開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
未定
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
4261320150
イオン性プラズマ物性特論[Advanced Ionic Plasmas]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
大原 渡[OOHARA Wataru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
大原 渡 [OOHARA Wataru]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
荷電粒子の集団から成るプラズマは,電子と正イオンから構成されるのが通常である.質量が小さく素早く動くことのできる電子の挙動によって,プラズマ物性は概ね決定されている.電子が負イオンに置き換わり,正負イオンのみから構成されるプラズマをイオン性プラズマと呼び,通常のプラズマ物性とは大きく異なる.イオン性プラズマの生成,計測,集団物性について講述する.引き続き,自分の専門とする研究紹介,先端論文の読解およびショートプレゼンテーションを行う.
授業の到達目標
イオン性プラズマの研究に関連する事項を理解して,関連論文を読解する.履修者自身の専門分野の研究プレゼンテーションを行い,幅広い視野を持つことができるようになる.
授業計画
【全体】
博士前期課程の講義「プラズマ理工学特論」,学部の講義「高電圧パルスパワー工学」「プラズマ工学」の発展的内容になっている.これらの講義の復習内容と,イオン性プラズマの生成法やその集団物性について講述する.さらにプラズマに関するディスカッションを行う.
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
講義の目標と進め方,シラバスの説明,成績評価方法
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第2回
物質の励起・電離
電子生成法,励起・電離
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第3回
直流放電
各種直流放電(グロー,アーク,ホロー,PIG,接触電離など)
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第4回
高周波放電
各種高周波放電(ICP,マグネトロン,ヘリコン,ECRなど)
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第5回
プラズマの集団物性(1)
波動の基礎(流体)と各種静電波(プラズマ波,イオン音波,サイクロトロン波など)
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第6回
プラズマの集団物性(2)
各種電磁波(R波,L波,ホイッスラー波など)
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第7回
プラズマトピックス(1)
C60を用いたイオン性プラズマ
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第8回
プラズマトピックス(2)
水素を用いたイオン性プラズマ
講述内容を復習する
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第9回
研究ディスカッション(1)
自身の専門研究テーマについて
プレゼンテーション資料の作成
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第10回
研究ディスカッション(2)
自身の専門研究テーマとプラズマの関わりについて
プレゼンテーション資料の作成
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第11回
研究論文の読解(1)
先端の研究論文の読解とまとめ
論文をあらかじめ読んでおく
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第12回
研究論文の読解(2)
先端の研究論文の読解とまとめ
論文をあらかじめ読んでおく
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第13回
研究論文の読解(3)
先端の研究論文の読解とまとめ
論文をあらかじめ読んでおく
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第14回
論文内容のプレゼン
読解した論文要点をプレゼン
論文内容の要点をまとめてプレゼンできるようにする
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第15回
論文内容のプレゼン
読解した論文要点をプレゼン
論文内容の要点をまとめてプレゼンできるようにする
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 30%
成績評価法
研究ディスカッション50%と研究論文のプレゼン50%によって総合的に評価する.
教科書にかかわる情報
備考
特定の教科書は指定しないが,プラズマ関連の参考書を挙げる.
参考書にかかわる情報
参考書
書名
プラズマ理工学入門
ISBN
4627782314
著者名
高村秀一
出版社
森北出版
出版年
1997
参考書
書名
プラズマの生成と診断 -応用への道-
ISBN
4339007617
著者名
プラズマ・核融合学会 編
出版社
コロナ社
出版年
2004
参考書
書名
プラズマエレクトロニクス
ISBN
4274132102
著者名
菅井秀郎
出版社
オーム社
出版年
2000
備考
メッセージ
キーワード
プラズマ
持続可能な開発目標(SDGs)
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
博士前期課程講義:プラズマ理工学特論
学部講義:高電圧パルスパワー工学,プラズマ工学
履修条件
連絡先
修学支援システムのメッセージで連絡ください.
オフィスアワー
メールはいつでも結構です.適宜返事をします.
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