タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 未定 講義 6.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
4241010090 溶液反応化学特論 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤原 勇[FUJIWARA Isamu]
担当教員[ローマ字表記]
藤原 勇 [FUJIWARA Isamu], 鈴木 敦子 [SUZUKI Atsuko]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
新しい分析法は日々開発されている。いくつかの関心のあるテーマを設定し、関係する分析化学関連の文献情報を総合的に理解し、まとめてることで、課題を解決する能力を身につける。
授業の到達目標
分析法を理解し高度に発展させるため、溶液内の物質の存在状態を理解し、既存の分析法を熟知するとともに、新しい分析法の原理やその開発の背景を理解する。

知識・理解の観点 新しい分析法についての論文を読み理解できる
思考・判断の観点 複数の情報を総合的にとらえ、研究の新しい方向性を見出す
関心・意欲の観点 分析法がどのように開発され改良されるのかに関心を持ち、主体的に議論に加わることができる
態度の観点 さまざまな分析法の原理を理解しようと、主体的に解決できる能力を身につける
技能・表現の観点 事象にあった的確な分析法を立案できる
授業計画
【全体】
4つのテーマを準備して、それぞれに対して新しい分析法の解説・文献の取得と理解・文献の紹介・討論する
新しい分析法の理解のために、さまざまな角度で論文を理解する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 テーマ1(金属イオン)の分析法の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の原理の紹介 論文調査(4時間)
第2回 テーマ1(金属イオン)の分析法と装置の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の装置の構造、原理の比較から改善点を考察する 論文調査(4時間)
第3回 テーマ1(金属イオン)の化学種の状態と分析結果 測定対象物質の測定値の検証
化学種及び存在状態を含めた考察
論文調査(4時間)
第4回 テーマ2(金属錯体)の分析法の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の原理の紹介 論文調査(4時間)
第5回 テーマ2(金属錯体)の分析法と装置の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の装置の構造、原理の比較から改善点を考察する 論文調査(4時間)
第6回 テーマ2(金属錯体)の化学種の状態と分析結果 測定対象物質の測定値の検証
化学種及び存在状態を含めた考察
論文調査(4時間)
第7回 テーマ3(アニオン種)の分析法の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の原理の紹介 論文調査(4時間)
第8回 テーマ3(アニオン種)の分析法と装置の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の装置の構造、原理の比較から改善点を考察する 論文調査(4時間)
第9回 テーマ3(アニオン種)の化学種の状態と分析結果 測定対象物質の測定値の検証
化学種及び存在状態を含めた考察
論文調査(4時間)
第10回 テーマ4(プローブを用いた)の分析法の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の原理の紹介 論文調査(4時間)
第11回 テーマ4(プローブを用いた)の分析法と装置の比較 測定対象の既存の分析法と最近の分析法の装置の構造、原理の比較から改善点を考察する 論文調査(4時間)
第12回 テーマ4(プローブを用いた)の化学種の状態と分析結果 測定対象物質の測定値の検証
化学種及び存在状態を含めた考察
論文調査(4時間)
第13回 このまでの分析方法の総括 分析方法の誤差について、誤差成分の抽出を行い改善点をまとめる 論文調査(4時間)
第14回 新しい分析法の成果発表会:Aグループ 文献調査により、新しい分析法についてまとめた物を発表する。発表に対してコメントを述べる 発表の準備と発表者へのコメントの作成論文調査(4時間) 人数によるが受講者を半分に分けて行う予定(前半)
第15回 新しい分析法の成果発表会:Bグループ 文献調査により、新しい分析法についてまとめた物を発表する。発表に対してコメントを述べる 発表の準備と発表者へのコメントの作成論文調査(4時間) 人数によるが受講者を半分に分けて行う予定(後半)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 30% D: 30%
成績評価法
レポート 50%、学期末のプレゼンテーション 50%
教科書にかかわる情報
備考
必要に応じて資料を配付する
参考書にかかわる情報
備考
学部で使用した教科書だけでなく、さまざまな専門書がある。
メッセージ
新しい材料や技術の開発とともに新しい分析法は必要とされる。新しい分析法には新しい技術が必要であるとともに、古典的手法による溶液内の物質の存在状態の解明にも目を向けてほしい。
キーワード
分光分析法、質量分析法、電気化学分析法、溶媒抽出法
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
応用分析化学特論
履修条件
化学全般、分析化学に関する知識を必要とする
連絡先
藤原 勇
Tel 083-933-5137
メール:fuji@yamaguchi-u.ac.jp
共通教育(共用A棟:102号室)
オフィスアワー
随時受け付けます。メール等で連絡してください。

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