開講年度
開講学部等
2025
大学院東アジア研究科(後期3年博士)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
未定
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
5035000043
応用行動分析学特別講義[Special Lectures on Applied Behavior Analysis]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
松岡 勝彦[MATSUOKA Katsuhiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
松岡 勝彦 [MATSUOKA Katsuhiko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
東アジア研究科HPを参照してください。
この授業では、東アジア地域を含む国における応用行動分析学に基づく理論的または実験的研究に触れる。社会的意義のある目標設定、再現可能な方法の立案と実施、客観的行動データの収集、そのデータに基づいた考察に至るまでの自立的研究能力の基礎を身につけることを目標とする。受講生は、行動アセスメント、指導介入法の実施、効果の検証という一連の流れに基づいた資料作成・プレゼンテーションを行い、応用行動分析研究の基本的な取り組み方について習得する。なお、この授業において取り扱うのは、応用行動分析による研究を原則とするが、可能な限り受講生の研究テーマに沿って授業を行う。
授業の到達目標
まずは、応用行動分析に基づく行動の捉え方をはじめ、応用行動分析の基本的特徴について修得する。次に、行動アセスメント方法、さまざまな指導介入法、効果検証方法等について知ることから始まり、受講生が取り組もうとするプログラムに参加予定のクライエントにとって適切なアセスメント方法、指導介入法、効果検証法を選択することができる自立的研究能力を身につける。そのうえで、得られた知見を他人にも適切に伝えることができる資料作成・プレゼンテーション能力を習得する。
授業計画
【全体】
(1)我が国を含む東アジア地域の応用行動分析学に基づく実験的・実践的研究について先行研究を調査する。
(2)ヒトを含む生活体の行動アセスメント(ABC機能分析、機能的アセスメントを含む)、さまざまな指導介入方法、客観的データ収集、効果の検証方法等について理解する。
(3)ヒトを含む生活体の行動アセスメント、指導介入方法、データ収集、考察という一連の流れについて実践する。
(4)上記(1)~(3)を通して、独創性のある研究成果を生み出せるような自立的研究能力および正確な知識を他人にも適切に伝えることができるプレゼンテーション能力を習得する。
なお、授業の担当形態は単独である。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
授業概要の説明
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第2回
応用行動分析学に基づく研究のあり方の基礎(1)
先行研究の検討
最新の応用行動分析に関する研究論文を調査し、第2回では主に研究の目的および方法について、渉猟咀嚼のうえ、十分に協議を行う。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第3回
応用行動分析学に基づく研究のあり方の基礎(2)
先行研究の検討
最新の応用行動分析に関する研究論文を調査し、第3回では主に結果の記述方法とデータの示し方(グラフの書き方等)について、渉猟咀嚼のうえ、十分に協議を行う。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第4回
応用行動分析学に基づく研究のあり方の基礎(3)
先行研究の検討
最新の応用行動分析に関する研究論文を調査し、第4回では主に考察の記述方法と今後の展望等について、渉猟咀嚼のうえ、十分に協議を行う。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第5回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(1)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第5回では第4回までを踏まえたうえで、先行研究のレビューを行う。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第6回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(2)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第6回では先行研究のレビューの結果、明らかとなった課題について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第7回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(3)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第7回では前回明らかとなった課題を改善するための方法論について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第8回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(4)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第8回では定量的データに関する結果の記述について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第9回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(5)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第9回では第8回で取り扱った以外の結果(例えば、行動的事実等)の記述について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第10回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(6)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第10回では第8回と第9回とで取り扱った以外の結果(例えば、インタビュー結果やエピソードデータ等)の記述について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第11回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(7)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第11回では考察について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第12回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(8)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第12回では今後の課題について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第13回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(9)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第13回では今後の課題を改善するための提案について検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第14回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(10)
受講生の研究テーマに関する実験的または事例的研究について、プレゼンテーションを実施のうえ、進捗状況の確認・協議等を行う。第14回では問題、方法、結果、考察について総合的に検討する。
次回の授業で扱うテーマに関連する資料の調査及び事例等の検討を指示する(4時間程度)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第15回
応用行動分析に基づく実験的または事例的研究の検討(総まとめ)
取り扱った研究の社会的意義等について再検討し、今後の課題について協議する。
総まとめと今後の課題に関する期末レポートまたはプレゼンテーション資料作成(4時間以上)。
タイムスケジュールをあらかじめ提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 30% C: 30% D: 30%
成績評価法
ディスカッション・ディベート25%、フィールドワーク50%、プレゼンテーション25%で評価します。
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
応用行動分析学 行動コンサルテーション 発達障害
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
特別研究
履修条件
連絡先
松岡勝彦
083-933-5437
kmatsu@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日 14:30~16:00
上記以外でもメールで適宜受け付けます。
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