開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
未定
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
4261120250
大規模機械システム開発特論[Special Lecture on Massive Product Systems Development]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
古賀 毅[KOGA Tsuyoshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
古賀 毅 [KOGA Tsuyoshi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
自動車に代表される,大規模な機械・ソフト・回路が複合する製品の,開発方法論を学ぶ.製品の構造を記述する世界標準言語を習得することで,多様な工学的技術制約を満足する,モデル駆動型の開発手法を身に付ける.
なお,本講義は自動車会社において新車開発に携わった実務経験を持つ教員が実施する.
授業の到達目標
・機械・ソフト・回路が複合するメカトロ製品のモデリング手法を学ぶ
・SysMLを理解し,使えるようにする
・Modelicaを理解し,使えるようにする
・複合領域の適正化設計と最適化が行えるようになる
・分野を総合し,システム全体で理解する視点を身につける
・AI化に向けた設計支援手法を学び,世界の潮流に即した関心と意欲を喚起することができる
・SysMLを用いた,挙動の仕様を表現できるようになる
・Modelicaを用いた,電気回路・油圧システム・振動伝達などの物理事象モデルを構築できるようになる
授業計画
【全体】
始めにSysMLやModelicaなどといったモデリング言語を学習し,次に習得した言語を用いた演習課題を取り組む.最後に,演習で構築したモデルを発表する.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
複合型製品のモデル駆動型開発マネジメント
複合型製品のモデル駆動型開発マネジメント
について学習する.
複合型製品のモデル駆動型開発マネジメント
に関する予習復習とレポート課題完成(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第2回
エレメカソフト複合製品の設計図SysML
エレメカソフト複合製品の設計図SysML
について学習する.
エレメカソフト複合製品の設計図SysML
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第3回
SysMLを用いた自動車のブレーキシステム,動力制御のモデリング
SysMLを用いた自動車のブレーキシステム,動力制御のモデリング
について学習する.
SysMLを用いた自動車のブレーキシステム,動力制御のモデリング
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第4回
製品機能と構造,製造のモデルM-BOM, E-BOM
製品機能と構造,製造のモデルM-BOM, E-BOM
について学習する.
製品機能と構造,製造のモデルM-BOM, E-BOM
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第5回
ソフトウェアのモデルUMLと状態遷移図,シーケンス図,ユースケース図
ソフトウェアのモデルUMLと状態遷移図,シーケンス図,ユースケース図
について学習する.
ソフトウェアのモデルUMLと状態遷移図,シーケンス図,ユースケース図
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第6回
要求を明確に製品定義に織り込むパラメトリック・ダイアグラム
要求を明確に製品定義に織り込むパラメトリック・ダイアグラム
について学習する.
要求を明確に製品定義に織り込むパラメトリック・ダイアグラム
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第7回
電気回路・油圧システム・振動伝達などの物理事象モデル Modelica
電気回路・油圧システム・振動伝達などの物理事象モデル Modelicaを学ぶ.
電気回路・油圧システム・振動伝達などの物理事象モデル Modelica
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第8回
上流設計支援の重要性と1DCAE
上流設計支援の重要性と1DCAE
について学習する.
上流設計支援の重要性と1DCAE
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第9回
SimulationXを用いた1DCAEによる自動車の熱バラ・マテバラモデリング
SimulationXを用いた1DCAEによる自動車の熱バラ・マテバラモデリング
について学習する.
SimulationXを用いた1DCAEによる自動車の熱バラ・マテバラモデリング
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第10回
エンタープライズ・アーキテクチャのモデリング
エンタープライズ・アーキテクチャのモデリング
について学習する.
エンタープライズ・アーキテクチャのモデリング
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第11回
ビジネスのモデリングと改善のための BPMN, BPEL
ビジネスのモデリングと改善のための BPMN, BPEL
について学習する.
ビジネスのモデリングと改善のための BPMN, BPEL
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第12回
マーケティングと製品開発を繋ぐ要求モデル
マーケティングと製品開発を繋ぐ要求モデル
について学習する.
マーケティングと製品開発を繋ぐ要求モデル
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第13回
複合型製品の開発プロセスマネジメントとDSM
複合型製品の開発プロセスマネジメントとDSM
について学習する.
複合型製品の開発プロセスマネジメントとDSM
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第14回
サプライチェーン・マネジメントとSCORE
サプライチェーン・マネジメントとSCORE
について学習する.
サプライチェーン・マネジメントとSCORE
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第15回
製品ファミリの多拠点同時開発とコンカレント・エンジニアリング
製品ファミリの多拠点同時開発とコンカレント・エンジニアリング
について学習する.
製品ファミリの多拠点同時開発とコンカレント・エンジニアリング
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
第16回
これまでの講義の総括と最終課題
これまでの講義の総括と最終課題
について学習する.
これまでの講義の総括と最終課題
に関する予習復習とレポート課題完成
(学修時間の目安:予習,復習それぞれ2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 30% C: 30% D: 20%
成績評価法
各項目についての理解度を,課題レポートにより総合評価する.出席は欠格条件とする.
出席: 欠格条件
小テスト・授業内レポート: 20%
宿題・授業外レポート: 30%
授業態度・授業への参加度: 欠格条件
受講者の発表(プレゼン): 20%
演習: 20%
教科書にかかわる情報
備考
学術論文を主な参照対象・情報源とする.講義資料およびレポート課題を毎回配布する.
参考書にかかわる情報
備考
学術論文を主な参照対象・情報源とする.
講義では,最新の範囲を扱うため,学術論文と配布資料を中心に進める.
直接用いる書籍ではないが,本分野の情報が良く纏まった参考図書として,以下を挙げる.
Sanford Friedenthal, Alan Moore, Rick Steine: A Practical Guide to SysML
Tim Weilkiens: Systems Engineering with SysML/UML: Modeling, Analysis, Design
メッセージ
最新の開発現場で使える技術を身につけましょう.アナリシスだけでなく,シンセシスの視点を養いましょう.
キーワード
Mechanical Design, Product Development, SysML, Modelica, 1DCAE, BPMN, SCORE, DSM(Design Structure Matrix), MDM(Multi Domain Matrix), DMM(Domain Mapping Matrix)
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
「機械設計論」「機械システム設計工学特論」
履修条件
連絡先
電子メール 古賀:koga アット yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
オフィスアワー(古賀) 毎週水曜日 15:00-17:00
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