タイトル

開講年度 開講学部等
2024 大学院東アジア研究科(後期3年博士)
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
通年(秋) 未定   10.8  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
5033102001 社会動態理解基盤演習[Basic Seminar on Social Dynamics] 英語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
寺地 伸二[TERAJI Shinji]
担当教員[ローマ字表記]
寺地 伸二 [TERAJI Shinji], 有村 貞則 [ARIMURA Sadanori], 小林 友則 [KOBAYASHI Tomonori], 新祖 隆志郎 [SHINSO Takashiro], 石 龍潭 [SEKI Ryutan], 田畑 雄紀 [TABATA Yuki], 平野 哲也 [HIRANO Tetsuya], 渡邉 幹雄 [WATANABE Mikio]
区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
開設科目名(英訳)
Basic Seminar
概要
・博士1年の受講者たちが博士論文に関する研究発表を行ない、教員たちが質疑応答をして助言するワークショップ形式の共同演習である。具体的には、これまで書いた修士論文や研究経過のテーマと概要、博士論文のテーマと章立て、先行研究サーベイ、博士論文に用いるツールの解説(教科書的な説明に終始しないこと)、等である。博論各章の発表やアンケートやインタビューの調査項目でもよいが、これらは2年次のプロジェクトセミナーにおける発表項目となり得るだろう。いずれも最低4回の発表が求められよう。
・もちろん受講生相互の議論も期待する。なお担当教員は基盤セミナーとプロジェクトセミナー相互で入れ替わり、新たな教員が追加されることがある
一般目標
・ 山口大学大学院東アジア研究科では東アジアで活躍する指導的高度専門職業人を養成することを目的としている。以下の基盤的な力を習得してもらいたい。
・東アジア地域を始めとして、地域的特性の理解を深めていくこと。
・研究者として求められる研究行動規範を理解し、研究行動規範に沿って研究をすること。
・研究領域の先行研究サーベイを行ない、学術的意義を関連付けられること。
・博士論文執筆へ向けて独創性を自立的に育むこと。
・以上に伴い研究発表を論理性・首尾一貫性のあるものとして記述・表現すること。
・加えて挙証と根拠づけに関して、適切な資料・手段・方法を用いること。
授業の到達目標
知識・理解の観点
研究領域の先行研究サーベイを行ない、学術的意義を関連付けられること
思考・判断の観点
博士論文執筆へ向けて独創性を自立的に育むこと
関心・意欲の観点
研究テーマに関連した幅広い領域の体系的な理解
態度の観点
研究者として求められる研究行動規範を理解し、研究行動規範に沿って研究をすること
・真剣な発表態度は勿論、他の発表者の発表や教授たちの質疑応答にも真剣に対応すること
技能・表現の観点
研究発表を論理性・首尾一貫性のあるものとして記述・表現すること
挙証と根拠づけに関して、適切な資料・手段・方法を用いること
その他の観点
研究者として求められる研究行動規範を理解し、研究行動規範に沿って研究をすること(再掲)
授業計画
【全体】
・東アジア研究科における博士論文執筆へ向けた共同演習である。関連する全ての学生、教員が基盤演習と割り振って参画することとなっている。
・学生は博士論文に関する研究を発表していく。教科書的な説明を行なうのではなく、これまで書いた修士論文や研究経過のテーマと概要、博士論文のテーマと章立て、先行研究サーベイ、博士論文に用いるツールの解説、等の報告を行なうことが求められる。
・一人計4回以上報告するが、段階を追って進展していくように、スケジュールを考えること。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 博士論文に関する発表 適宜指示する
共同演習に関するガイダンスを実施する予定。必ず参加すること。
予復習 なお便宜上、15回に分けて記載しているが、共同演習であれば、月1回なので、その内容を分けて記載していることになる。
【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第2回 博士論文に関する発表
:修士論文に関する発表
基盤演習であれば、まずは修士論文に関する発表を行なう。
プロジェクト演習であれば、基盤演習で発表してきたことの概要報告となろう。
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第3回 博士論文に関する発表
:博士論文の研究課題テーマの概要・背景
適宜指示する
:博士論文の研究課題テーマの概要・背景を報告する。「課題と方法」の課題の概要となろう。
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第4回 博士論文に関する発表
:博士論文における章立て構想
適宜指示する
:博士論文における各章の章立て構想を発表する
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) ----- 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第5回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表①「課題と方法」の課題
適宜指示する
:例えば、「課題と方法」のうち方法論についてどのようなアプローチをするのか報告する。
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第6回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表②先行研究サーベイ等
適宜指示する
:例えば、先行研究サーベイの発表
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第7回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表③先行研究の問題点の抽出
適宜指示する
:例えば、先行研究サーベイで何が問題なのか、先生方から指摘もあるだろうから、掘り下げて報告する。
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 -----
第8回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表④例)アンケート案
適宜指示する
:例えば、アンケート案
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第9回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表⑤例)アンケート案の修正
適宜指示する
:例えば、アンケート案に関して、問題点が指摘されるだろうから、その修正等。
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第10回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表⑥例)インタビュー案
適宜指示する
:例えば、インタビュー案の報告
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第11回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表⑦例)インタビュー案
適宜指示する
:例えば、インタビュー案の報告等
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第12回 博士論文に関する発表
:博士論文における各章の発表⑧例)インタビュー案の修正・進化
適宜指示する
:例えば、インタビュー案に関して、改善点が指摘されるだろうから、その修正と進化
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第13回 博士論文に関する発表
:学会報告案
適宜指示する
:博士論文に沿えば、「議論」や「結論」に関することもありうるが、共同演習時点ではまだ早いだろう。
:例えば、学会報告案について事前報告する等。
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第14回 博士論文に関する発表
査読論文案
適宜指示する
:例えば、査読論文の報告をする等。但し、学会誌への報告等、レフリーに関わらないような配慮が必要かもしれない。
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) ----- 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
第15回 博士論文に関する発表
総括
適宜指示する
:総括的なコメントを発表者ならびに各先生方からして頂く、
予復習 【中】(授業時間の15%〜50%) 【多】(授業時間の50%超) 【少】(授業時間の15%未満) 【多】(授業時間の50%超) 【あり】 【あり】
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
出席、発表、質疑応答などから総合的に評価。
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- --- --- --- ---
小テスト・授業内レポート --- --- --- --- --- --- --- ---
宿題・授業外レポート --- --- --- --- --- --- --- ---
授業態度・授業への参加度 --- --- --- 欠格条件 ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 --- --- --- --- 100% ---
演習 --- --- --- --- --- --- --- ---
出席 --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
教科書にかかわる情報
備考
博士課程の共同専門演習なので教科書はありません。
参考書にかかわる情報
備考
演習中に随時アドバイスされます。
メッセージ
他人の報告にも関心をもって聞くようにしましょう。受講態度が真剣でなかったり、自分の報告回以外に欠席ないし画面を閉じたままにするようなことが多々見られる場合は単位を認めない場合があります。
キーワード
社会科学全般
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
Project 演習(東アジア研究科)
連絡先
経済学部A206, hamakiyo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日5・6時限目。事前に連絡すること。

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