開講年度
開講学部等
2025
大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
未定
7.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
4262220260
建築材料工学特論[Advanced Building Materials for Doctoral Course]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
李 柱国[RI Chiyukoku]
ー
担当教員[ローマ字表記]
李 柱国 [RI Chiyukoku]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
コンクリートの生産・施工システムの合理化を実現するために、フレッシュコンクリートの性能評価と施工設計技術が不可欠である。また、鉄筋コンクリートの火災安全性の確保および防火・修復は重要である。なお、建築材料の環境性能設計技術および低炭素セメント系材料技術は、持続可能な建設業にとってきわめて重要である。ここで、施工設計を行うためのフレッシュコンクリートのレオロジー的性質の評価試験法、モデルおよび流動シミュレーションの方法を解説し、高温時のコンクリートの熱特性・温度応力・組織変化・力学的性状変化・爆裂と対策、鉄筋コンクリートの火災後の診断・補修方法、建築材料の環境配慮型設計法、低炭素セメント・コンクリート技術などに関して授業する。
授業の到達目標
数値解析によるフレッシュコンクリートの施工設計法、鉄筋コンクリートの耐火性と火災後の診断と補修方法、建築材料の環境性能評価法、低炭素セメント系建材の製造技術の現状などについて理解する。
授業計画
【全体】
フレッシュコンクリートのレオロジーと数値流動シミュレーション方法、鉄筋コンクリートの火害と火災後の診断・補修方法、建築材料の環境性能評価法、低炭素セメント系建材などについて授業する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
概論
コンクリートの合理的な生産・施工システム、建築物の長寿命化の意義、環境配慮型コンクリートについて
文献調査4時間
第2回
フレッシュコンクリート(1)
組成と組織構造モデル
文献調査4時間
第3回
フレッシュコンクリート(2)
レオロジー的性状/影響要因
文献調査4時間
第4回
フレッシュコンクリート(3)
レオロジー的性質の評価試験の現状と問題点
文献調査4時間
第5回
フレッシュコンクリート(4)
レオロジーモデル
文献調査4時間
第6回
フレッシュコンクリート(5)
数値流動シミュレーション技術の現状と問題点
文献調査4時間
第7回
コンクリートの火害
組織変化/力学性能・耐久性の低下/爆裂
文献調査4時間
第8回
火災後のコンクリートの性能回復
強度、弾性係数などの時間に伴う変化
文献調査4時間
第9回
コンクリートと鉄筋の火害診断
鉄筋、コンクリートの高温加熱後の性能、火害診断
文献調査4時間
第10回
火害を受けたコンクリートの補修・補強
補修・補強方法の紹介
レポート作成4時間
第11回
建築材料の環境性能
環境負荷、環境影響評価/環境性能、環境効率の概念
レポート作成4時間
第12回
コンクリートの環境影響・環境性能の評価と評価結果の応用
評価事例、再生材・調合の環境性能評価に基づく選択・設計
レポート作成4時間
第13回
セメント産業の環境負荷
セメント産業のCO2排出量、廃棄物利用状況
レポート作成4時間
第14回
コンクリートの低炭素化(1)
CO2の吸収・固定技術
レポート作成4時間
第15回
コンクリートの低炭素化(2)
ジオポリー(セメント)技術とその実用化
レポート作成4時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 60% C: --% D: 10%
成績評価法
レポート100%
教科書にかかわる情報
備考
使用する資料や文献を指示または配布する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
本科目の履修によって、セメント・コンクリート分野の最先端技術を理解し、環境配慮型・保全型建材の製造について視野が広くなる。
キーワード
コンクリート、レオロジー、流動解析、耐火性、環境性能設計、低炭素建材
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
履修条件
連絡先
内線電話:9731
修学支援システムを通じて電子メールで連絡する。
オフィスアワー
火曜日5、6時限
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