開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火1~2
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
3272170001
園芸学特論[Advanced Horticultural Science]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
執行 正義[SHIGYO Masayoshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
執行 正義 [SHIGYO Masayoshi], 金 貞希 [KIM Junghee], 妻鹿 良亮 [MEGA Ryosuke]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
野菜園芸学と果樹園芸学における遺伝・育種や栽培分野の研究成果について、4つの内容により実例と共に解説する。1.海外遺伝資源利用の必要性と今後の展望、CBDとITPGR、海外遺伝資源利用の必要性、導入に向けた今後の展望を中心に解説する。2.ネギ類育種における変異拡大戦略と新規選抜指標について解説する。3.赤・青LED交互照射によるリーフレタスの生育促進について、交互照射の効果、R/B比最適化の有効性、生育促進メカニズムについて解説する。4.カンキツ類の自家不和合性の遺伝子と連鎖する分子マーカー、タンパクの探索及び今後の展望について解説する。
授業の到達目標
野菜・果樹等における育種と栽培の概要と課題を理解する。
講義で取り上げた各テーマについて自分の意見を論理的に述べることができる。
野菜・果等の育種と栽培に関する関心を広げ、問題意識を高めることができる。
日常生活の中で植物育種と植物栽培の問題について主体的に考えることができる。
グループによるプレゼンを課し、様々な問題を具体的に考える。
授業計画
【全体】
以下の通り、講義を実施する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
はじめに(ガイダンス)
執行正義
ガイダンス
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第2回
農業分野における海外遺伝資源利用の必要性と今後の展望(1)
執行正義
-CBDとITPGR-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第3回
農業分野における海外遺伝資源利用の必要性と今後の展望(2)
執行正義
-海外遺伝資源利用の必要性-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第4回
農業分野における海外遺伝資源利用の必要性と今後の展望(3)
執行正義
-導入に向けた今後の展望-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第5回
ネギ類育種における変異拡大戦略と新規選抜指標について(1)
執行正義
-変異拡大戦略-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第6回
ネギ類育種における変異拡大戦略と新規選抜指標について(2)
執行正義
-新規選抜指標について-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第7回
赤・青LED交互照射によるリーフレタスの生育促進(1)
執行正義
-なぜ、赤色と青色のLEDなのか-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第8回
赤・青LED交互照射によるリーフレタスの生育促進(2)
執行正義
-赤・青LED交互照射の効果-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第9回
赤・青LED交互照射によるリーフレタスの生育促進(3)
執行正義
-R/B比(赤青比)最適化の有効性-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第10回
赤・青LED交互照射によるリーフレタスの生育促進(4)
執行正義
-赤青交互照射の生育促進メカニズム-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第11回
カンキツ類の自家不和合性(1)
金貞希
-自家不和合性とは-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第12回
カンキツ類の自家不和合性(2)
金貞希
-自家不和合性遺伝子型-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第13回
カンキツ類の自家不和合性(3)
金貞希
-幼樹開花性を用いた自家不和合性遺伝子と連鎖する分子マーカーの探索-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第14回
カンキツ類の自家不和合性(4)
金貞希
-自家不和合性関連遺伝子およびタンパクの探索-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第15回
カンキツ類の自家不和合性(5)
金貞希
-今後の展望-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
第16回
植物育種学の新展開
妻鹿良亮
-植物の代謝育種について-
講義内容を踏まえ、準備学習2時間とレポート作成2時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業後のレポートで評価します。
レポート 100%
教科書にかかわる情報
備考
該当なし
参考書にかかわる情報
参考書
書名
改定版育種における細胞遺伝学
ISBN
9784842504698
著者名
福井希一・辻本壽
出版社
養賢堂
出版年
2010
参考書
書名
植物細胞遺伝工学
ISBN
4753640957
著者名
西山市三
出版社
内田老鶴圃
出版年
1994
参考書
書名
Allium crop science : recent advances
ISBN
0851995101
著者名
Rabinowitch, Haim D. &Currah, L.
出版社
CABI Pub.
出版年
2002
参考書
書名
Genetic Resources, Chromosome engineering & Crop Imporovement: Vegetable Crops, Volum 3
ISBN
0849396468
著者名
Ram J. Singh(ed.)
出版社
CRC Press
出版年
2006
参考書
書名
Hand Book of Plant Breeding, Vol.2, vegetables II
ISBN
9780387741086
著者名
Jaime Prohens & Fernando Nuez (eds.)
出版社
Springer
出版年
2008
備考
その他の参考書として以下のものがある。
1.Plant Cytogenetics,Ram J. Singh,CRC Press,2003年, ISBN 0849323886
メッセージ
講義中の私語は厳禁します。真剣に学ぼうとしている方の迷惑になります。
キーワード
植物遺伝資源、国際条約、交雑育種、DNAマーカー、植物工場、LED
持続可能な開発目標(SDGs)
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
執行正義:shigyo@yamaguchi-u.ac.jp
金貞希:kim@yamaguchi-u.ac.jp
妻鹿良亮:mega@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
メールにて連絡すること
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