タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士前期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年 月7~8,金1~2   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
3273170055 フィールド科学特論[Field Science] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
高橋 肇[TAKAHASHI Tadashi]
担当教員[ローマ字表記]
高橋 肇 [TAKAHASHI Tadashi], 細井 栄嗣 [HOSOI Eiji], 藤間 充 [TOHMA Mitsuru], 鈴木 賢士 [SUZUKI Kenji], 荒木 英樹 [ARAKI Hideki], 柳 由貴子 [YANAGI Yukiko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義は3つのパート(Ⅰ「植物群落と動物個体群の生態」,Ⅱ「フィールド生態環境」,Ⅲ「フィールド解析」)に分かれ,それぞれの授業をとることで最大6単位まで積み上げ可能である.
 Ⅰ.「植物群落と動物個体群の生態」では,フィールドにおける植物群落や動物個体群の生態を理解するとともに,それを規定する要因の特性を学習する.
Ⅱ.「フィールド生態環境」では,土壌の理化学性や物理性,ならびに気象学的要因が,フィールドの生態環境形成や物質循環にどのような役割を果たしているのかを学ぶ.
Ⅲ.「フィールド解析」では,フィールドにおける動植物の生態を理解・研究する上で必要な統計学的分析法を学習する.また,フィールドで動植物や環境要因を観測・解析する手法の原理についても学ぶ.
授業の到達目標
生物生産・環境科学に関する専門知識及び技術を修得し、持続可能で豊かな社会の形成に貢献する能力を身につける。フィールドで起こる事象の実態を知り,それに関連する要因の特性を理解する.そして,それらの要因が,事象に対してどのような役割を果たしているのかが理解できる.また,フィールド科学に必要な研究技能を習得し,フィールド科学研究者としての素養を高める.
授業計画
【全体】
 本講義は3つのパート(Ⅰ「植物群落と動物個体群の生態」,Ⅱ「フィールド生態環境」,Ⅲ「フィールド解析」)からなる。Ⅰ.「植物群落と動物個体群の生態」では,フィールドにおける植物群落や動物個体群の生態を理解するとともに,それを規定する要因の特性を学習する.Ⅱ.「フィールド生態環境」では,土壌の理化学性や物理性,ならびに気象学的要因が,フィールドの生態環境形成や物質循環にどのような役割を果たしているのかを学ぶ.Ⅲ.「フィールド解析」では,フィールドにおける動植物の生態を理解・研究する上で必要な統計学的分析法を学習する.また,フィールドで動植物や環境要因を観測・解析する手法の原理についても学ぶ.
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 Ⅰ.植物群落と動物個体群の生態
研究計画についての議論(1)
生物を用いた研究の研究計画立案にむけてすべき事柄を話し合う(荒木) 予習・復習(目安4時間以上)
第2回 Ⅰ.植物群落と動物個体群の生態
研究成果についての議論(1)
学会等で発表した(する)成果をとりまとめ、次年度以降の研究計画にどのように生かすか協議する(荒木) 予習・復習(目安4時間以上)
第3回 Ⅰ.植物群落と動物個体群の生態
シカ密度調査(1)
フィールド調査(細井) 予習・復習(目安4時間以上)
第4回 Ⅰ.植物群落と動物個体群の生態
シカ密度調査(2)
フィールド調査(細井) 予習・復習(目安4時間以上)
第5回 Ⅱ.フィールド生態環境
秋吉台の自然(1)
秋吉台科学博物館での研修(柳) 予習・復習(目安4時間以上)
第6回 Ⅱ.フィールド生態環境
土壌断面調査(1)
土壌断面調査の概要説明・試坑作成の準備(柳) 予習・復習(目安4時間以上)
第7回 Ⅱ.フィールド生態環境
風化作用と土壌鉱物
土壌を構成する鉱物の成り立ちを理解する(藤間) 予習・復習(目安4時間以上)
第8回 Ⅱ.フィールド生態環境
土壌生成因子と土壌生成作用
土壌の生成を理解する(藤間) 予習・復習(目安4時間以上)
第9回 Ⅱ.フィールド生態環境
沖積地の土壌と農業
沖積地の土壌の特徴と農業との関係を理解する(藤間) 予習・復習(目安4時間以上)
第10回 Ⅱ.フィールド生態環境
電気工学の基礎,演習・実習(1)
電気工学の基礎を復習し、計測手法の理解に必要な演習、実習を行う(鈴木) 予習・復習(目安4時間以上)
第11回 Ⅲ.フィールド解析
さまざまな計測技術(リモートセンシング・直接観測)電磁波を使った計測
電磁波を使った計測方法など、さまざまな計測技術を紹介する(鈴木) 予習・復習(目安4時間以上)
第12回 Ⅲ.フィールド解析
身近な計測機器の仕組みと使い方
自らが研究で使用している計測機器を取り上げ、その原理や仕組みを理解する(鈴木) 予習・復習(目安4時間以上)
第13回 Ⅲ.フィールド解析
統計の基礎(1)
母集団と標本、確率分布、仮説検定、t検定(高橋) 授業資料(プリントとExcelファイル)を使って復習し、小テストを回答・提出する(4時間)
第14回 Ⅲ.フィールド解析
統計の基礎(2)
分散分析(完全無作為法、乱塊法)(高橋) 授業資料(プリントとExcelファイル)を使って復習し、小テストを回答・提出する(4時間)
第15回 Ⅲ.フィールド解析
統計の応用(1)
多重比較(高橋) 授業資料(プリントとExcelファイル)を使って復習し、小テストを回答・提出する(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 10% C: 80% D: 5%
成績評価法
1.授業は,担当教員がそれぞれの担当する分野の授業および演習を行う.授業を出席しテスト等を受ければポイントを取得することができ,このポイントを積み重ねることで単位を取得することができる(2単位ずつ,最大6単位まで積み上げ可能).
2.専門性が高い分野の授業を分担するため,授業は担当教員が指定する時期に開催する.また,授業によって1回のコマ数も異なるので注意してほしい.
3.ポイントの積み上げ方,各授業の開催時期,各授業のコマ数はガイダンスで説明するので必ず出席すること.
評価する教員によって異なるものの、概ね、試験25%、課題・レポート等75%で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
該当なし
参考書にかかわる情報
備考
該当なし
メッセージ
1.専門性が高い分野の授業を分担するため,授業は担当教員が指定する時期に開催する.また,授業によって1回のコマ数も異なるので注意してほしい.
2.ポイントの積み上げ方,各授業の開催時期,各授業のコマ数はガイダンスで説明するので必ず出席すること.
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • Life on land
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
高橋肇(5840)
tadashit@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月~金:7:00~8:00ならびに12:00~12:30

ページの先頭へ