タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院東アジア研究科(後期3年博士)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 未定 講義 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
5034000002 現代社会心理学特別講義[Special Lectures on Contemporary Social Psychology] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
高橋 征仁[TAKAHASHI Masahito]
担当教員[ローマ字表記]
高橋 征仁 [TAKAHASHI Masahito]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
青年期の現象に関して、社会学者は核家族化や学校化、情報化などの時代変化として説明し、心理学者は子どもから大人に至る発達プロセスの一局面として理解しようとしてきた。しかし両者とも、そうした変化がなぜ普遍的にみられるのかという問いを無視してきた。そこでは、人間の道徳性やコミュニケーション能力が進化の産物であり、特定の神経システムに媒介されているという観点が見落とされてきた。本講義では、こうした進化論的アプローチにもとづいて、青年期研究を刷新していく。
授業の到達目標
・青年期に関する古典的研究を理解する
・既存の青年期研究の問題点を理解する
・進化論的アプローチの特徴と論争状況を理解する
授業計画
【全体】
規範とコミュニケーションをめぐる問題について取り扱う。大まかな流れとしては、道徳的社会化に関する研究が、「内面化モデル」から「構造モデル」を経て、「免疫モデル(進化論的アプローチ)」へと展開していくプロセスについて取り上げる。その中で、最新の論争点や研究知見についても触れていく。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業ガイダンス 授業方法の解説
コミュニケーションをめぐるロマン主義的誤謬 資料講読と授業コメント(学修時間の目安: 4時間)
第2回 メディアの役割 機械論的コミュニケーション論の限界 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第3回 コミュニケーションと規範 講義概略 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第4回 道徳意識研究の貧困 調査研究におけるトリック 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第5回 道徳的社会化論1 フロイトとデュルケーム 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第6回 道徳的社会化論2 ミードとピアジェ 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第7回 道徳的社会化論3 エリクソンとコールバーグ 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第8回 コールバーグ=ギリガン論争1 コールバーグ=ギリガン論争1 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第9回 コールバーグ=ギリガン論争2 コールバーグ=ギリガン論争2 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第10回 類縁化アプローチ1 類縁化アプローチ1 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第11回 類縁化アプローチ2 類縁化アプローチ2 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第12回 道徳意識の3位相1 道徳意識の3位相1 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第13回 道徳意識の3位相2 道徳意識の3位相2 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第14回 免疫系モデルの可能性 免疫系モデルの可能性 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第15回 まとめ まとめ 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: 30%
成績評価法
学期末レポート100%で評価します
教科書にかかわる情報
教科書 書名 社会はなぜ左と右にわかれるのか : 対立を超えるための道徳心理学 ISBN 4314011173
著者名 ジョナサン・ハイト [著] ; 高橋洋訳 出版社 紀伊國屋書店 出版年 2014
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
進化論的アプローチ、コミュニケーション、道徳意識
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
takahasi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日3・4時限

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