開講年度
開講学部等
2025
大学院東アジア研究科(後期3年博士)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
未定
講義
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
5034000011
中国言語接触論特別講義[Special Lectures on Language Contact in China]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
更科 慎一[SARASHINA Shinichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
更科 慎一 [SARASHINA Shinichi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
中国をフィールドとして、異なる言語が接触する際に起こる様々な現象について考察する。
授業の到達目標
中国は多民族多言語の国であるという認識を確立し、これを基礎として、漢語が古来様々な言語と接触しながら発展してきたことを、音韻、文法、語彙、言語政策などの面から理解する。また中国の漢字文明が周囲の諸民族に受容されるにあたって現れた様々な言語文字現象について観察する。
授業計画
【全体】
まず現代中国の諸言語について概観し、ついで漢語と非漢語の接触史について概説する。その基礎の上に、非漢語が漢語の影響を受けている事例と、漢語が非漢語の影響を受けている事例について、研究論文を読みつつ、様々な事例を検討する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
授業の進め方及び参考図書について説明する。
シラバスをよく読んでおくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第2回
中国の諸言語(1)
漢語とその方言について、概況及び研究状況を説明する。
漢語方言の最新の区分について、自分なりにまとめておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第3回
中国の諸言語(2)
中国の少数民族言語の系統について説明すること。
中国の諸言語の系統について、中国少数民族の一覧表と照らし合わせて理解すること。(準備学習2時間、復習2時間)
第4回
漢語と非漢語の接触史(1)
中国における言語接触を裏付ける文献の概説。
前回配布したプリントをよく読んでおくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第5回
漢語と非漢語の接触史(2)
前回からの続き。
前回に同じ。(準備学習2時間、復習2時間)
第6回
漢語と非漢語の接触事例(1):音韻1
音韻体系における中国の諸言語間の相互影響の実例を紹介する。
IPA(国際音声字母)の表を入手すること。(準備学習2時間、復習2時間)
第7回
漢語と非漢語の接触事例(2):音韻2
前回の続き。
前回配布したプリントをよく読み知識を整理すること。(準備学習2時間、復習2時間)
第8回
漢語と非漢語の接触事例(3):文法1
語順や形態論における中国の諸言語間の相互影響の実例を紹介する。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第9回
漢語と非漢語の接触事例(4):文法2
前回の続き。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第10回
漢語と非漢語の接触事例(5):語彙1
漢語に借用された多言語の語彙について考える。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第11回
漢語と非漢語の接触事例(6):語彙2
漢語から他言語に借用された語彙について考える。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第12回
漢語と非漢語の接触事例(7):文化受容1
宗教と言語接触の関係について考える。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第13回
漢語と非漢語の接触事例(8):文化受容2
東アジア世界の諸民族における漢字受容のあり方について考える。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第14回
漢語と非漢語の接触事例(9):文化受容3
前回の続き。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
第15回
漢語と非漢語の接触事例(10):文化受容4
東アジアにおいて漢字を受容しなかった諸民族に対して漢字が与えたインパクトについて考える。
前回までに配布したプリントを整理しておくこと。(準備学習2時間、復習2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: 40%
成績評価法
宿題・授業外レポート60%, 受講者のプレゼン40%。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は用いず、プリントを配布する。
参考書にかかわる情報
備考
授業中に適宜指示する。
メッセージ
特になし
キーワード
特になし
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
特になし
履修条件
連絡先
人文研究棟605室 083-933-5250 または電子メールsarasina☆yamaguchi-u.ac.jp(☆はアットマーク)
オフィスアワー
月曜日 13:50-14:30
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