶ。講義の後半は主として建築設備システムの性能評価が可能なWebプログラムを用いた演習を行う。
授業の到達目標
1)動的な空調熱負荷計算に用いる非定常熱伝導と定常熱伝導の違いを理解する。
2)最大熱負荷計算と年間熱負荷計算の使い分けを理解する。
3)ZEBの定義、ZEB構築のための要素技術などについて理解する。
4)建築設備システムのエネルギー性能評価手法を理解する。
授業計画
【全体】
前半は定常熱伝導と非定常熱伝導の違いを理解して、実務で主流となっているプログラムを用いた空調熱負荷計算手法を学習する。また、装置容量決定に用いられる最大熱負荷計算と消費エネルギーの評価の用いられる年間熱負荷計算の使い分けを理解する。講義の後半は主として建築設備システムの性能評価が可能なWebプログラムを用いた演習を行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
前半の講義内容説明、熱負荷と伝熱計算
前半の講義内容説明と熱負荷計算に用いる伝熱計算方法について学ぶ
予習 (学修時間の目安 4時間以上)
第2回
非定常熱伝導と定常熱伝導(その1)
非定常熱伝導方程式の数値解法について学ぶ。
建築環境工学Ⅰ・同演習、建築環境工学Ⅱ・同演習の資料を見直して、関連部分の復習をしておくこと(目安時間:6時間)。
第3回
非定常熱伝導と定常熱伝導(その2)
非定常熱伝導方程式の数値解法を用いた演習を行う。
建築環境工学Ⅱ・同演習の資料を見直して、関連部分の復習をしておくこと(目安時間:6時間)。
第4回
動的熱負荷計算法を用いた最大熱負荷計算(1)
動的熱負荷計算プログラムの入力方法と出力結果を理解する。
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第5回
動的熱負荷計算法を用いた最大熱負荷計算(2)
年間熱負荷計算を行う場合の動的熱負荷計算プログラム入力方法と出力結果のまとめ方を学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第6回
動的熱負荷計算法を用いた年間熱負荷計算(1)
グループに分かれて、モデル建物を用いた年間熱負荷計算を行う。
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第7回
動的熱負荷計算法を用いた年間熱負荷計算(2)、前半レポート課題説明
グループ毎にモデル建物を用いた年間熱負荷計算を行う。
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第8回
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の定義および事例
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の定義を理解し、ZEB構築のための要素技術や事例について学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第9回
エネルギー性能評価指標
CASBEE,LEEDなどのエネルギー評価指標について学ぶ
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第10回
建築設備システムのエネルギー性能評価(1)
エネルギーシミュレーション演習1(PC利用)
対象建物・webプログラムを理解する。
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第11回
建築設備システムのエネルギー性能評価(2)
エネルギーシミュレーション演習2 外皮・窓ガラスの設計計画
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第12回
建築設備システムのエネルギー性能評価(3)
エネルギーシミュレーション演習3 熱源システムの設計計画
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第13回
建築設備システムのエネルギー性能評価(4)
エネルギーシミュレーション演習 空調・換気システムの設計計画
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第14回
建築設備システムのエネルギー性能評価(5)
エネルギーシミュレーション演習 再生可能エネルギー利用の導入
予習・復習 (学修時間の目安 4時間以上)
第15回
建築設備システムのエネルギー性能評価(6)
エネルギーシミュレーション結果の発表
該当せず
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: --% C: 30% D: --%
成績評価法
レポート課題 100%(前半 50%、後半 50%)
教科書にかかわる情報
教科書
書名
該当なし
ISBN
著者名
出版社
出版年
備考
適宜プリントを配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
空調設備の動的熱負荷計算入門
ISBN
著者名
出版社
(社)建築設備技術者協会
出版年
参考書
書名
空気調和ハンドブック
ISBN
9784621079591
著者名
井上宇市
出版社
丸善
出版年
2008
備考
適宜紹介する。
メッセージ
キーワード
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
建築環境工学Ⅰ・同演習、建築環境工学Ⅱ・同演習、建築設備工学Ⅰ・同演習、建築設備工学Ⅱ・同演習、建築設備設計演習
履修条件
連絡先
三浦 克弘 miura-katsu@yamaguchi-u.ac.jp
桑原 亮一 rkuwahar@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜日9・10時限(三浦)
火曜日3・4時限(桑原)
※急な予定が入る可能性があるため、事前に連絡をすること。
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