タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院東アジア研究科(後期3年博士)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 未定 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
5034000020 東アジア社会政策論特別講義[Special Lectures on Social Policy in East Asia] 英語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
濱島 清史[HAMASHIMA Kiyoshi]
担当教員[ローマ字表記]
濱島 清史 [HAMASHIMA Kiyoshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
東アジアにおける社会政策ならびに労働経済論を研究する。
具体的には各自の研究テーマに準ずる。
以下の一般的目標を参考にすること。

教科書として書いたように、テキストとして今年度は、
2024年ノーベル経済学賞受賞者のアセモグル&ロビンソン&ジョンソンの本を使用したい。現在のAI産業の発展が克明に解り、その批判として労働者(階級)の雇用と所得を下げる可能性があり、対抗勢力を形成しなければならないという主張である。日本経済新聞のエコノミストが選ぶ本でも断トツの1位となった書である。この他、アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』『国家の命運』も候補に挙げられる。英語の原書も用いるべきであろう。さらにAmerian Economic Reviewなど超一流誌のAcemogle&Robinson&Johnsonの関連論文も読んでいきたい。
 アセモグルらはアメリカ・エコノメトリカ・ソサエティの皇帝と批判されるし(吉川洋氏言)、新古典派とも称されるが、制度学派であり歴史にも通暁しており、価格が市場によって決まるのは、市場の失敗や情報の非対称性が存在しない場合だけである、というような主張からは市場原理主義は超克しているといってよいだろう。興味・関心を抱かれたし。
授業の到達目標
・山口大学大学院東アジア研究科では東アジアで活躍する指導的高度専門職業人を養成することを目的としている。以下の基盤的な力を習得してもらいたい。
・東アジア地域を始めとして、地域的特性の理解を深めていくこと。
・研究者として求められる研究行動規範を理解し、研究行動規範に沿って研究をすること。
・研究領域の先行研究サーベイを行ない、学術的意義を関連付けられること。
・博士論文執筆へ向けて独創性を自立的に育む力こと。
・以上に伴い研究発表を論理性・首尾一貫性のあるものとして記述・表現すること。
・加えて挙証と根拠づけに関して、適切な資料・手段・方法を用いること。
授業計画
【全体】
・学生は博士論文に関する研究を発表していく。教科書的な説明を行なうのではなく、これまで書いた修士論文や研究経過のテーマと概要、博士論文のテーマと章立て、先行研究サーベイ、博士論文に用いるツールの解説、等の報告を行なうことが求められる。

項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 博士論文に関する発表 適宜指示する 予復習
第2回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば研究課題の選定 予復習
第3回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば研究課題の背景 予復習
第4回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば方法論。 予復習
第5回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば方法論。 予復習
第6回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば先行研究サーベイ。 予復習
第7回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば先行研究サーベイとオリジナリティ。 予復習
第8回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えばインタビュー調査案 予復習
第9回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えばインタビュー調査案の修正 予復習
第10回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えばアンケート調査案 予復習
第11回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えばアンケート調査案の修正 予復習
第12回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば考察案について。 予復習
第13回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば考察案の修正と査読論文 予復習
第14回 博士論文に関する発表 適宜指示する。例えば査読論文の提出 予復習
第15回 総括 適宜指示する。 予復習
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
関連科目輪読、プレゼンテーション、出席、意欲、等、総合評価で100%。最初から点数を決めてしまうと臨機応変に対応し難くなり、総合評価の方が望ましい。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 技術革新と不平等の1000年史 ISBN 9784152102942
著者名 アセモグル&ジョンソン 出版社 早川書房 出版年 2024
備考
2024年ノーベル経済学賞受賞者のアセモグル&ロビンソン&ジョンソンの本を使用したい。現在のAI産業の発展が克明に解り、その批判として労働者(階級)の雇用と所得を下げる可能性があり、抵抗勢力を形成しなければならないという主張である。日本経済新聞のエコノミストが選ぶ本でも断トツの1位となった書である。この他、アセモグル&ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』『国家の命運』も候補に挙げられる。英語の原書も用いるべきであろう。さらにAmerian Economic Reviewなど超一流誌のAcemogle&Robinson&Johnsonの関連論文も読んでいきたい。
参考書にかかわる情報
備考
演習中に随時アドバイスされる。
メッセージ
キーワード
社会科学全般
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
基盤演習・プロジェクト演習 (東アジア研究科)
履修条件
連絡先
経済学部A206, hamakiyo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日5・6時限目。事前に連絡すること。

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