開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水3~4
7.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
4261090120
科学・技術英語特論S[English for Science and Technology S]
英語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
ROBERTSON ZACHARY THOMAS
ー
担当教員[ローマ字表記]
ROBERTSON ZACHARY THOMAS
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
このコースでは、博士課程の工学系学生を対象に、学術および専門誌への英語による技術論文の執筆方法を指導します。技術論文の基本的なセクション(序論、背景、方法の記述、結果と考察、結論、参考文献)を学ぶだけでなく、他の学生の論文をレビューすることで、批判的・分析的思考能力をさらに向上させます。本コースでは、学術論文の各セクションを順番に取り上げ、学生は学期を通じて例示論文を参考にしながら各セクションを執筆し、最終的に完成稿を提出します。受講生には、現在または過去の研究を基に論文を執筆し、コース修了後に投稿することを推奨しますが、これは必須ではありません。
授業の到達目標
本コースを受講する学生は、以下の目標の達成を目指します。
1)技術論文の基本構成に加え、引用、参考文献、フォーマットに関する規則を理解し、英語での学術論文を完成させる。
2)科学論文で一般的に使用される表現や語彙を習得する。また、自身の研究分野に関連する専門用語に精通し、より流暢に使用できるようになる。
3)他の学生の論文に対してフィードバックを行うことで、批判的・分析的思考力を養う。
4)幅広い工学分野に関する知識を深める。
授業計画
【全体】
本コースは、科学論文の特定のセクションに焦点を当てたユニットに分かれています。第1ユニットでは、序論と背景のセクションを扱い、併せて引用や他の研究の参照方法について学びます。第2ユニットでは、方法と結果のセクションを取り上げ、第3ユニットでは考察と結論に焦点を当てます。授業の最後の数週間では、参考文献の整理やフォーマットについて復習します。
各セクションの学習を始める際、学生はそのセクションの重要な要素を強調した例示論文を用いたオンライン課題を行います。しかも、各ユニットの終わりには、学んだセクションの草稿を提出し、ピアレビューを受けます。この作業は、コース全体の成績において重要な割合を占めます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
コース紹介
授業のルールおよびコース内容・教材の概要
コースの教科書をダウンロードして印刷する。
論文の話題を考え始める。
第2回
UNIT 1: 導入 パート1
トピックの紹介
コースの Moodle 3 サイトで eラーニング課題 1 を 第3週までに 完了する。
第3回
UNIT 1: 導入 パート2
テーマ文(Thesis Statements)
コースの Moodle 3 サイトに記事のテーマ提案を 第4週までに 提出する。
第4回
UNIT 1: 背景 パート1
プロセスの説明
コースの Moodle 3 サイトで eラーニング課題 2 を 第5週までに 完了する。
第5回
UNIT 1: 背景 パート2
フィードバックの提供
コースの Moodle 3 サイトにラフドラフト 1 を 第6週までに 提出する。
第6回
UNIT 2: 方法 パート1
手続きの説明と対象の記述
コースの Moodle 3 サイトで eラーニング課題 3 を 第7週までに 完了する。
ピア評価ワークショップ 1 を開始する。
第7回
UNIT 2: 方法 パート2
操作的な定義
ピア評価ワークショップ 1 を 第8週までに 完了する。
第8回
UNIT 2: 結果 パート1
データの説明
コースの Moodle 3 サイトで eラーニング課題 4 を 第9週までに 完了する。
第9回
UNIT 2: 結果 パート2
統計的考察
コースの Moodle 3 サイトにラフドラフト 2 を 第10週までに 提出する。
第10回
UNIT 3: 考察 パート1
原因と可能性
コースの Moodle 3 サイトで eラーニング課題 5 を 第11週までに 完了する。
ピア評価ワークショップ 2 を開始する。
第11回
UNIT 3: 考察 パート2
影響と予測
ピア評価ワークショップ 2 を 第12週までに 完了する。
第12回
UNIT 3: 結論 パート1
注意点と問題点
コースの Moodle 3 サイトで eラーニング課題 6 を 第13週までに 完了する。
第13回
UNIT 3: 結論 パート2
まとめと今後の研究
コースの Moodle 3 サイトにラフドラフト 3 を 第14週までに 提出する。
第14回
科学的要約
記事の要約の作成
ピア評価ワークショップ 3 を 第15週までに 完了する。
第15回
提出準備
参考文献と書式設定
コースの Moodle 3 サイトに最終ドラフトを 第16週までに 提出する。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 50% B: 20% C: --% D: --%
成績評価法
本コースの成績は以下のように算出されます:
参加 (15%): 授業内アクティビティへの積極的な参加
Eラーニング (15%): 例示論文に基づく7つの課題
草稿 (15%): 各ユニットで扱うセクションの草稿(計3回)
最終稿 (40%): トピック提案、論文本文、参考文献、要旨を含む
ピアアセスメント (15%): 評価パートナーへのフィードバックの質に基づいて採点
教科書にかかわる情報
備考
本コースの教材は、Moodle 3のコースサイトで提供されます。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
授業は英語を母語とする講師によって全て英語で行われるため、受講する際はTOEICスコア600以上を取得していることが推奨されます。
キーワード
English, academic articles, engineering, global, international, writing, composition, career
持続可能な開発目標(SDGs)
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
zachary@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
個別に対応可能です。メールにて担当者にお問い合わせください。
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