開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水3~4
講義
0.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3262320191
生命機能化学特論[Advanced Biosciences and Biotechnology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
堤 宏守[TSUTSUMI Hiromori]
ー
担当教員[ローマ字表記]
堤 宏守 [TSUTSUMI Hiromori], 片山 祐 [KATAYAMA Yu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
高分子化学の基礎を復習した後、生命機能に関わる高分子の性質や特徴などを、高分子化学の立場から学ぶ。また、生命機能に関わる高分子の特性を利用した医療材料や医用材料についても、最近の論文等を例示しながら学ぶ。
授業の到達目標
生命化学に対する高度な知識を身につける。
最新の論文等から科学的結果の理解と評価の基準を身につける。
あらゆる生命化学に対する興味を身につける。
プレゼンテーションにより自分の知識や思考をディスカッションする能力を身につける。
授業計画
【全体】
この講義では、最初に高分子化学の復習を行った後、タンパク質、核酸や多糖類など生命科学に関わりの深い高分子材料について講義を行う。それらの高分子材料の構造、特徴、機能について解説すると共に、それらを用い、人工の系に応用した例についても紹介する。次にソフトマテリアルについて概説した後、生命科学とも関わりの深い高分子ゲルや、その他の医用、医療材料について、合成、特徴、特性について講述し、さらに応用について紹介する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
高分子化学の復習 その1
高分子化学の基礎を復習する。高分子化学を履修している前提で講義を行うものの、基礎的な部分を中心に解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第2回
高分子化学の復習 その2
後半で講義を行う各種医療材料としての高分子材料の合成方法などの基礎とするための高分子合成の基礎を解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第3回
高分子化学の復習 その3
合成高分子化合物の構造解析の方法について、学部において既習と思われる分析方法の復習を行うと共に、実際のデータの解析を含めて学ぶ。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第4回
生体内で用いられる材料 その1
生体内で人工物に対して起こる各種反応について学ぶ。特に異物を排除しようとする反応を中心に、その機能や防ぐ方法などについて解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第5回
生体内で用いられる材料 その2
生体内で人工物に対して起こる各種反応について学ぶ。特に異物を排除しようとする反応を中心に、その機能や防ぐ方法などについて、前回に引き続いて解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第6回
生体内で用いられる材料 その3
細胞接着に関わる物質(分子)の作用機序について解説する。さらに、それらの機能を応用した材料についても解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第7回
医用材料、医療材料としての高分子材料 その1
前回までの講義内容に基づいて、特に高分子材料を用いた医用、医療材料について解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第8回
医用材料、医療材料としての高分子材料 その2
高分子材料を用いた医用、医療材料について解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第9回
形状を制御により機能を発揮する材料 その1
高分子多孔質材料のように、形状を制御することで特定の機能を発揮する材料について解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第10回
形状を制御により機能を発揮する材料 その2
高分子多孔質材料のように、形状を制御することで特定の機能を発揮する材料について解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第11回
ドラッグデリバリーシステムの基礎
生体内の薬物動態に関する基礎的な講義を行うと共に、ドラッグデリバリーシステムの必要性や原理について解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第12回
ドラッグデリバリーシステムの応用 その1
ドラッグデリバリーシステムの応用例について講述する。どのような原理を用いているか、それがどのように役立っているか、などについて講述する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第13回
ドラッグデリバリーシステムの応用 その2
ドラッグデリバリーシステムの応用例について講述する。どのような原理を用いているか、それがどのように役立っているか、などについて講述する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第14回
全体のまとめ
ここまでの講義を振り返って、全体をまとめる。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第15回
全体のまとめとレポート作成に関する留意事項
最終レポートの提出に向けた注意点や観点について解説する。
予習と復習を行うこと(合計時間の目安 4時間以上)
第16回
レポート作成と提出
(講義時間外)レポートを作成し、提出することで、定期試験に替える。
(講義時間外)レポートを作成し、提出することで、定期試験に替える。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 5% D: --%
成績評価法
4回以上欠席した場合は、欠格となる。授業内のレポート 20%、学期末の総合レポート 80%
教科書にかかわる情報
備考
必要に応じて、プリントなどを配付予定
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
生命科学に関わる高分子材料は、多岐にわたるので、この講義において、全てを解説することはできないと思います。自学自習のきっかけを、この講義で掴むことを目指して下さい。
キーワード
高分子化学、高分子化合物、細胞接着、高分子ゲル、医療材料、医用材料、ドラッグデリバリーシステム
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
学部 高分子化学Ⅰ、Ⅱなど
履修条件
学部の講義 高分子化学Ⅰ、Ⅱなどを理解していること。また、学部レベルの化学に対する一般知識を有していること。
連絡先
内線 9282
急ぎでない場合は、修学支援システムを経由して、連絡すること。こちらからの各種連絡も、修学支援システムを利用するので、大学から付与されたメールを必ず確認すること。
オフィスアワー
特に設けないので、事前にメールなどで連絡してください。
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