開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中
集中
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
4261090060
イノベーション特論[Advanced Course in Innovation]
英語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
大島 直樹[OHSHIMA Naoki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
大島 直樹 [OHSHIMA Naoki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
ヨーゼフ・シュンペーター(オーストリア)は、イノベーションを【経済活動の中で生産手段や資源、労働力などをそれまでとは異なる仕方で新結合すること】と定義した(1911年)。一般に「技術革新」や「経営革新」或いは「革新」・「刷新」と訳されているが、必ずしも正しくない。イノベーションは、単なる「革新」・「刷新」ではなく、新しいアイディアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会に大きな変化をもたらす幅広い変革を意味する概念であり、同時に新たな顧客価値を創り出し、市場に送り届けるプロセスである。本講義では、従来のプロダクトや仕組みに新しいアイディアや技術を取り入れて「新たな顧客価値を創造するプロセス」と、創造した新しい価値が社会に伝達される「イノベーションの普及プロセス」について理解を深める。
授業の到達目標
イノベーションの定義を説明できる。
イノベーションのタイプとカテゴリーを説明できる。
イノベーションマトリクス (Incremental, Disruptive, Architectural, Radical) を説明できる。
イノベーションの拡散とビジネスモデルについて説明できる。
ビジネスの拡大とイノベーションのダイナミクスについて説明できる。
本科目を履修することで、企業・社会から期待されているイノベーションを創出できる理工系イノベーション人材としての資質を習得することができる。
授業計画
【全体】
本講義は、オンライン講義形式で開講する。
履修者は、下記の授業計画に沿って、事前学習ならびに振り返りを行うこと。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イノベーションの定義
イノベーションの定義について解説する。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第2回
イノベーションの5つの原則(1)
1.真の顧客ニーズ
2.価値創出
3.イノベーションをリードするチャンピオン
4.イノベーションチームの構築
5.組織の方向づけ
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第3回
イノベーションの5つの原則(2)
1.真の顧客ニーズ
2.価値創出
3.イノベーションをリードするチャンピオン
4.イノベーションチームの構築
5.組織の方向づけ
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第4回
価値創出のツール(1)
1.NABC価値提案
2.イノベーション・プラン
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第5回
価値創出のツール(2)
1.NABC価値提案
2.イノベーション・プラン
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第6回
ケース1
電話の発明と普及(1)
1876年にベルによって発明された電話が、単なる玩具としてしかみられていなかった初期の段階から、やがてアメリカ全土にわたるコミュニケーシヨンをカバーする巨大な産業へと発展していくプロセスを学ぶ。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第7回
ケース1
電話の発明と普及(2)
1876年にベルによって発明された電話が、単なる玩具としてしかみられていなかった初期の段階から、やがてアメリカ全土にわたるコミュニケーシヨンをカバーする巨大な産業へと発展していくプロセスを学ぶ。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第8回
イノベーションの5つの要件(1)
比較優位
適合性
わかりやすさ
試用可能性
可視性
"
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第9回
イノベーションの5つの要件(2)
比較優位
適合性
わかりやすさ
試用可能性
可視性
"
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第10回
イノベーションの普及(1)
イノベーションの拡散理論とは、新しいアイデアや技術が社会になぜ普及したりしなかったりするかや、どのように普及するかを説明しようとする理論である。イノベーションの拡散理論について学習する。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第11回
イノベーションの普及(2)
イノベーションの拡散理論とは、新しいアイデアや技術が社会になぜ普及したりしなかったりするかや、どのように普及するかを説明しようとする理論である。イノベーションの拡散理論について学習する。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第12回
ケース2
パーソナルコンピュータの誕生と進化
パーソナル・コンピュータ(PC) が趣昧のオモチャから一大産業へと進化していったプロセスを学ぶ。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第13回
ケース3
インターネットの勃興
1960 年代から約40年に及ぶ、インターネットの創世から離陸、爆発的成長までの歴史を、その過程に関わった椋々な人々、組織の姿を追いながら描き出す。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第14回
ケース4
IoTとビッグデータ
来たるべきインターネット・オブ・シングスの時代を見据える。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
第15回
プレゼンテーション
本講義を総括すると共に、自身の研究テーマとイノベーションとの結びつきをプレゼンテーションする。
予習:授業の概要に基づいて、関連事項を調べておくこと(目安 4時間)。
復習:オンデマンドを活用して授業を振り返りること(目安 4時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 30% C: --% D: 40%
成績評価法
授業におけるグループワークの成果発表(プレゼンテーション)と最終課題レポートで評価します。
教科書にかかわる情報
備考
本講義では、指定の教科書はありません。
講義資料は、授業ごとに修学支援システムにアップロードします。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
イノベーション5つの原則
ISBN
9784478017487
著者名
カーティス・R・カールソン
出版社
ダイヤモンド社
出版年
2012
参考書
書名
イノベーションの普及
ISBN
4798113336
著者名
エベレット・ロジャーズ
出版社
翔泳社
出版年
2007
参考書
書名
イノベーションのジレンマ
ISBN
4798100234
著者名
クレイトン・クリステンセン
出版社
翔泳社
出版年
2001
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
大島直樹 大学院技術経営研究科(常磐キャンパス)
nohshima@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
毎週 金曜日、午前10時〜12時
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