タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院医学系研究科(博士後期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金3~4,金11~12   3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
4152601104 病態情報解析学演習[Advanced Clinical Pathology Analysis,Practicum] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
野島 順三[NOJIMA Junzoh]
担当教員[ローマ字表記]
野島 順三 [NOJIMA Junzoh], 奥田 真一 [OKUDA Shinichi], 湯尻 俊昭 [YUJIRI Toshiaki], 西川 潤 [NISHIKAWA Jun], 山本 健 [YAMAMOTO Takeshi], 山本 美佐 [YAMAMOTO Misa], 末永 弘美 [SUENAGA Hiromi]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
当該科目では、臨床医および臨床検査技師として実務経験のある教員のオムニバス講義にて、免疫学・血液学・感染症学・病態生理学および画像診断学に関連する国際論文を検索・抄読し、科学的学術論文のレビューを通して国際論文作成に必要なプロセスを教授する。
授業の到達目標
各教員がその特講項目(一部は演習を含む)について教授する。その理解を深める目的で英語論文の抄読を行う場合がある。各特講を通じて、先端的研究方法、考察など、学術論文の作成に必要な要件を理解することを目標とする。
授業計画
【全体】
オムニバス形式で、7名の教員がそれぞれ、医学・保健学領域の科学的なトピックスを選んで、そこから課題をだし、それに応じてレポートを提出する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 病態情報解析学特論1
野島順三教授
免疫機能の異常,特に自己免疫疾患では,様々な血栓・塞栓性疾患が併発することが知られているが,その発症機序の多くは未だ解明されていない。本講義では,自己免疫性血栓性疾患の鑑別診断法の確立および血栓形成機序・細胞傷害機序の解明に関する研究を概説し,新たな検査技術の開発や病態の発症機序の解明につながる研究を教授する。さらに動脈硬化症などの生活習慣病の病態としての酸化ストレスとその分子機構の解説を行う。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第2回 病態情報解析学特論1
野島順三教授
免疫機能の異常,特に自己免疫疾患では,様々な血栓・塞栓性疾患が併発することが知られているが,その発症機序の多くは未だ解明されていない。本講義では,自己免疫性血栓性疾患の鑑別診断法の確立および血栓形成機序・細胞傷害機序の解明に関する研究を概説し,新たな検査技術の開発や病態の発症機序の解明につながる研究を教授する。さらに動脈硬化症などの生活習慣病の病態としての酸化ストレスとその分子機構の解説を行う。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第3回 病態情報解析学特論3
奥田真一教授
人体の機能の中でも循環系は生命維持には不可欠な臓器である。その調節は自律神経により行われているが,それらの関連をいかにして検査し,解析するか,疾患により破綻した機能の判定への応用を含めて教授する。また,最新の生理学的検査法の循環器疾患診断への応用方法,現状の問題点と利点を教授し,今後の方向性を討論により探索する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第4回 病態情報解析学特論4
奥田真一教授
人体の機能の中でも循環系は生命維持には不可欠な臓器である。その調節は自律神経により行われているが,それらの関連をいかにして検査し,解析するか,疾患により破綻した機能の判定への応用を含めて教授する。また,最新の生理学的検査法の循環器疾患診断への応用方法,現状の問題点と利点を教授し,今後の方向性を討論により探索する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第5回 病態情報解析学特論5
西川潤教授
最先端の画像診断技術について,背景にある医療工学,生体情報について解説し,異常所見発生のメカニズムについて理解できるようにする。症例を用い,画像所見と病理学的な所見の対応などを検討する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第6回 病態情報解析学特論6
西川潤教授
最先端の画像診断技術について,背景にある医療工学,生体情報について解説し,異常所見発生のメカニズムについて理解できるようにする。症例を用い,画像所見と病理学的な所見の対応などを検討する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第7回 病態情報解析学特論7
山本健教授
心不全や不整脈疾患の中にはCa 制御蛋白の遺伝子異常に起因するものが少なくない。これら遺伝子異常が蛋白質にどのような変化をもたらし病的状態へ至るのか,どこまでが解明されているかを解説し,その治療をめざした研究について解説する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第8回 病態情報解析学特論8
山本健教授
心不全や不整脈疾患の中にはCa 制御蛋白の遺伝子異常に起因するものが少なくない。これら遺伝子異常が蛋白質にどのような変化をもたらし病的状態へ至るのか,どこまでが解明されているかを解説し,その治療をめざした研究について解説する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第9回 病態情報解析学特論9
湯尻俊昭教授 
1976 年に白血病診断法として細胞形態に基本をおくFAB 分類が提唱され全世界に普及したが,1997 年に染色体および遺伝子異常検出によるWHO 分類が提唱された。その背景には白血病の病因や治療・予後予測とこれら遺伝子異常とに強い関連性が認められたことが影響している。広く病院検査室で行われている細胞形態検査や細胞表面抗原検査による診断方法および,染色体分染法,FISH 法,PCR 法など各種遺伝子検査法による新たな白血病の病態解析法について,文献等を織り交ぜて教授する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第10回 病態情報解析学特論10
湯尻俊昭教授 
1976 年に白血病診断法として細胞形態に基本をおくFAB 分類が提唱され全世界に普及したが,1997 年に染色体および遺伝子異常検出によるWHO 分類が提唱された。その背景には白血病の病因や治療・予後予測とこれら遺伝子異常とに強い関連性が認められたことが影響している。広く病院検査室で行われている細胞形態検査や細胞表面抗原検査による診断方法および,染色体分染法,FISH 法,PCR 法など各種遺伝子検査法による新たな白血病の病態解析法について,文献等を織り交ぜて教授する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第11回 病態情報解析学特論11
山本美佐准教授
1)近年目覚ましい進歩と発展を遂げる再生医療について,臨床応用に向けた開発に関わる国内外のストーリーを解説するとともに,2)最近のiPS細胞を中心とした増殖・分化メカニズムを詳細に解説し,臨床応用への橋渡し研究の現状と腫瘍化などの課題を教授する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第12回 病態情報解析学特論12
山本美佐准教授
1)近年目覚ましい進歩と発展を遂げる再生医療について,臨床応用に向けた開発に関わる国内外のストーリーを解説するとともに,2)最近のiPS細胞を中心とした増殖・分化メカニズムを詳細に解説し,臨床応用への橋渡し研究の現状と腫瘍化などの課題を教授する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第13回 病態情報解析学特論13
末永弘美講師
高齢化やコロナ禍を背景とした動脈硬化症や精神疾患などの増加は大きな社会問題である。超音波検査法や自律神経機能評価法などの臨床検査法から得られる生体情報を予防医学の観点から解説し、早期診断・早期介入のための新たな指標の探索への導入とする。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第14回 病態情報解析学特論14
末永弘美講師
高齢化やコロナ禍を背景とした動脈硬化症や精神疾患などの増加は大きな社会問題である。超音波検査法や自律神経機能評価法などの臨床検査法から得られる生体情報を予防医学の観点から解説し、早期診断・早期介入のための新たな指標の探索への導入とする。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
第15回 病態情報解析学総括 各研究テーマに関する課題を提出する。 授業計画に沿って、準備学習 2 時間と復習 2 時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: --% D: 10%
成績評価法
課題、研究発表、論文で評価します。
課題 20%、研究発表 40%、論文 40%
教科書にかかわる情報
備考
必要に応じて各教員が指示する。
参考書にかかわる情報
備考
参考資料は適宜指導教員が準備配布する。
メッセージ
関連する研究の国際論文を講読し知識を蓄えること。
キーワード
実務家教員・臨床検査医学研究
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
免疫学・血液学・生理機能学・病態学
履修条件
連絡先
保健学科第一研究棟407号室 野島順三 e-Mail:nojima.j@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
nojima-j@yamaguchi-u.ac.jp メールにて予定を確認後、部屋にいらしてください。
その他、各担当教員にメールにてアポイントを取ってください。

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