開講年度
開講学部等
2025
大学院医学系研究科(博士後期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火9~10,木11~12
7.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
4151600207
老年生活機能看護学特講
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
森崎 直子
ー
担当教員[ローマ字表記]
森崎 直子, 永田 千鶴 [NAGATA Chizuru]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本科目は,地域医療や看護を担い,専門領域の研究を深めて専門分野の学問の体系化に貢献できる教育研究者を養成することを目的としている。施設や在宅で暮らす高齢者の特性および特性に応じた生活機能向上のための介入方法には未解明な部分が多く,また,高齢者をとりまく家族や地域社会にもさまざまな課題が存在する。本授業では,近年の研究成果から高齢者の身体・精神的特性を探求するとともに,看護職を中心に保健医療福祉専門職との協働や連携も含め,高齢者やその家族の尊厳を守りQOLの維持・向上を目指す介入方法を考究する。授業はオンラインを活用し、主にディスカッションやプレゼンテーションで構成する。
授業の到達目標
1.近年の研究成果から高齢者の身体・精神的特性を探求する。
2.施設や在宅で暮らす高齢者やその家族の課題を探求する。
3.多職種と協働、連携しつつ,高齢者の尊厳を守りQOLの維持・向上を目指す介入方法を探究する。
授業計画
【全体】
高齢者が有する課題について,身体・精神的特性,社会的特性,病態や治療,制度,多職種連携など,さまざまな話題について考究し,現状と課題を明らかにしていく。科学的根拠をもとに思索と検討を重ねることによって,高齢者の尊厳を守りQOLの維持・向上を目指す介入方法を探究する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
高齢者の課題
高齢者が有する課題について、その現状を探求する。興味、関心のある課題を共有する。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
老年・在宅看護学分野にはどのような課題があるのか、文献をもとに探求する。事前学習の目安は4時間以上です。
Web授業
第2回
高齢者のニーズ
高齢者が有する課題の中から関心のあるテーマに関して、個人または社会のニーズと重要性、QOLへの影響を探求する。
ディスカッション・プレゼンテーション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
高齢者が有する課題の中からテーマを絞り、文献をもとに課題の重要性を探求する。事前学習の目安は4時間以上です。
Web授業
第3回
高齢者を対象とした研究の経緯
高齢者が有する課題に関して、明らかとなっていることを明確にする。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマに関して、文献をもとに現状で明らかになっていることをまとめる。事前学習の目安は4時間以上です。
Web授業
第4回
高齢者への介入の現状
高齢者が有する課題に対する介入の現状を明確にする。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマに関する介入の現状を、文献をもとにまとめる。事前学習の目安は4時間以上です。
Web授業
第5回
高齢者への介入効果
高齢者への介入の効果を多方面から明確にする。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマに関する介入の効果を、文献をもとにまとめる。事前学習の目安は4時間以上です。
Web授業
第6回
高齢者への介入の評価
高齢者への介入に関して、効果の不足や未評価な部分、および可能性を探求する。
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマに関する介入効果が明確となっていない部分および更なる効果を期待できる部分をまとめる。事前学習の目安は4時間以上です。
Web授業
第7回
高齢者の未解明な課題
高齢者が有する課題に関して、未解明な部分を明確にする。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマに関して、文献をもとに現状で明らかになっていないことをまとめる。事前学習の目安は4時間以上です。
Web授業
第8回
高齢者の課題の解決方法
ケアマネジメントの一連の過程および地域のインフォーマルな社会資源の活用や,多職種との連携・協働の方法の実態と課題を紹介し,ディスカッションを行う。(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマに関して、複数の解決方法を考案する。事前学習の目安は4時間以上です。
第9回
高齢者の課題の解決に必要な情報
高齢者が有する未解明な課題に向けて、必要な情報を考究する。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマの解決に必要な情報を具体的に抽出する。事前学習の目安は4時間以上です。
第10回
高齢者への介入方法
高齢者が有する未解明な課題の解決に向けて、介入方法を探求する。
ディスカッション
(講師:永田千鶴,森崎直子)
テーマの解決に必要な介入方法を具体的に抽出する。事前学習の目安は4時間以上です。
第11回
高齢者への介入における課題
高齢者が有する未解明な課題に向けた介入における課題を推論する。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマの解決に向けた介入案の実施時に起きうる問題を推測する。事前学習の目安は4時間以上です。
第12回
高齢者研究の実現性
高齢者が有する未解明な課題に向けた介入の実現性を推論する。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
テーマの解決に向けた研究の実行の可能性を検討し、スケジュールを立案する。事前学習の目安は4時間以上です。
第13回
高齢者を対象とした研究の倫理的配慮
高齢者を対象とした研究における倫理的配慮を理解する。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
高齢者を対象とした研究に必要な倫理的配慮を学修する。事前学習の目安は4時間以上です。
第14回
高齢者を対象とした研究の研究倫理審査
高齢者を対象とした研究における研究倫理審査のポイントを学修し、研究計画を洗練する。
ディスカッション・プレゼンテーション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
研究倫理審査書類(研究1)を作成する。事前学習の目安は4時間以上です。
第15回
まとめ
本授業の到達目標への評価を行い、学修内容をまとめる。
ディスカッション
(講師:森崎直子,永田千鶴)
研究計画書(研究1)を加筆、修正し、完成させる。事前学習の目安は4時間以上です。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 50% C: --% D: 15%
成績評価法
授業内のプレゼンテーション20%とレポート80%で評価します。
教科書にかかわる情報
備考
特定の教科書は使用しません。
参考書にかかわる情報
備考
随時,文献を紹介します。特定の参考書は指定しません。
メッセージ
施設や在宅で暮らす高齢者の特性および特性に応じた生活機能向上のための介入方法には未解明な部分が多く,多くの研究課題があります。それらに取り組むことは,社会に大きく貢献することにつながるでしょう。文献レビューを十分に行って授業に参加してください。
キーワード
高齢者,生活機能,QOL,連携
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
老年(・在宅)生活機能看護学演習
履修条件
連絡先
森崎直子,0836-22-2818, @yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日16:00〜17:30
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