開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
未定
講義
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
4241010170
身体運動物理学特論
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
坂井 伸之[SAKAI Nobuyuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
坂井 伸之 [SAKAI Nobuyuki], 西井 淳 [NISHII Jun], 栗原 俊之
特定科目区分
対象学生
令和6年度以降入学者対象
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
人間の身体動作を物理学的視点から考える。
効率の良い動きを指導するときに運動学・運動力学的観点を考慮した指導法を考案する。
授業の到達目標
人間の身体動作を運動学・運動力学の観点から考察し、よりよい動き、効率の良い身体動作とは何かを考える。スポーツ競技の上級者や達人などの動きをむやみに模倣したり、あるいは熟練したコーチの経験則による指導を盲信したりするのではなく、効率の良い動作を指導する方法を考案し、選手に指導できるようになる。
授業計画
【全体】
1.身体動作の解析方法や原理を学び、物理学的視点から考察をする。
2.各々が設定した身体動作について、効率性・巧緻性・必然性を研究し、指導法について検討した結果を発表する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
運動学と運動力学
キネマティクスとキネティクスとは?
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第2回
リンクセグメントモデルと動力学
人体モデルの構築とダイナミクスについて学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第3回
力学的仕事、エネルギー、パワー
力学的仕事、エネルギー、パワーについて学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第4回
3次元の運動学
動作解析方法および注意点を学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第5回
順動力学解析
順動力学の計算方法を学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第6回
運動学的筋電図
筋電図の測定原理を学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第7回
バイオメカニクス 人体運動の力学と制御
バイオメカニクスの研究方法をまとめる
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第8回
リサーチ・クエスチョンの選定
リサーチ・クエスチョンを選定する基準を学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第9回
リサーチ・クエスチョンの特定
リサーチ・クエスチョンを特定する手法を学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第10回
パフォーマンス分析における倫理的問題
倫理的問題について学習する
授業内容を復習し、課題についてレポートを作成し提出する。(120分)
第11回
解析方法の選定
個々のテーマについてパフォーマンス分析をする方法を選定する
授業内容を復習し、指導法を作成する(120分)
第12回
課題解決(1)
指導法作成:正しい動作の評価とその指導法の作成
授業内容を復習し、指導法を作成する(120分)
第13回
課題解決(2)
指導法作成:スポーツスキル向上のための方策
授業内容を復習し、指導法を作成する(120分)
第14回
研究発表
参加者の研究発表ならびに指導法の披露、討論
研究発表や指導法について考察し、討論する(計120分)
第15回
研究発表
参加者の研究発表ならびに指導法の披露、討論
研究発表や指導法について考察し、討論する(計120分)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: 20%
成績評価法
受講者は1回(ないし2回)、講義に関するプレゼンテーションをしてもらい、それで評価します。
また、毎週課題を出し、その内容で評価します。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
Research methods for sports performance analysis
ISBN
9780415496230
著者名
Peter O'Donoghue
出版社
Routledge
出版年
2010
教科書
書名
バイオメカニクス : 人体運動の力学と制御
ISBN
9784904613139
著者名
David A. Winter著 ; 長野明紀, 吉岡伸輔訳
出版社
ラウンドフラット
出版年
2011
備考
講義資料は上記書籍を参考にして作成し、適宜配布する。
パワーポイントを用いて講義を行うので、上記の書籍を購入する必要はない。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
バイオメカニクスと動作分析の原理
ISBN
9784931411708
著者名
Iwan W. Griffiths著 ; 川本竜史訳
出版社
ナップ
出版年
2008
参考書
書名
Skill acquisition in sport : research, theory and practice
ISBN
9780815392842
著者名
edited by Nicola J. Hodges and Mark A. Williams
出版社
Routledge
出版年
2019
参考書
書名
表面筋電図
ISBN
9784501325107
著者名
バイオメカニズム学会編 ; 木塚朝博 [ほか] 著
出版社
東京電機大学出版局
出版年
2006
備考
上記書籍以外にも、関連する国内外の研究論文を検索しておくこと。
メッセージ
キーワード
スポーツ、動作解析、バイオメカニクス、運動学、運動力学、コーチング
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
スポーツ物理学特論
履修条件
連絡先
栗原 俊之
居室 :理学部本館334号室
e-mail: t-kurihara@yamaguchi-u.ac.jp
坂井 伸之
居室 :理学部本館201号室
e-mail: nsakai@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
栗原俊之:水曜日 9時~17時
前期4月11日〜8月1日:金曜12:05〜12:55
後期10月2日〜1月29日:木曜12:05〜12:55
それ以外の曜日でも随時受け付ける。ただし、事前にメールにて連絡すること。
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