山口大学教務システム - 3263112022-高度ものづくり創成演習

開講年度	開講学部等
2025	大学院創成科学研究科（博士前期）
開講学期	曜日時限	授業形態	AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
通年	集中		10.0
時間割番号	科目名[英文名]			使用言語	単位数
3263112022	高度ものづくり創成演習(（製品設計）)[Seminar on Sophisticated Monozukuri]			日本語	4
担当教員（責任）[ローマ字表記]					メディア授業
古賀毅[KOGA Tsuyoshi]					ー
担当教員[ローマ字表記]
古賀毅　[KOGA Tsuyoshi]
特定科目区分		対象学生		対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目			カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)

授業の目的と概要

本講義では，イノベーション実現のための具体的なステップである，技術駆動型の製品開発イノベーションについて学びます．
日本が技術力で世界をリードする製鉄，鋳造分野において，一流の技術力を持つ企業で長年研究開発部門を率いた経験のある講師から，金型鋳造による製品設計イノベーションについて，主に日本語で学びます．また，世界的なプラント建設企業から，エネルギー生産とサプライチェーンにおける品質管理のリーダーを講師として招き，品質管理マネジメントシステム，特にシステム設計とプロジェクトマネジメント，リーダーシップ，品質予測におけるデータと統計の活用について学びます．

授業の到達目標

・イノベーションにおける技術の重要性を理解する
・技術駆動型の新製品開発の具体的プロセスを理解する
・研究開発において要素技術の基礎から応用を企業の実践例を中心にして理解する
・研究所におけるプロジェクトマネジメント戦略の具体例を学ぶ
・鉄鋼材料の基礎と理論を理解し，思考・判断に組み込むことができる．
・鋳造方法を理解し，思考・判断に組み込むことができる．
・超微細化ダクタイル鋳鉄を理解し，思考・判断に組み込むことができる．
・製品設計を，素材やエネルギーから製造コストまでを考えた上で実行できるような関心と意欲を身に着ける

授業計画

【全体】

特に産業界においてリーダーシップを発揮している方々との討議や共同作業を通して，実践課題を解決する手法や知識を学びます．本講義は，山口大学の特色ある教育プログラム「イノベーション実践教育プログラム（解析主導設計）」における必修科目に制定されています．

	項目	内容	授業時間外学習	備考

第1回	global competitiveness	Lesson about global competitiveness	Preliminary review and report assignment completion regarding: global competitiveness (Estimated study time: 4 hours or more each for preparation and review)

第2回

strategic management

Lesson about
strategic management

Preliminary review and report assignment completion regarding:
strategic management
(Estimated study time: 4 hours or more each for preparation and review)

第3回

ethics and corporate social responsibility

Lesson about
ethics and corporate social responsibility

Preliminary review and report assignment completion regarding:
ethics and corporate social responsibility
(Estimated study time: 4 hours or more each for preparation and review)

第4回

partnering and strategic alliances

Lesson about
partnering and strategic alliances

Preliminary review and report assignment completion regarding:
partnering and strategic alliances
(Estimated study time: 4 hours or more each for preparation and review)

第5回

quality culture

Lesson about
quality culture

Preliminary review and report assignment completion regarding:
quality culture
(Estimated study time: 4 hours or more each for preparation and review)

第6回

Lean and Lean Six Sigma

Lesson about
quality culture

Preliminary review and report assignment completion regarding:
Lean and Lean Six Sigma
(Estimated study time: 4 hours or more each for preparation and review)

第7回

Quality Management

Lesson about
Quality Management

Preliminary review and report assignment completion regarding:
Quality Management
(Estimated study time: 4 hours or more each for preparation and review)

第8回

講師経歴紹介
機械製造業
技術経営

日本の貿易収支を支える産業
機械製造業における技術の裏付け
について学ぶ。

どのような業種･職種を選ぶか
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第9回

開発企画

事業戦略と技術開発の実例
・市場分析、勝ち技、事業化、
　顕在･潜在リスク
について学ぶ。

開発企画書（与えられたテーマに対して
検討要素を分担）
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第10回

開発実務

プロジェクトマネージメント
・開発ステージとプロジェクト
・目標、プロセス、アウトプット
について学ぶ。

プロジェクト計画書（個別）
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第11回

技術開発の事例１

油圧サーボ弁
・実例説明と質疑、討議
について学ぶ。

油圧サーボ弁振返り
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第12回

技術開発の事例２

ギガキャスト
・実例説明と質疑、討議
について学ぶ。

ギガキャスト振返り
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第13回

トラブル事例１

重要部材の破壊や損傷
・実例説明と質疑、討議
について学ぶ。

重要部材の破壊や損傷
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第14回

トラブル事例２

塗装剥離
・実例説明と質疑、討議
について学ぶ。

塗装剥離
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第15回

ICTプロジェクト

ソリューションの提供
・物理現象のみえる化
・リモート診断、AI商品
について学ぶ。

ICTプロジェクト
に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第16回

球状黒鉛鋳鉄の紹介；発明逸話，生産比率，特性，適用事例

球状黒鉛鋳鉄の紹介に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第17回

黒鉛球状化仮説「サイト説」の着想

黒鉛球状化仮説に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第18回

サイト説の実証；第１段階「凝固様式・過程」＆「内部構造」

サイト説の実証に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第19回

サイト説の実証；第2段階「フリーMgと特性との相関」＆「フリーMgの迅速分析」

「フリーMgと特性との相関」＆「フリーMgの迅速分析」に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第20回

第3段階「Mg気泡の痕跡Void」&「Mg Halo」

「Mg気泡の痕跡Void」&「Mg Halo」に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第21回

サイト説の実証；第4段階「遊離炭素量」＆「凝固膨張圧力・体積」

「遊離炭素量」＆「凝固膨張圧力・体積」に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第22回

サイト説の実証；第5段階「無押し湯鋳造方案」「凝固組織制御」

「無押し湯鋳造方案」「凝固組織制御」に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第23回

サイト説の実証；第6段階「熱バランサー」&「CAE解析」

「熱バランサー」&「CAE解析」に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第24回

第7段階「新規適用事例」,「実体強度の保証」＆「不具合の改善事例」

「実体強度の保証」＆「不具合の改善事例」に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第25回

接種理論の仮説「フリーN説」の着想

接種理論の仮説「フリーN説」に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第26回

フリーN説の証明

フリーN説の証明に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第27回

サイト説とフリーN説の融合Ⅰ

サイト説とフリーN説」の融合Ⅰ

サイト説とフリーN説の融合Ⅰに関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第28回

サイト説とフリーN説の融合Ⅱ

サイト説とフリーN説」の融合Ⅱ

サイト説とフリーN説の融合Ⅱに関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第29回

マグネシウム含有量の計算と発表

マグネシウム含有量の計算を行い，チームで発表会を行います．

マグネシウム含有量の計算と発表に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

第30回

超微細化ダクタイル鋳鉄の適用可能性

超微細化ダクタイル鋳鉄の適用可能性について調べ，チームで発表会を行います．

超微細化ダクタイル鋳鉄の適用可能性に関する復習とレポート課題作成
(学修時間の目安：４時間以上)

※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】