タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院創成科学研究科(博士後期)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 未定    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
4262320220 セラミックス工学特論[Advanced Ceramics Engineering] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤森 宏高[FUJIMORI Hirotaka]
担当教員[ローマ字表記]
藤森 宏高 [FUJIMORI Hirotaka]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
セラミックスはここ数10年間に急速な進歩が起こり、従来の陶磁器とは、ひと味違ったIT(情報技術)および医用分野へ応用が可能な優れた機能を有するものが多数出現してきた。本講義では、まずこれらの材料を概観し、それらの合成方法に関して学ぶ。またこれらの材料設計の指針となる物質のナノレベルでの構造と物性との相関を理解することを目標とし、最近発展のめざましい様々なプローブを用いた材料分析技術とリートベルト法や最大エントロピー法などの解析法についても取り上げる。更には受講生の理解度の応じて、固体の熱力学と状態図などの基礎的な内容も講義する。
授業の到達目標
錯体重合法、融体超急冷法などの手法を含む、セラミックスの合成方法に関して理解する。更には材料設計の指針となる物質のナノレベルでの構造と物性との相関を理解することを目標とし、最近発展のめざましい、X線, 中性子, 放射光, 電子線, レーザーラマンなど様々なプローブを用いた材料分析技術、そしてリートベルト法や最大エントロピー法などの解析法についても理解する。理解度に応じて、固体の熱力学と状態図などの基礎的な内容も理解し、自分自身の研究を考察できるようにする。
授業計画
【全体】
セラミックスの合成方法、材料分析技術の双方を講義する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 本授業の進め方の説明 なし
第2回 授業計画 博士課程の授業のため、専門的な内容となるため、受講生が今まで学んできた内容や、この授業に期待する内容などのヒアリングを行い、マッチングを検討する。 自分自身の学んだこと、研究に関して、話ができるようにまとめておく。
第3回 X線回折・ 中性子回折・ 放射光・ 電子線1 最近発展のめざましい、X線, 中性子, 放射光, 電子線など様々なプローブを用いた材料分析技術を取り上げる。 第2回の授業計画において内容を決定する。
第4回 X線回折・ 中性子回折・ 放射光・ 電子線2 最近発展のめざましい、X線, 中性子, 放射光, 電子線など様々なプローブを用いた材料分析技術を取り上げる。 第2回の授業計画において内容を決定する。
第5回 固体の熱力学と状態図1 ギブスの相律、1成分系の状態図とギブスエネルギーの関係、2成分系状態図の見方、てこの法則、国際温度目盛(ITS90)、超高温 第2回の授業計画において内容を決定する。
第6回 固体の熱力学と状態図2 ギブスエネルギーと化学ポテンシャルの復習、固溶体のギブスエネルギー(理想溶体と正則溶体近似) 第2回の授業計画において内容を決定する。
第7回 固体の熱力学と状態図3 2成分系状態図とギブスエネルギーの関係、準安定平衡状態図(無拡散型相転移、T0線) 第2回の授業計画において内容を決定する。
第8回 相転移1 相、相転移の定義、P. Ehrenfestによる分類、生成相の成長過程による分類[拡散型、無拡散型、スピノーダル分解など] 第2回の授業計画において内容を決定する。
第9回 相転移2 柔粘性結晶と液晶、磁気的相転移、再配列型相転移、変位型相転移[フォノンのソフト化]、秩序-無秩序相転移、ガラス転移 第2回の授業計画において内容を決定する。
第10回 リートベルト法と最大エントロピー法1 リートベルト法や最大エントロピー法の解析法について取り上げる。 第2回の授業計画において内容を決定する。
第11回 リートベルト法と最大エントロピー法2 リートベルト法や最大エントロピー法の解析法について取り上げる。 第2回の授業計画において内容を決定する。
第12回 ラマン散乱1 無機物質分析のためのラマン散乱法の手法を学ぶ。 第2回の授業計画において内容を決定する。
第13回 ラマン散乱2 無機物質分析のためのラマン散乱法の手法を学ぶ。 第2回の授業計画において内容を決定する。
第14回 セラミックスの合成方法1 錯体重合法を、従来の固相反応法と共沈法と対比させて学ぶ。 第2回の授業計画において内容を決定する。
第15回 セラミックスの合成方法2 セラミックスの合成では通常は用いない融体超急冷法(鋳造法)に関して、なぜ通常は用いないのか、またどんな時に有効なのかを学ぶ。 第2回の授業計画において内容を決定する。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト(場合によっては面接試験) 50%、宿題・授業外レポート 50%
教科書にかかわる情報
備考
オリジナルのテキストを配布する。また視聴覚教材も用いる。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
内容は受講生からのリクエストにも応じますので、連絡を下さい。
授業は前期・後期を通じた「通年」で行われますので、「通年」で履修登録をして下さい。
後期のみの開講はしません。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
関連科目
履修条件
連絡先
内線 9672
E-mail: fujimori@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時、研究室へ。

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